合本 挨拶はたいへんだ の商品レビュー
著者は芥川賞受賞者の小説家。 数あるスピーチを請け負ったなかで、そのスピーチ内容、およびそういう背景に至った前書きをかく。実例はともかくとして、巻末の井上ひさしとの対談で ・スピーチするときには、自分が、なぜ、どういう立場で、どういう資格で、どういうところでスピーチをしているのか...
著者は芥川賞受賞者の小説家。 数あるスピーチを請け負ったなかで、そのスピーチ内容、およびそういう背景に至った前書きをかく。実例はともかくとして、巻末の井上ひさしとの対談で ・スピーチするときには、自分が、なぜ、どういう立場で、どういう資格で、どういうところでスピーチをしているのかというのを、ほんとに短くぱっと言うのは何よりも大事だ。 ・エピソード・ゴシップは挨拶の黄金律。 この二つは挨拶の肝だと述べるが、非常に的を得ていると個人的には思う。祝賀会などの場で偉い役人や偉い企業人の挨拶を聞かされては、冗長的な話にうんざりしたことが何度もあるが、その理由はこれだったのかと目から鱗が落ちる思いをした。
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図書館本。挨拶やスピーチが上達するための下地として、普段の会話を面白くする努力をしたほうが良い。さもないと、発想がどんどん貧弱になってしまう。その通りだと思いました。あと丸谷さんを見習って、必ず事前にスピーチ原稿なり、大まかでも話す内容を考えてから挨拶しようと思いました。勉強にな...
図書館本。挨拶やスピーチが上達するための下地として、普段の会話を面白くする努力をしたほうが良い。さもないと、発想がどんどん貧弱になってしまう。その通りだと思いました。あと丸谷さんを見習って、必ず事前にスピーチ原稿なり、大まかでも話す内容を考えてから挨拶しようと思いました。勉強になりました。
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どんなときも、事前に挨拶文を用意されるという、丸谷才一さん。素晴らしい挨拶の数々。祝福される方々の、人生の要約等も見え隠れ。もう、丸谷さんの、素晴らしい挨拶が、聞けないこと(読めないこと)が、とても残念であります。
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