ちょっとそばでも の商品レビュー
市井の立ち食いそばライターによる立ち食いそばの歴史と名店ガイド集。 既に閉店してしまった店も一部見られるが、東京の名店を巡るには最適。丼の中に潜むミクロコスモスを巡って、私は今日も”東京”というマクロコスモスを徘徊する。
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坂崎仁紀(よしのり)さんの「ちょっとそばでも」(2013.9)、東京近郊の100店が紹介されています。「しみじみとうまい味」「平和な世の中でこそ得られるささやかな幸福」でしょうか(^-^) そばの写真はないけど、とても丁寧な説明で、著者の人柄が偲ばれます。説明の終わりに、店の正面...
坂崎仁紀(よしのり)さんの「ちょっとそばでも」(2013.9)、東京近郊の100店が紹介されています。「しみじみとうまい味」「平和な世の中でこそ得られるささやかな幸福」でしょうか(^-^) そばの写真はないけど、とても丁寧な説明で、著者の人柄が偲ばれます。説明の終わりに、店の正面写真、地図、営業時間、休店日、メニューがコンパクトにまとめられています。結構、有名な店ばかりかなと思います。中野駅前のシンボルと言われてる「かさい」、寄ってみたいですw。チェーン系が増えてますが、個人経営店ずっと続いて欲しいですね
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前半の大衆そばの歴史が参考文献もうちょっとほしい。最後の参考資料と足だけじゃないんじゃないかなあ。ほんとによく集めたなあと。最後にはサイト集もある。そうだよねえ。確かに必要。そば文学はいかにもこの時代この世代で楽しい。
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駅ナカ、駅前、立ち食い、チェーン店などの蕎麦店群をこよなく愛し、選りすぐりの旨い店・こだわりの隠れたサービス・営業的な厳しさなどを紹介してくれている貴重な1冊。 自分は独身時代(20年以上前)に、ガイドブックを起点に旨い蕎麦屋を巡り歩いたが、立ち食いはそもそも眼中に置いていなかっ...
駅ナカ、駅前、立ち食い、チェーン店などの蕎麦店群をこよなく愛し、選りすぐりの旨い店・こだわりの隠れたサービス・営業的な厳しさなどを紹介してくれている貴重な1冊。 自分は独身時代(20年以上前)に、ガイドブックを起点に旨い蕎麦屋を巡り歩いたが、立ち食いはそもそも眼中に置いていなかった...。 同じ蕎麦とは言っても別物(どちらが良い悪いではなく)と思い込んでいたが、中途半端な名店よりも旨い立ち食い蕎麦とかあると聞いて驚き!(まあしかし、数は少ないが) とにかくも好物の蕎麦を気軽に・ちょっと粋に楽しむべきだなあ、と、改めて思わされた1冊だった。 筆者と出版社・企画者に感謝!
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坂崎仁紀著 ちょっとそばでも 読了。所謂路面店と呼ばれている「大衆そば、立ち食いそば」の魅力や奥深さについて、ここまでまとまって紹介してくれている一冊は中々ないと思うのであります!! 第1章「庶民の味方、その誕生と変遷」では「大衆そば、立ち食いそば」のルーツと歴史について、数々...
坂崎仁紀著 ちょっとそばでも 読了。所謂路面店と呼ばれている「大衆そば、立ち食いそば」の魅力や奥深さについて、ここまでまとまって紹介してくれている一冊は中々ないと思うのであります!! 第1章「庶民の味方、その誕生と変遷」では「大衆そば、立ち食いそば」のルーツと歴史について、数々の文献を参照しながらまとめた力作。よくぞここまで調べたよなあ。我輩のこよなく愛する「小諸そば」についても、以下のように記述されている。 「そんな中登場したのが、生麺を使用し茹でたてのそばを提供する立ち食いそば屋であった。その代表が、昭和49年に京橋で開業した「小諸そば」である。「小諸そば」の登場は大衆そば業界に衝撃を持って迎えられ、オフィスワーカーを中心に、立ち食いそばのファンを一気に増やしたといわれている」(本著より抜粋) 「小諸そば」って黄金の昭和の時代からリーマン達の胃袋を満たし続けてきたんですね!! 第2章「大衆・立ち食い考現学」では「大衆そば屋・立ち食いそば屋の系統別分類」として12のカテゴリーへの分類を試みたり、「立ち食いデビューのための8か条」「うまい店探しと上手な活用法」などの食べ歩きに役立つ情報を学術的に提供してくれていて、大変参考になる。そして、本著の大半を占める「第3章早い、うまい、毎日食べたい62店」「第4章メニュー・製法にこだわりを持つ32店」「第5章大衆そばを超える6店」では東京近郊の魅惑の大衆そば屋全100店舗が紹介されているのであります!!! さあ!「ちょっとそばでも」を握りしめて魅惑の大衆そば・立ち食いそばの食べ歩きの世界へと、街に繰り出すとしますか!!!! 【Dance1988の日記】 http://d.hatena.ne.jp/Dance1988/20140516
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2014年の1冊目。大好きな平松洋子さんが書評で本書について「清貧」という言葉を使っていたかと思う。やや大げさな感じもするが、穏やかでいい意味で淡々とした書きぶり。
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