THIS IS SERVICE DESIGN THINKING. の商品レビュー
商品やサービスを企画する仕事に従事する人であればすべてを体験し日々活用してあたりまえのことをまとめたものである。 実際のところ知識として知っていることはもちろんのこと、状況に合わせて適切にツールとして運用することが求められる。 それなりの規模のイノベーションはやはりチーム、組織が...
商品やサービスを企画する仕事に従事する人であればすべてを体験し日々活用してあたりまえのことをまとめたものである。 実際のところ知識として知っていることはもちろんのこと、状況に合わせて適切にツールとして運用することが求められる。 それなりの規模のイノベーションはやはりチーム、組織が必要となる。カリスマが強引に決めるやり方もあるが、メンバーの個々の能力を最大限に引き出すには本書のツールは必要だと思う。 アップルの成功の要因は、機器の利用者とアプリや周辺機器を販売するデベロッパーの双方に他社にない価値を提供したことにあると考える。しかし本書のツールを使ったとしてそれと同等、それ以上のモノが作れないばかりか、失敗することも多いだろう。 本書では「ホリスティック(全体的)な視点」とだけ述べられているそれで片付けられている感は否めないが、結局のところ道具の使いこなしはその使い手次第なのでいた仕方がなさそうだ。 なんにせよ、メンバで共通の語彙を持ちコンセンサスを持つための道具として常備すべき本だろう。
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マーケティングではなく、デザイナー視点での サービス企画のプロセスや手法をざっと集めている印象。 センスの良さや、工夫しているのはわかるが、あまり読みやすいと感じなかった。
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「サービスデザイン」の教科書。基本とあるサービスデザイン思考の5原則(1:ユーザー中心、2:共創、インタラクションの連続性、4:物的証拠、5:ホリスティック(全体的)な視点の解説と、サービスデザインが適用される領域をまず解説する。そして、その後とは、サービスデザインで使用される代...
「サービスデザイン」の教科書。基本とあるサービスデザイン思考の5原則(1:ユーザー中心、2:共創、インタラクションの連続性、4:物的証拠、5:ホリスティック(全体的)な視点の解説と、サービスデザインが適用される領域をまず解説する。そして、その後とは、サービスデザインで使用される代表的な手法やツールを紹介。反復プロセス(1:探求、2:設計、3:再構成、4:実施)という検証型の必要に応じて行き来するプロセスや、AT-ONE思考(Actor、Touchpoint、Offer、Needs)というワークショップ技法を紹介している。 その他、カスタマー・ジャーニー・マップ、サービス・ブループリントなどを含めた25の手法を紹介している。 実際の導入のイメージがつきやすいように、導入事例が5つ紹介され、最後には、結構、重要部分だと思いましたが、「サービスデザイン思考にモチベーションの心理学」を取り入れるという部分に言及している。 教科書としてのは存在感は圧倒的で、実際の導入には、サービス毎、そして、そこにかかわるステークホルダーにより、使うべきツールなどは変わってくる。 そこには、本だけではなく、研修やコンサルティングの必要があるのだなーと思いました。
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