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双孔堂の殺人 の商品レビュー

3.3

23件のお客様レビュー

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2019/06/14

前作で探偵が思ったより常識的、などという感想を書いていましたが今回の探偵は偏屈な数学者をむき出しにしていい味を出しています。理解しなくても問題ないだろうな、と思いつつも好き分野なので楽しく読んでしまいましたが、ちょっと長いですよね。数学が嫌いな方だとこの前半部分の位相数学のやり取...

前作で探偵が思ったより常識的、などという感想を書いていましたが今回の探偵は偏屈な数学者をむき出しにしていい味を出しています。理解しなくても問題ないだろうな、と思いつつも好き分野なので楽しく読んでしまいましたが、ちょっと長いですよね。数学が嫌いな方だとこの前半部分の位相数学のやり取りは読むのが辛いのではないでしょうか。建物の構造やトリック的なことなどは意表を突く感じではないものの一応本格してますし、今回登場の兄妹が今後も関わってきそうなので続きがどんな形で展開していくか楽しみです。

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2019/04/05

実は、トリックをなぜか最初から勝手にそうであろうと思いこんでいたので、「……アレ?」という感じ。 も、申し訳ない…… もう書きたいように書いてる感じがいっそ清々しい。 宮司さんの不穏さのほうが気になるよ。 大丈夫、君??

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2018/02/28

堂シリーズ、第2弾。 ストーリーの流れやトリックは理解できるのですが、その間に挟まれる数学の専門的な話は、正直98%くらい理解できないので、読むのはかなり苦痛でした。 作者は「知識は要りません」と言っていますが、知識がない人にとっては、知らない外国語を読んでいるのと同じなので、...

堂シリーズ、第2弾。 ストーリーの流れやトリックは理解できるのですが、その間に挟まれる数学の専門的な話は、正直98%くらい理解できないので、読むのはかなり苦痛でした。 作者は「知識は要りません」と言っていますが、知識がない人にとっては、知らない外国語を読んでいるのと同じなので、やっぱり知識は必要だと思います…。 数学の苦手な人は、読まないほうがいいと思います。 このシリーズ、こんな感じが続くのかなぁ…。

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2016/05/09

メフィスト賞受賞シリーズ第二弾! 容疑者は名探偵!? 鍵形の館で同時発生した二つの密室殺人事件! Y湖畔に伝説の建築家が建てた、鍵形の館――「双孔堂(ダブル・トーラス)」。 館に放浪の数学者・十和田只人(とわだ・ただひと)を訪ねた、警察庁キャリアの 宮司司(ぐうじ・つかさ)...

メフィスト賞受賞シリーズ第二弾! 容疑者は名探偵!? 鍵形の館で同時発生した二つの密室殺人事件! Y湖畔に伝説の建築家が建てた、鍵形の館――「双孔堂(ダブル・トーラス)」。 館に放浪の数学者・十和田只人(とわだ・ただひと)を訪ねた、警察庁キャリアの 宮司司(ぐうじ・つかさ)は、同時発生した二つの密室殺人事件に遭遇する。 事件の犯人として逮捕されたのは…… 証明不可能な二つ孔の難問、館の主の正体、 そして天才数学者たちの秘められた物語を解く鍵は!? メフィスト賞『眼球堂の殺人』を超えた、シリーズ第二弾!

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2015/07/31

眼球堂より読みやすいです。 トリックは物理だろうと思っていましたが、思っていたよりも物理でした。 ここから個性がないキャラクター小説です。(褒めていませんよ) 数学関連の記載は、読み飛ばしても特に影響なしです。 (設定と水増し?)

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2015/01/30

前回の作品より更に数学うんちくの部分が増えた気がする。これを楽しめるかどうかによるのかも。実際の事件と解決だけだったら数ページで終わっちゃうのではないかなあ。犯人の独白も説明してます感がちょっとと思いつつ次作も読みます。

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2014/09/17

だから雰囲気はいいんだよ雰囲気は。 新たな語り手も好感がもてるし、序盤から読者を惹きつけるだけのリーダビリティもある。 動機や終盤の展開はありがち(というか同じ構成のものを読んだことある)だけど、だからと言ってマイナスポイントになるまでのことでもない。 ただ、あれだけ大掛かりな...

だから雰囲気はいいんだよ雰囲気は。 新たな語り手も好感がもてるし、序盤から読者を惹きつけるだけのリーダビリティもある。 動機や終盤の展開はありがち(というか同じ構成のものを読んだことある)だけど、だからと言ってマイナスポイントになるまでのことでもない。 ただ、あれだけ大掛かりなトリックを用いたのだから、もっと使い方があっただろう!と… なんか妙な伏線残して終わっちゃうし… うーん、消化不良。

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2014/08/20

これは理解できない。 マニアックではありつつも、初心者に若干優しかった第一弾。 第二弾ともなると、さらに突き抜けてもはやついていけない。

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2014/05/25

文系アラサーには難解だった…( ;´Д`) 森ミステリィと館シリーズが混ざってる感じ? でもいまいちキャラクターと設定にのめりこめずサラッとガサッと読んでしまった。 眼球堂は結構好きだったけど今回はちょっと苦手だったな…。 でも次回作も読んでみたいです。

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2014/05/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これも読了日適当。 読むもの無くなったら読むくらいのペースでいいかなと思っていたシリーズなのだけど、サイン本があってうっかり買ってしまった。 前作で若干腑に落ちない点もあったけれど、次作への期待の方が大きかったので…期待しすぎた…(苦)。 物語の完成度としては別に劣っているとは思わないんだけども、今回の場合だと数学…というより次元の捉え方の話がメインになってきて、この手の一般人には2%くらいしか理解出来ないような蘊蓄が長々と繰り広げられるのもまぁ新本格には多々あるし、その2%が本筋とリンクしているのがわかればいいのでそれはまぁ良い。本筋のロジックもその辺りからリンクしているにはしているのだけど、ロジックが解かれる前と解かれた後では「あんなに奇妙に見えていたものがロジックで説明をつける事ができた」というギャップがミステリ的だと個人的に思っていて、このシリーズはまず別段「奇妙に」とはあまり感じられない。 館モノの流れなので建物自体が個性的という部分は奇妙ではあるけれど、それはあくまで「この構造がロジックに繋がるんだろうなあ」と予想させてしまうし、そう思わせてもなおそれ以上の不可思議さがあれば意識も薄れるけれど、起こる事もやっぱり「ロジックでどうにかなるんだろうな」というある意味普通の殺人。 なので種明かしをされても「そうなってるのか」で終わってしまう。 自分はどちらかというとミステリに叙情性を求めてしまうので、理数系ミステリは合わないものが多いのかもしれないけれど、そのストイックでシャープな世界の中で描かれる叙情性は、対比でもっと魅力的なものになるので、ついそれを求めて読んでしまう…けどなかなか大当たりの確率は低い訳で。 神はやっぱりシリーズのキーになっているようだけど、この秘密を追う為だけにリアルタイムでは追えなそうだなぁ。 まぁ自分の期待値と嗜好による感想なので、サクサクしたミステリが好きと言う人には読みやすいし、蘊蓄勉強もできるので良いです。

Posted byブクログ