進化する魚型ロボットが僕らに教えてくれること の商品レビュー
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB1338550X
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著者は学際ロボット工学研究所の所長も務める、アメリカの生物学者だ。20年以上も魚の研究を続けていても、「本物の魚が明かしてくれる秘密はほんの一部だけ」なため、ホヤなどの脊索動物がどのようにして魚のような脊椎動物になっていったのか、その進化の過程を、ロボット工学を利用して著者は明...
著者は学際ロボット工学研究所の所長も務める、アメリカの生物学者だ。20年以上も魚の研究を続けていても、「本物の魚が明かしてくれる秘密はほんの一部だけ」なため、ホヤなどの脊索動物がどのようにして魚のような脊椎動物になっていったのか、その進化の過程を、ロボット工学を利用して著者は明らかにしようと試みる。 著者が用いたのは、泳ぎの様式などでそれぞれの特性を備えた3つのロボットだ。彼らが餌を求めて競争し、生命のゲームを行う。そして勝ち残ったロボットの特性(=遺伝子)を組み替えて次の世代を作り直す。この遺伝的な操作を何世代にもわたって繰り返すことで、進化の道筋を再構成しようというのだ。 ロボットが実験で示す真実は、著者らの涙ぐましい奮闘も空しく、必ずしも期待通りにはならない。けれども、手間暇かけたその過程からは、進化とは何か、ロボットとは何か、そして考えるとは何かといった科学そのものの姿が見えてくる。
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