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見送ル の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2020/09/08

言葉は悪い?強いけど、愛情を感じた 。医師が必死に患者さんに向き合っている姿だと思ったし、うちの先生達も言葉にしなくても、こんな風にあがきながら、必死に頑張っているのかなと思ったり。

Posted byブクログ

2019/02/22

自らも喘息持ちということから呼吸器内科を専門とする現役医師が、「小説」として描いた本。特に肺がん患者の治療、その後の経過観察、ターミナルケア、そして看取りまでが詳しく描かれている。 ここでの主人公「里見先生」は、自信過剰なんじゃね?的だけれど、それだけの仕事もされる医師で、病気に...

自らも喘息持ちということから呼吸器内科を専門とする現役医師が、「小説」として描いた本。特に肺がん患者の治療、その後の経過観察、ターミナルケア、そして看取りまでが詳しく描かれている。 ここでの主人公「里見先生」は、自信過剰なんじゃね?的だけれど、それだけの仕事もされる医師で、病気になったらこんな先生に最期まで診てもらいたいと思える医師だ。 延命という名目のもと、沢山のチューブに繋がれ意識のないままに“生かされている”。 家族は1分でも長く…かもしれないけれど、それが患者本人のためになっていることなのか? 家族も、治療する医師も、患者を上手に“見送ル”。患者自身も自分の納得できる“見送ラレ”方をされる。 現実の臨床では理想論なのかもしないけれど、自分が病気になったときにこの本のことを思いだそう。 里見先生の患者・家族へのインフォームドコンセントは、絶妙!!

Posted byブクログ

2020/03/12

「白い巨塔」からペンネームを里見としたとか。 医者の本音。 がんの治療は外科的手術と放射線、抗がん剤がある。 医者の思いと患者の希望。それぞれ死生観も違うし 経済的理由や家族の意見や上につく教授の考えなど 簡単ではない。先生たちも患者にどう気持ちを伝えるか、副作用との兼合いな...

「白い巨塔」からペンネームを里見としたとか。 医者の本音。 がんの治療は外科的手術と放射線、抗がん剤がある。 医者の思いと患者の希望。それぞれ死生観も違うし 経済的理由や家族の意見や上につく教授の考えなど 簡単ではない。先生たちも患者にどう気持ちを伝えるか、副作用との兼合いなど悩んでいる。 小説というよりノンフィクションかと。

Posted byブクログ

2013/12/23

人は必ず死ぬ。どうやって死にいたるかが千差万別なんだな。この本は肺癌にかかったケース。 まずはヤブ医者にはあたりたくないな。病院も選ばなきゃいけない。癌研は癌が治らないと判った瞬間に病院から出て行けって言われるんだそうだ。ツライね。 治る見込みもないのに、医者や家族の体面だけで延...

人は必ず死ぬ。どうやって死にいたるかが千差万別なんだな。この本は肺癌にかかったケース。 まずはヤブ医者にはあたりたくないな。病院も選ばなきゃいけない。癌研は癌が治らないと判った瞬間に病院から出て行けって言われるんだそうだ。ツライね。 治る見込みもないのに、医者や家族の体面だけで延命や治療をされるのも勘弁だな。心臓マッサージをやると肋骨が数本折れるんだそうだ。 じゃあ、どうしたらいいんだろうね。運を天に任せるってことかな。

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2013/12/07

「小説」でしか描けない、現役医師だけが知る病院の現実。 最期まで同じ病院で診てもらうこと、一人の医師に診てもらうことは幸運な事なのだと思わされる。 父を末期の肺がんで送った私には身につまされた。

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2013/10/11

小説だと思って読み始めると戸惑う。まるで、医者の手記のようだから。 書いている人自身も、どっちだかわからないけどとにかく書いているようで、つまりは、名称を変えて、多少事実を構成しなおした、小説っぽい手記だと思えばいいのかもしれない。小説的な結構は見当たらないのだから。 そして、...

小説だと思って読み始めると戸惑う。まるで、医者の手記のようだから。 書いている人自身も、どっちだかわからないけどとにかく書いているようで、つまりは、名称を変えて、多少事実を構成しなおした、小説っぽい手記だと思えばいいのかもしれない。小説的な結構は見当たらないのだから。 そして、そういうジャンル分けがどうでもよくなるくらいの、圧倒的なリアリティである。これが医者の本音なのだとしたら、医者にかかることはとても恐ろしいことだと思った。 まあ、医者だって仕事なのだから、事務的にもなるだろうし、身も蓋もない考え方にもなるだろうと思う。 がんになってしまうことの、本当の恐ろしさの一端を知ることができる貴重な書であると思う。 がんが怖いというよりは、やはり治療とその影響、病態そのものが恐怖の対象なのだな、と改めて思った。 こんなに「死ぬこと」をリアルに描写している文章は初めてだった。

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2013/09/14

フィクションなのか、ノンフィクションなのか、わからない。 ただ、医者の本音のようなものが、 ありのまま記述されていて、とても面白い。 専門用語はよくわからないが、読みやすかった。

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