吹部! の商品レビュー
これまでに読んだ本と比べて、非常に軽い文体で書かれていたので最初はとまどったが、面白かった。 「信頼関係」って大事だな、と改めて思った。
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ムスメが吹部に入ったので、いろいろ読んでみている。 カラーでアニメちっくな人物紹介があるし、ライトノベル的文体だしで、お気楽小説だと思って読んでいたら、案外面白くて夢中になってしまった(笑)顧問のミタセンも、なんだか憎めない。 大袈裟な描写もあるけど、吹部の過酷でブラックな運営体...
ムスメが吹部に入ったので、いろいろ読んでみている。 カラーでアニメちっくな人物紹介があるし、ライトノベル的文体だしで、お気楽小説だと思って読んでいたら、案外面白くて夢中になってしまった(笑)顧問のミタセンも、なんだか憎めない。 大袈裟な描写もあるけど、吹部の過酷でブラックな運営体制(失礼)は、まさにムスメの部活そのもの。 それぞれが抱える悩みや弱さを乗り越えながら、音楽はだんだん一つにまとまっていく。 自分も世界もどんどん変わっていく。 ムスメにも、そんな経験が訪れるといいな。
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「この世で音楽が一番美しく聴こえる場所ってどこだか知ってる? 演奏を待っている舞台袖なんだよ」 (P.219)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
中学に入って、吹奏楽部に入った次女が借りてきた本。 彼女の場合… 「面白いよ~読んでみて♪」 とは全く言わない。 「面白かった」 とは、言っていたかな? 長女や旦那は… 「これ絶対面白いから、読んで!」 と、持ってくるレベルの面白さだ。 感動する。何度も泣いた。 吹奏楽部も熱い。 次女の吹奏楽部の外部コーチも… 「全国大会に行きましょう!」 と、言っていた。 実際、何年か前に一度行ってるみたいだ。
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面白い! 響け!ユーフォニアムよりも数ヶ月早く出版されたらしいけど、題材やテーマはとても似通っているように思う。ただ、テーマの持ち方はやや異なる。突飛さや戯画化のされ方表現方法など、よりアニメ的なのは本作の方だろう。 鏑木沙耶(2年・チューバ・吹部新部長)と、西大寺宏敦(2年・...
面白い! 響け!ユーフォニアムよりも数ヶ月早く出版されたらしいけど、題材やテーマはとても似通っているように思う。ただ、テーマの持ち方はやや異なる。突飛さや戯画化のされ方表現方法など、よりアニメ的なのは本作の方だろう。 鏑木沙耶(2年・チューバ・吹部新部長)と、西大寺宏敦(2年・オーボエ・音楽一家・元野球部)という幼馴染み2人が主人公で、章により視点が切り替わる。 吹部及び部員の変化や成長を描くなら、西大寺と父親の関係はまだしも、鏑木沙耶の父親話は不要に思えた。
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コンクールに出るには部員が異常に少ないように思えるけど、名もなき人達はもっといるのかな?中高生は指導者で格段に変わるから出来すぎなお話しもそれほど非現実的ではない。
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廃部寸前の都立浅川高校の吹奏楽部に赴任してきた三田村昭典、通称ミタセンが、教師とは思えないほど大人げないやり方で部員を集め、全日本吹奏楽コンクールに出場するとぶちあげた。 平々凡々を絵に書いたような2年生の鏑木沙耶がミタセンに巻き込まれ、無理矢理部長にさせられ、フルートからチ...
廃部寸前の都立浅川高校の吹奏楽部に赴任してきた三田村昭典、通称ミタセンが、教師とは思えないほど大人げないやり方で部員を集め、全日本吹奏楽コンクールに出場するとぶちあげた。 平々凡々を絵に書いたような2年生の鏑木沙耶がミタセンに巻き込まれ、無理矢理部長にさせられ、フルートからチューバにコンバートさせられる。 はじめはバラバラだった吹奏楽部だったが、ミタセンの指導もあり次第にまとまり始める。ミタセンはめちゃくちゃなようでいて、実は部員の音を緻密に聞き分けていて、指揮者として非常に優れた資質を持っている。 鏑木沙耶だけでなく、野球部を怪我で退部し、吹奏楽部でオーボエを吹くことになった西大寺宏敦、極度の上がり症で本番に弱い清水真帆など、部員の様々な葛藤や成長が描かれた青春小説。 八王寺郊外のいわゆる新興住宅地を舞台に描かれている。 ミタセンがフルートとクラリネットに曲を歌わせようとしたときの詞が『ここは八王寺、八王寺、東京だけどいなかー、東京だけどいなかー、でるでるキツネ、でるでるキツネ、パルテノン多摩、高幡不動はご利益あり』、ってとってもローカルすぎます。いったいどんなメロディーなんでしょう。是非聞いてみたいです。 弱小部活が、ステップアップしていく物語は良くありますが、楽に読めて楽しいです。オイラ、ミタセンにはまったかも。 主人公は女子高生の鏑木沙耶です。一応、付け加えておきます。
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鏑木沙耶は東京都立浅川高校2年生。吹奏楽部、略して吹部でフルート。だけど、やる気のない3年はほとんど辞めて、新部長になる予定の同級生は転校してしまうと言う。顧問もやる気がないし、沙耶以外の部員たちも練習にも来ていないという2年生のスタート。一人で音楽室を片付けていたところに現れた...
鏑木沙耶は東京都立浅川高校2年生。吹奏楽部、略して吹部でフルート。だけど、やる気のない3年はほとんど辞めて、新部長になる予定の同級生は転校してしまうと言う。顧問もやる気がないし、沙耶以外の部員たちも練習にも来ていないという2年生のスタート。一人で音楽室を片付けていたところに現れたのが、新しい顧問の三田村先生だ。 三田村先生・ミタセンは、人の話を全く聞かない、でも「コンクールに出よう」「2年生の部員を集めて」と強烈に強引に沙耶を巻き込んでゆく。勝手に部長にされ、楽器もチューバに変更され、困る沙耶。でもミタセンは、音楽に対する情熱と実力だけはすごい。 やがて、吹部のみんなも、ミタセンのペースに巻き込まれてゆき・・・。 ハチャメチャで、空気読めない、音楽の事しかわからないミタセンが面白い。平凡で、おとなしい沙耶だけでなく、部員みんなが変わっていく。そして、トラブルを超えてまとまってゆく。 王道パターンだけど、楽しい!
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塾の子供に教えてもらったが、面白くて楽しい気持ちになる本。顧問の先生は「空中ブランコ」シリーズの伊良部先生を暗くした感じで笑える。中高生の吹部は読んでもらいたいなあ。
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青春って素晴らしい! 七穂にも素敵な吹奏楽仲間がまたできたらいいのになって思う ホルンを持って輝く七穂は素敵だった 今はホルンを持ってても あんまり笑わないなぁ
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