ちいさいおうちうみへいく の商品レビュー
冒険大好き、海にあこがれている家のお話。アイルランドの作家、絵は日本の方。 ストーリー、絵の細かい部分(ネコや鳥、町の人も良いのですが、なんといっても主人公の家くん!)、表紙絵、と3度楽しめます。 窓枠が目の様になって表情が出るところや、自慢の足(?)、住人の男の子が可愛い!...
冒険大好き、海にあこがれている家のお話。アイルランドの作家、絵は日本の方。 ストーリー、絵の細かい部分(ネコや鳥、町の人も良いのですが、なんといっても主人公の家くん!)、表紙絵、と3度楽しめます。 窓枠が目の様になって表情が出るところや、自慢の足(?)、住人の男の子が可愛い! 男の子と一緒に段々と(人間よりは遅いスピードですが)成長していくところが少し寂しいような、海外っぽさを感じます。
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赤い屋根の小さなおうち。 このおうちはとっても不思議。 色んな所に行けるんだ。 でも、じっくりとするラストが待っている。
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- ネタバレ
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おかのてっぺんにある町の通りのまんなかにたっている小さいおうちは、木でできていて四本のふとくてみじかい柱の上にのっていました。 あるときどろぼうねこをこらしめようとして柱の足がうごくことに気がつきました。しばらくは夜町の中をうごくことでまんぞくしていましたが、そのうちどうしても海に行きたくなりました。 夜通し歩いて海までゆくと、ちょうどよいかこいのある小さな草地を見つけそのなかでしっかりたちどまります。小さいおうちは海べの町でいちばんきれいなうちになって大満足。おうちにすんでいる父さんや母さんやジョンがいくらたのんでもおかのうえの町まで帰ってくれません。父さんのしごとはくつを直すこと、海べの町では仕事がありません。とうとう夏がおわり秋が来て、あらしのきせつになりました。小さなおうちはぺんきがはげてみすぼらしくなってきてがまんができなくなりおかのうえの町まで帰ることにしました。 さて、春になると小さいおうちはそわそわしますが家の人たちのことを考えてがまんをしています。けれどもうちの人たちが夏は海ベですごしたいと考えていることを知って、それからは夏のひと月だけ海ベへゆき、あとの月はどこへもいかずしっかりとにわに立ちつづけました。 絵本のように毎ページにカラーの絵がついている。家は多少擬人化されているがおおむね写実的なすっきりとした水彩画。文字は縦組み。文章は吟味されており無駄がない。小さいおうちが少しわがままかなと思うが、最後には家の人の気持ちも考えられるようになる。 海ベの土地は勝手に使ってもよいのか?空き地になった町の土地はほったらかしか?家が一晩で歩いてこれる距離なら父さんは職場へ通えるのではないか?というところが気になるが許容範囲か。
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バートンのちいさいおうちを彷彿させるので、気になって読んでみました。おうちのキャラクターがすごく愛らしくて、楽しめるお話でした。5歳の娘が自分で読むにはちょっと長いけれど、気に入った様子。
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街のビルの中にぽつんと立つ赤い屋根の小さな家。靴なおしの一家が住んでいます。ある晩、小さな家は散歩に行きます。夜の間、街を歩いてまわります。一家の小さな息子は、こっそり起きていて、いっしょに窓から動く風景を楽しみます。ある晩、小さな家は、海辺の町まで歩いて行ってしまいます。 バ...
街のビルの中にぽつんと立つ赤い屋根の小さな家。靴なおしの一家が住んでいます。ある晩、小さな家は散歩に行きます。夜の間、街を歩いてまわります。一家の小さな息子は、こっそり起きていて、いっしょに窓から動く風景を楽しみます。ある晩、小さな家は、海辺の町まで歩いて行ってしまいます。 バートンの「ちいさいおうち」のような家の冒険。楽しい絵童話です。
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