ウルヴァリン:エネミー・オブ・ステイト の商品レビュー
かつての知人から助けを求められ、日本に向かったウルヴァリン。だが、それは悪の組織ハンドが仕掛けた巧妙な罠だった……。1か月後、重傷を負った状態でシールドに保護されたウルヴァリンは、殺戮と破壊を繰り返しながら米国の機密情報を奪い、逃走してしまう。国家を重大な危機に陥らせたウルヴァリ...
かつての知人から助けを求められ、日本に向かったウルヴァリン。だが、それは悪の組織ハンドが仕掛けた巧妙な罠だった……。1か月後、重傷を負った状態でシールドに保護されたウルヴァリンは、殺戮と破壊を繰り返しながら米国の機密情報を奪い、逃走してしまう。国家を重大な危機に陥らせたウルヴァリンは、さらにファンタスティック・フォーやデアデビルら仲間だったはずのヒーローたちを次々と襲撃していく。ウルヴァリンの身に起きた事件の真相は? そして“合衆国の敵"となった彼の行く手に待つ運命とは!? アメコミ界の風雲児マーク・ミラーがウルヴァリンを主人公にしているだけに、重傷をおったウルヴァリンがハンドとヒドラ党に捕らわれ洗脳されてある計画のためにキャプテン・アメリカなどのスーパーヒーローを襲撃していくストーリーを、ウルヴァリン対エレクトラ、ウルヴァリン対ファンタスティック・フォー、ウルヴァリン対デアデビルなどのスーパーヒーロー同士のバトル満載で描いていて、ストラッカーを追い落としてヒドラ党を乗っ取ろうとするミュータント・ゴーゴンの暗躍も絡んで予想を裏切る展開の連続で、クライマックスのウルヴァリンやエレクトラたちヒーローチームとヒドラ党の壮絶なバトルは「アルティメッツ2」のニューヨーク決戦と同じくらいの興奮を約束します。
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操られているウルヴァリン。 死んで蘇らされたということで、イメージ的にはゾンビかな。 でも、ゾンビというには活き活きしています。そして、操られている割には、作戦を気にしたり、なかなか細かい思考も出来ます。 意識も、ちょっとある。 そして、人が死にまくり。 アメコミって、こんなにバンバン人死んだっけ? まあ、ローガンの場合、爪が武器という時点で、かなりヤバイめですが、それでも、もうちょっと微妙な隠された表現だったと思うのですが。 そういえば、わたしの知っているローガンは、アマダンチウムを剥ぎ取られていたのですが、あれは、いつぐらいの話なんだろう。 アレ読んだのは、だいぶん前なので、また、アマダンチウムを移植されたのかなぁ。 そのあたり、アメコミ、モヤモヤするわぁ。 うーん。この生前の能力を持ったままで操るというのは、けっこうヤバイ。 多分、エグゼビア1人を捕まえて操れば、世界征服が出来ちゃう気がします。 そして、アメリカ、超人多すぎだ。アメリカだけで4700人。 こりゃ、確かに規制せなあかんなぁと思わせる事件で、後のシビルウォーの動きは、必然だったのだと思わせます。 でも、この話って、まだMデイの前だよなぁ。
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「―合衆国の敵―その名はウルヴァリン!!」やら、「ヒーローたちを次々と襲撃するウルヴァリン―。」と不穏を煽りまくりの帯文から想像される以上に大規模な戦いが描かれる作品。ウルヴァリンがらみでX-MENは当然のこと、様々なヒーローとの哀しい戦いに、SHIELD・ヒドラ・ハンドと大規模...
「―合衆国の敵―その名はウルヴァリン!!」やら、「ヒーローたちを次々と襲撃するウルヴァリン―。」と不穏を煽りまくりの帯文から想像される以上に大規模な戦いが描かれる作品。ウルヴァリンがらみでX-MENは当然のこと、様々なヒーローとの哀しい戦いに、SHIELD・ヒドラ・ハンドと大規模な組織の思惑が絡まりながら、最後まで駆け抜けるように展開が変化していくので読み始めたら止まらない。 構成として、ヒーローと敵対する状態の間もそれ以後も心話表現を使いながら常にウルヴァリンの視点であるのも感情移入しやすく、また衝撃の展開ながらウルヴァリンを許容できることにつながっていて良い。独特のセリフ回しがキャラを深めている様子なのも良かった。 下世話だが、定価3200円で約320ページなので正直お得なボリューム。この値段でこれだけ楽しめるのは美味しい。 エネミー・オブ・ステイツ展開の後で、ナチスの収容所にいたウルヴァリン、という話が載っている。シナリオライターのミラー本人が語る表現方法が実に見事に不気味な感じを出しているので、雰囲気の異なるこの1話を読める点も魅力だ。
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『キック・アス』のマーク・ミラー&ジョン・ロミータJr.による、バイオレンス・アクション編。 「誘拐された息子を助けて欲しい」と頼まれて、日本へやってきたウルヴァリン。しかし逆に敵の手に落ち、洗脳を受けてしまう。究極の人間兵器が、「アメリカの敵」としてヒーローたちを襲撃する! 待ってました ウルヴァリン! 専用のセンチネルに乗り サムライ魂で ζ*'ヮ')ζ<さむらーい 極秘任務(ヒドラ、ハンドの抹殺)を遂行せよ ζ*'ヮ')ζ<ぶしどー これが、オヤジ・アクションの決定版!! ζ*'ヮ')ζ<さむらーい! ζ*'ヮ')ζ<さむらーい! ζ*'ヮ')ζ<ぶしどー! ウルヴァリン:エネミー・オブ・ザ・ステイト …とまぁ、アホなネタはともかく。 もしこのストーリーが、マーベル・ユニバースとあまり接点のない、マーク・ミラーのオリジナルのものだったら、ノーススター(にあたる役どころのキャラクター)は、更生の機会を与えられることなく殺されていたんじゃないか、などと思ったり。 終わりの一編は、全く雰囲気の異なるホラー調のお話。ミラーの芸風の広さを堪能できる。
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