サエズリ図書館のワルツさん(2) の商品レビュー
ワルツさんの2冊目ですが、中身はチドリさんと短いサトミさんのお話でした。 就職に苦しんだ記憶があるので他人事と思えない部分もありました。 私も何か見つけられたらよかったのですが、あいにく物語のようにはいきませんでした。
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「サエズリ図書館のチドリさん」 就職活動は難航して。 生きていくうえでは必要な嘘というのもあるだろうが、馬鹿正直にしか受け答えが出来ないとなると生きるのが大変だろう。 「サエズリ図書館のチドリさん Ⅱ」 ここにいれば逢える。 始めから頭の片隅にでも考えていたのであれば語った言葉...
「サエズリ図書館のチドリさん」 就職活動は難航して。 生きていくうえでは必要な嘘というのもあるだろうが、馬鹿正直にしか受け答えが出来ないとなると生きるのが大変だろう。 「サエズリ図書館のチドリさん Ⅱ」 ここにいれば逢える。 始めから頭の片隅にでも考えていたのであれば語った言葉に嘘偽りはなかったのだろうが、落ち着けば話せるのではないか。 「サエズリ図書館のチドリさん Ⅲ」 少しずつ学んでいく。 どれだけ頑張って技術を身につけたとしても、それが失われつつあるもので変わりはないからこそ慎重に選ぶべきだろうな。 「サエズリ図書館のサトミさん」 待っていればいつか。 諦めることが出来るのであればいいが、そうでもないのに年齢などを理由に断念しようとしても心残りが多すぎるだろうな。
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本を大切にするサエズリ図書館であっても、だからといって「データ」がそれほど邪険な扱いはされておらず時々に利用したり、利用を受け入れたりしていることが、所々の描写・台詞などでも伺える。 1巻に引き続き、震災文学のジャンルにも含まれる小説。
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紙の本が貴重とされる世界の設定の私設図書館。国立国会図書館の所蔵資料もデータ化。就活に悩む女子大生が本と関わって天職を見つける。職はともかく、体調トラブルの原因がわかって良かった。
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朽ちない本はないし、死なない人もいないのだろう。 けれど、それは、大切にしない理由にはならない、と千鳥さんは思う。一冊だけの本。ひとりだけの、あなたと。 命の限り、生きて行くために。 (P.231)
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【収録作品】第一話 サエズリ図書館のチドリさんⅠ/第二話 サエズリ図書館のチドリさんⅡ/第三話 サエズリ図書館のチドリさんⅢ/第四話 サエズリ図書館のサトミさん *何かを愛することに理由はいらない。そんなことを思いだした。
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面接をすれば落ちる、を繰り返している就職浪人。 そんな彼女は、高価な紙の本を借りられる図書館にて ボランティアで働く事に。 なので、中の題名はその人の名前。 ちらほらと、1巻で出てきた人達が出てきます。 今回の焦点は、就職浪人である彼女と 本を修復する老人。 やりがいのある手...
面接をすれば落ちる、を繰り返している就職浪人。 そんな彼女は、高価な紙の本を借りられる図書館にて ボランティアで働く事に。 なので、中の題名はその人の名前。 ちらほらと、1巻で出てきた人達が出てきます。 今回の焦点は、就職浪人である彼女と 本を修復する老人。 やりがいのある手仕事。 しかしもう、時代遅れで死んでいくだろう職種。 老人と、内向的な彼女の攻防戦に 少々おろおろしてしまいます。 そして今回もまた盗まれる…。 ちょこちょこと挟まれる『誰か』の過去を ピュアな感じで読んでしまいました。 番外編…あらびっくり、です。 確かにそれは叶わない。 けれど、100%ではないにしろ、叶う事。 とはいえ、確かにこれは…色々勇気が必要。
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図書館本。今回の話のメインはチドリさんという就職に失敗し続けている大学生。そんな大学生のチドリさんが本の修復家になるストーリー。書物の未来はないのではないかと言う件は電子本が出たときに私自身も思いましたが、本のページをめくる感じはやっぱり好きなので、なくなってほしくないなぁと改め...
図書館本。今回の話のメインはチドリさんという就職に失敗し続けている大学生。そんな大学生のチドリさんが本の修復家になるストーリー。書物の未来はないのではないかと言う件は電子本が出たときに私自身も思いましたが、本のページをめくる感じはやっぱり好きなので、なくなってほしくないなぁと改めて感じました。ラストのお話に関して言えば、驚きの一言。
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本が高価になった第三次世界大戦、通称ピリオド後の世界。本好きなら絶対解るであろうチドリさんの気持ち。紅玉さんの物語はいつも痛くて温かい。今作も素晴らしい作品でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ほとんどが千鳥さんのお話でした。前の巻より、こちらのお話の方が共感出来たような気がします。図書修復家、素敵ですよね。最近、収納・経済的事情もあり、また図書館を利用していますが、以前利用していた時に、貸し出された本に書き込み等があったり不快な思いをさせられることが多かったです。今もたまに書き込みされている本を見かけることがありますが、以前より少なくなった気がしています。もしかしたら図書館の方が書き込みを消してくだっているのかもしれませんね。 最後のサトミさんのお話は「えーっ!」とびっくりしました(笑)
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