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あなたがいる場所 の商品レビュー

3.6

28件のお客様レビュー

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2013/10/20

生きている中で、どうしてこんなつらい目にあわなければならないのかと思うことはよくある。 そんな時にどうするのか。この短編小説集の9人の主人公は、迷いながらも自分らしい選択をしているんじゃないかと思う。 そのように、決断しながら生きていくことが人生だというメッセージが全編を通じて流...

生きている中で、どうしてこんなつらい目にあわなければならないのかと思うことはよくある。 そんな時にどうするのか。この短編小説集の9人の主人公は、迷いながらも自分らしい選択をしているんじゃないかと思う。 そのように、決断しながら生きていくことが人生だというメッセージが全編を通じて流れているように感じた。

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2013/10/18

日常のようで非日常な出来事だったり、 切ないのに温かかったり。 短編集は面白くなったときに放り出される感じであまり好きではなかったけれど、これは余韻が残り、どのお話もいい。 沢木さんを本格的にそろそろよみたくなった!

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2013/10/05

人は自分の居場所をいつも探しているのかもしれない。どのポジションにいても、また次の居場所を探している。いくつになっても、さあがしに行こう、深夜特急に乗って!

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2013/09/29

衝撃的な事実が淡々と語られる。この人の作品を読むのはこれが初めてだが、静かで仄暗い場所にいるみたいな空気感が良かった。

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2013/09/20

家族、友達との関係にちょっとした何かを抱えてる人たちの とある日常を切り取ったようなお話を9つ収めた短編集。 印象に残ったのは、『天使のおやつ』。 これだけ他のお話の倍ほどの長さ。 そして、日常ってわけでもないかな。 こんなことは滅多に起きないし、起きて欲しくないもんね。 あ...

家族、友達との関係にちょっとした何かを抱えてる人たちの とある日常を切り取ったようなお話を9つ収めた短編集。 印象に残ったのは、『天使のおやつ』。 これだけ他のお話の倍ほどの長さ。 そして、日常ってわけでもないかな。 こんなことは滅多に起きないし、起きて欲しくないもんね。 あとは、『虹の髪』。 これは、この後どうなったのか、とっても気になるなー。 もう少し描いてくれたらよかったのになと。 そのほかはどれも印象薄いかな。 沢木さんは『深夜特急』しか読んだことなかったけど、 ノンフィクションの場合はこんな感じなんだろうか。 気にはなるけど、積極的には手が伸びないかも。

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2016/06/19

ルポルタージュ作家・沢木耕太郎の短編小説集です。 様々な年代の主人公を取り扱ったやや重めの話が9篇。元々私は沢木さんの文章が好きですし、物語としての作りもしっかりしていると思います。 しかし、何も沢木さんで無くてもと思ってしまいます。 沢木さんの小説は長編『血の味』に続いて2冊目...

ルポルタージュ作家・沢木耕太郎の短編小説集です。 様々な年代の主人公を取り扱ったやや重めの話が9篇。元々私は沢木さんの文章が好きですし、物語としての作りもしっかりしていると思います。 しかし、何も沢木さんで無くてもと思ってしまいます。 沢木さんの小説は長編『血の味』に続いて2冊目。改めて『血の味』の読書録を読み直してみましたが、同じような感想を書いていました。 ほとんど小説しか読まない私ですが、沢木さんのルポルタージュは好きでたいてい読んでます。私にとって沢木さんはルポルタージュ作家なのです。 やっぱり沢木さんはルポルタージュの方がいいなぁ。

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2013/09/12

ノンフィクション作家初の短編小説。小説だけど実にリアル。自分が幼い頃に味わった苦い記憶や後悔。そして大人になって思い知らされる絶望ばかりの世間や己の愚かさ。だからと言って奮起したり反旗を翻す訳でもない毎日。そんな日常の中でほんのちょっと決意したり覚悟したりして生きてる人たちのお話...

ノンフィクション作家初の短編小説。小説だけど実にリアル。自分が幼い頃に味わった苦い記憶や後悔。そして大人になって思い知らされる絶望ばかりの世間や己の愚かさ。だからと言って奮起したり反旗を翻す訳でもない毎日。そんな日常の中でほんのちょっと決意したり覚悟したりして生きてる人たちのお話。きっと皆さんにも心あたりあるはず。軽く読めそうで実はけっこう深いです。えぐられました。

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2013/09/11

沢木耕太郎が書いた短編小説集、めずらしい。いつも、並大抵でないことをしている人を書いている彼が、普通の人の中にある、ちょっとした、みえないような飛躍を取り上げている。淡々と表現しているところは、いつものノンフィクションと変わらないが、こういう書き方もできるのはさすが。沢木耕太郎ら...

沢木耕太郎が書いた短編小説集、めずらしい。いつも、並大抵でないことをしている人を書いている彼が、普通の人の中にある、ちょっとした、みえないような飛躍を取り上げている。淡々と表現しているところは、いつものノンフィクションと変わらないが、こういう書き方もできるのはさすが。沢木耕太郎らしいのは、「バス」でそれぞれのストーリーが繋がっているところかな。

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