メトセラの子ら の商品レビュー

ロバート・A.ハインライン(著者),矢野徹(訳者)

2014/03/10

だいぶ間を空けながら読んでたから前半部分は正直印象に残ってないかな。
中盤あたりまではダラダラとあんまり話が進まずに動きがなかったから、ちょっと読んでて辛かった。
後半の宇宙に出てからようやく面白くなってきた感じだったので、辛抱強く読んでいく必要あり。
違う惑星を見つけてからが本番。でも前半もしっかりと読んでないと、ただ宇宙を冒険しただけの話で終わってしまうから、前半も大事ではある。

2013/11/03

壮大な長命族の逃亡記。
結局のところ、長命であると言うことは
ある種うらやましいことではあるけれども
もし、この長命族がいると分かったら
きっとこのような展開をたどりそうです。

逃亡の先に見えてきたもの。
どんなに逃げようが
やはり、行き着く先は母なる星。

そして長命族の結束。
ラザルスはかっこよかったです。

ただし、結末部分が少し惜しかったなぁ。

2012/08/17

図書館で借りて読みました。1部は面白かったです。

ちょっとした違いにより起きる差別とかそれによって引き起こされる集団狂気とも言えそうな暴動とか。ありそうですよね。暴力では何事も解決しない、と綺麗ごとを言うのは簡単ですがその力を排除しないことには話し合いにもならない。なかなか哲学的な問題だなあと後書きの言葉を読んで思いました。
私は2部の宇宙放浪の為にこそ一族は長寿に生まれついたのだと思ったのですがそういうお話ではありませんでした。個人的には彼らがことなる宇宙を色々と旅して行ったら面白そうだなあと思ったのですがまあそうするとお話の本筋が飛んでしまうかもしれませんので仕方ないのか。

後書きのハインラインの言葉が面白かったです。現実の人間や社会というものを見つめてその未来を予測する。その為のSFなのか。SFってなかなか巾が広く奥も深そうだなあと改めて思いました。

2011/11/08

「愛に時間を」の方が先だったので楽しく読めました。名前だけ知っていた人達が出てる！と妙に興奮しました。