刑事の子 の商品レビュー
最近の宮部作品単行本は厚すぎる(^-^; 読みたいけど職場持ち込み、休憩時間読書には厳しすぎて・・それで、まだ読んでない作品を見つけたんですが・・古い作品の焼き直しみたいですね。推理といより事件物、父親の刑事と父を尊敬する息子が別の流れで殺人事件を追うのですが、登場人物があまりに...
最近の宮部作品単行本は厚すぎる(^-^; 読みたいけど職場持ち込み、休憩時間読書には厳しすぎて・・それで、まだ読んでない作品を見つけたんですが・・古い作品の焼き直しみたいですね。推理といより事件物、父親の刑事と父を尊敬する息子が別の流れで殺人事件を追うのですが、登場人物があまりに単純な性格。この辺りが、元の大人向けを、やや子供向けにした変更かな?ただ事件そのものが子供向けじゃないけど(-_-;) でも、まぁ面白かった部類。ただ、犯人と悪戯の少年は極端過ぎる気もする・・実際はありえるのかなぁ・・
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出版が2013年だし、当時から宮部みゆきの本は読んでいたから知っていても良さそうなんだけど、この話の存在を全く知らなかったなぁ 比較的軽いタッチで描かれているけど内容自体は重い 犯人は屑でどうしようもないけど、探偵役の少年達と大人が常識人で救われる ハナさん探偵役の話が合っても良...
出版が2013年だし、当時から宮部みゆきの本は読んでいたから知っていても良さそうなんだけど、この話の存在を全く知らなかったなぁ 比較的軽いタッチで描かれているけど内容自体は重い 犯人は屑でどうしようもないけど、探偵役の少年達と大人が常識人で救われる ハナさん探偵役の話が合っても良さそうだけどね
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主人公の、親子のやり取りや、家政婦ハナさんのやり取りはほっこりしているものの、犯人や、主人公の同級生(勉強は出来る子)の想像力のなさに震える。でも、こういう子、増えてるよなぁ。 両親が離婚したことについてハナさんが語るところ、とても良かった。私は何で武装してるんだろう?
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宮部さんの初期作品。 ゆえに時代背景に古さを感じざるを得ないが、お話としてはやはりよくできています。 最近の長編宮部作品に比べ、ページ数が少ない分、導入までも短いため読みやすい。 他者を傷つけることに罪悪感を感じない、理解しがたい人種。こういう人々を描くのが本当に宮部さんは得...
宮部さんの初期作品。 ゆえに時代背景に古さを感じざるを得ないが、お話としてはやはりよくできています。 最近の長編宮部作品に比べ、ページ数が少ない分、導入までも短いため読みやすい。 他者を傷つけることに罪悪感を感じない、理解しがたい人種。こういう人々を描くのが本当に宮部さんは得意だな。
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中学生の男の子が刑事顔負けの推理と行動で事件を解決するという設定だが。。。やはり、ちょっと無理があるのではないかと思う。賢い中学生は多々いるけど、あまりリアリティがない。警察がなかなか真相にたどり着けないのに、いくら刑事の息子とはいえ、まずではないか?という疑問もあるが・・・・。 内容的にはよくできていると思う。やはり、根底には少年法による未成年の犯罪の問題が見え隠れするのは意図的だと思うが、それをどうこうしようという感じではないのはちょっとテーマ薄かもしれない。もう少し突っ込んだ内容が欲しいところだ。
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宮部みゆきの社会派ミステリの傑作の1つ。 時はバブル期、下町の再開発のまっただ中。平穏な町で、突如としてバラバラ遺体の一部が発見される。刑事の子である順は、自宅に届いた、犯人を名指しする手紙を見つけ、名指しされた犯人に接触する…。 宮部みゆきの早期のものであり、現在の宮部みゆ...
宮部みゆきの社会派ミステリの傑作の1つ。 時はバブル期、下町の再開発のまっただ中。平穏な町で、突如としてバラバラ遺体の一部が発見される。刑事の子である順は、自宅に届いた、犯人を名指しする手紙を見つけ、名指しされた犯人に接触する…。 宮部みゆきの早期のものであり、現在の宮部みゆきの作品のように個人個人に関する情報がくどくはない。しかし、描かれる犯人像がその当時の時代背景に沿うようなもので、社会への問題提起をしている点は現在の作品と全く変わりがない。むしろとりあげている「少年法」という、現在でもホットなトピックの描き方が非常に共感できた。 自分の仕事に引き付けて考えると、やはり「想像力」の欠如が犯罪の根幹にはあると改めて考えさせられた。彼らの「想像力」をどう育てていけばよいのか、というテーマが、再犯の防止に重要なファクターなのだと思う。現代の子ども、ひいては子どもを育てる親世代も、この作品を読み、「想像力」を醸成する端緒としてほしい、と感じた。
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時はバブル。 あの煌びやかな泡沫の時はまた来るのだろうか? 歴史を見れば、また来る、のかもしれないが、それがいいかどうかは甚だ疑問である。 さて、舞台は下町。 今は高層マンションが立ち並ぶ地区で、ある事件が起きる。 バラバラ死体が発見されたのだ。 しかもその被害者は一人ではない...
時はバブル。 あの煌びやかな泡沫の時はまた来るのだろうか? 歴史を見れば、また来る、のかもしれないが、それがいいかどうかは甚だ疑問である。 さて、舞台は下町。 今は高層マンションが立ち並ぶ地区で、ある事件が起きる。 バラバラ死体が発見されたのだ。 しかもその被害者は一人ではない。 腐敗も進んでいる。 この人たちはなぜ殺されたのか? なぜバラバラにされたのか? 犯人は何者なのか? 一方、怪しげな噂のたった家がある。 刑事の子である主人公、八木沢順は果敢にもその家に乗り込んでいく。 順の運命やいかに?! 脇を固める魅力的な登場人物のうち、家政婦のハナが私は大好きだ。 人は誰でも武装する。それをどう武装するかによって歩く場所も変わってくる。 ハナの言葉である。 両親の離婚、母親の再婚という事実を受け止めきれない順に優しく話すハナの言葉が、心を溶かす。 武という字は矛を止めるという意味だ。 その通りの強さをハナは持っている。 不愉快なのが毅。 自分は何をやってもいいと思っている、この子供!! 頭にくるが、そう育てたのは誰だ? 親だけの責任ではない。 親の立場から見れば、こうは育てまいとも思うし、子の立場から見てもこんな奴とは関わりたくないと思う。 親子の関係が事件の鍵。 ハナのように、自分を認め、理解してくれる人が全ての親子にいてほしい、そう願わずにはいられない。
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宮部みゆきさんは、本題に入るまでが長くってそこまで耐えられるかが勝負と自分なりに思っていて。 今回は最初からぐいぐい押しまくりだった。最後までスピードは落ちず一気に加速して終了。 凄惨な事件の裏に隠された秘密。そこは意表を突く展開で読み通せなかったなぁ。あちこちに伏線を張っていた...
宮部みゆきさんは、本題に入るまでが長くってそこまで耐えられるかが勝負と自分なりに思っていて。 今回は最初からぐいぐい押しまくりだった。最後までスピードは落ちず一気に加速して終了。 凄惨な事件の裏に隠された秘密。そこは意表を突く展開で読み通せなかったなぁ。あちこちに伏線を張っていたようだけど。再読しても面白そう。違った読み方出来るかもなぁ。
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昭和の最後頃なんだろうか、時代は。今現在はいったいどうなってしまっているのか解らない。もう何もわからない。
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宮部みゆきの初期の長編である「東京下町殺人暮色」 の改題で、中身は同じ。「東京下町…」は6-7年前に読んでいるので再読となるが、内容はほとんど忘れていたので新鮮だった。 主人公が、作中で、刑事の子、と呼ばれることが何度かあるための題だと思うが、改題は紛らわしい。 刑事の息子の順...
宮部みゆきの初期の長編である「東京下町殺人暮色」 の改題で、中身は同じ。「東京下町…」は6-7年前に読んでいるので再読となるが、内容はほとんど忘れていたので新鮮だった。 主人公が、作中で、刑事の子、と呼ばれることが何度かあるための題だと思うが、改題は紛らわしい。 刑事の息子の順とその友達、父の刑事と同僚、家政婦、怪しい画家とそのマネジメント、が絡み、捜査が進む。犯人やその動機がわからない中、終盤に小気味よく展開して、最後に。。。 宮部作品らしく、入り込んで楽しめた作品。
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