仏像の顔 の商品レビュー
仏像の歴史・移り変わりを、とくに仏像の顔に焦点をあてて解説。 基本的なところから説明があるので、初心者にもわかりやすい。参考になるのが小さい白黒写真のみなので、ある程度有名な仏像については知っているほうがいいかも。
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帯にもある「仏像は民族の顔を反映?」という部分に興味を引かれて読んだもの。インド(ガンダーラ・マトゥラー)から中国(雲岡とか石仏など中心)にさらっと触れただけで日本に行ってしまいました。西域も朝鮮も東南アジアもスルー。実質「日本の仏像の顔」ですね。残念。 あと説明がちとわかりにく...
帯にもある「仏像は民族の顔を反映?」という部分に興味を引かれて読んだもの。インド(ガンダーラ・マトゥラー)から中国(雲岡とか石仏など中心)にさらっと触れただけで日本に行ってしまいました。西域も朝鮮も東南アジアもスルー。実質「日本の仏像の顔」ですね。残念。 あと説明がちとわかりにくい。多分スライドを多用しての講義形式であればわかりやすいのでしょうが、新書版であまり写りの良くない白黒写真が若干だとちょっと辛い。ある程度仏像の形式などに知識のある人が飛鳥から鎌倉までの仏像の変遷の概略をおさらいするのにはいいのかもしれません。
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帯に書いてあった「『良いお顔』って、何?」のフレーズに惹かれて購入。 たしかにその通りで、飛鳥時代から鎌倉時代までの様々な仏像を通して、仏像の種類や顔・造形の特徴や変化を解説する内容。 寺や博物館で著者からレクチャーを受けているかのような文章で、これを片手に実物を見るとより理解...
帯に書いてあった「『良いお顔』って、何?」のフレーズに惹かれて購入。 たしかにその通りで、飛鳥時代から鎌倉時代までの様々な仏像を通して、仏像の種類や顔・造形の特徴や変化を解説する内容。 寺や博物館で著者からレクチャーを受けているかのような文章で、これを片手に実物を見るとより理解が進むと思う。仏像を見る際のインデックスとして手元に置いておきたい。
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顔に特化した仏像の歴史。ガンダーラや中国の仏像にも目配りをしながら、仏教伝来から鎌倉時代に至るまでの日本の仏像姿をたどっていく。目の形や顔の輪郭、あるいは表情筋の動きなどに注目して仏像を見ると言う楽しみ方を教えてもらった。必要以上に持論を述べることもなく、淡々と話を進めていく様に...
顔に特化した仏像の歴史。ガンダーラや中国の仏像にも目配りをしながら、仏教伝来から鎌倉時代に至るまでの日本の仏像姿をたどっていく。目の形や顔の輪郭、あるいは表情筋の動きなどに注目して仏像を見ると言う楽しみ方を教えてもらった。必要以上に持論を述べることもなく、淡々と話を進めていく様に尊敬の念を抱いた。
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初心者向けの分かりやすい仏像解説本です。仏像のパーツの中でも「顔」は一番目につく部分ですし、入り口にするには最適です。でも、仏像好きの私にはほとんど知っている内容ばかりで物足りませんでした。書いてあることも当たり障りのない一般論が多く、著者の好みや持論はほとんどありません。安心し...
初心者向けの分かりやすい仏像解説本です。仏像のパーツの中でも「顔」は一番目につく部分ですし、入り口にするには最適です。でも、仏像好きの私にはほとんど知っている内容ばかりで物足りませんでした。書いてあることも当たり障りのない一般論が多く、著者の好みや持論はほとんどありません。安心して読めるけれど、退屈に感じてしまいました。たまにこういう本を読むと、愛読する白洲正子氏の随筆がいかに仏像に対する偏愛にあふれているのかが再認識されますね。
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お顔から仏像を考える。 お顔を超えて仏像は単に彫刻ではなくて、仏様だと気付かされる。 しかし、さすがに仏像の長い歴史を一冊の新書で語り尽くすことは出来ないわけで、続編があればなあ、と思っている。
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日本における各時代の仏像のお顔について、自然科学的な「顔」に関する知見をも加味しながら、様々に分析する好著。
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≪目次≫ 序章 仏像の顔、ひとの顔 第1章 仏像の誕生―インドと中国 第2章 飛鳥時代の仏像―杏仁型の眼・古拙の微笑 第3章 白鳳時代の仏像―あどけない顔・おおらかな顔 第4章 天平時代の仏像―国家仏教と威厳 第5章 平安時代前期の仏像―個性的な顔 第6章 平安時...
≪目次≫ 序章 仏像の顔、ひとの顔 第1章 仏像の誕生―インドと中国 第2章 飛鳥時代の仏像―杏仁型の眼・古拙の微笑 第3章 白鳳時代の仏像―あどけない顔・おおらかな顔 第4章 天平時代の仏像―国家仏教と威厳 第5章 平安時代前期の仏像―個性的な顔 第6章 平安時代後期の仏像―尊容満月の如し 第7章 鎌倉時代の仏像―力強さと写実 第8章 仏像の「仏」たるゆえん―開眼供養と白毫相 ≪内容≫ 日本仏像史を仏像の「顔」に注目したもの。従来の解釈を新しくしたものではないが、わかりやすい文章で理解しやすかった。
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「顔」というテーマですが、仏像そのものの基本がわかるようになっている。 像というのは、そもそもが顔形でしょうし、何かそこからふつふつと伝わってくる何かを求めて作ったり、拝んだりするのでしょうから、仏像のそもそもは「顔つき」なのかもしれませんね。 ちょっとした仏像ミニ知識が身につい...
「顔」というテーマですが、仏像そのものの基本がわかるようになっている。 像というのは、そもそもが顔形でしょうし、何かそこからふつふつと伝わってくる何かを求めて作ったり、拝んだりするのでしょうから、仏像のそもそもは「顔つき」なのかもしれませんね。 ちょっとした仏像ミニ知識が身について、物知りになった気持ちにさせてくれます。 気軽に読めて、おもしろかった。
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