竜の戦士 の商品レビュー
SFというよりはファンタジーかなあ。ああ、でも最後のSF的要素は、やっぱりすばらしい。 大巌洞、洞母、糸胞、感合の式などなど、よくぞ訳したなあと思う言葉がたくさん。今の翻訳だったら、きっといくつかはカタカナのままにしちゃうんだろうな。でも世界のしくみや成り立ちなどは、こういう工...
SFというよりはファンタジーかなあ。ああ、でも最後のSF的要素は、やっぱりすばらしい。 大巌洞、洞母、糸胞、感合の式などなど、よくぞ訳したなあと思う言葉がたくさん。今の翻訳だったら、きっといくつかはカタカナのままにしちゃうんだろうな。でも世界のしくみや成り立ちなどは、こういう工夫によってよくわかったように思う。 会話は、ときどき「?」となるものがあったかな……。登場人物同士が言葉を交わしたあと、すごく腹を立てたり、大笑いしたりしているのに、会話の内容を読んでも、それのどこがそういう作用を及ぼしたのかがわかりにくいというような。 ドラゴンものって、いつごろからあるんだろう。心が通じ合う愛らしい生き物なのに巨大ですさまじい力を持っているっていうのはやっぱり魅力的だなと思う。
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「フーラル」じゃなくって「フ-ラル」ということに気づいたのがつい最近。ドラゴンと竜騎士のテレパシーで結ばれた絆をみていると、自分の竜が欲しいと思うようになる。
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40年以上前の作品ですが、まったく色褪せない素晴らしい作品です。竜と騎士との関係、世界観、名作です。
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長く性別を隠し「女には絶対書けない」と言われる作品を生み出したJ・ティプトリー・ジュニアや、知的で理性的な作品を書くル・グインと比べると、アン・マキャフリイはそのストーリーテラーぶりが際だつ作家である。 それ故に、彼女の描くSFファンタジー作品そのものが低く評価されがちだが、本書...
長く性別を隠し「女には絶対書けない」と言われる作品を生み出したJ・ティプトリー・ジュニアや、知的で理性的な作品を書くル・グインと比べると、アン・マキャフリイはそのストーリーテラーぶりが際だつ作家である。 それ故に、彼女の描くSFファンタジー作品そのものが低く評価されがちだが、本書を始めとする「パーンの竜騎士」シリーズをみてもわかるように、大きな誤りだと言えるだろう。 惑星パーンは遠い昔から、空を飛び火を吐く竜と彼らと感応できる竜騎士によって、“赤ノ星”から降ってくる糸胞から守られていた。長い休閑期の後、再びパーンを糸胞が襲った時、数が減っていた竜と竜騎士は存亡の危機にさらされる。日本でも人気のシリーズ第一作。
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SF文庫ですが、読んでいてファンタジーにしか思えない作品。 主人公の性格にはついていけないところもあるけれど、それを補ってあまりある魅力があります。 緻密さというか繊細さには欠けますが、そりゃもうぐいぐいと力強く物語の先へ引っ張っていかれます。
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竜と竜騎士。魂ごと繋がれた一対は天を駆け廻り、彼方からやってきて緑と生き物を食いつくす“糸胞”を炎にて焼き尽くしパーンを護る――だが“糸胞”が天より降ることがなくなった時代、竜と竜騎士は疎ましがられ、またその数を減らしていた。同じころ家族を殺された少女が息を殺し、復讐の機会をうか...
竜と竜騎士。魂ごと繋がれた一対は天を駆け廻り、彼方からやってきて緑と生き物を食いつくす“糸胞”を炎にて焼き尽くしパーンを護る――だが“糸胞”が天より降ることがなくなった時代、竜と竜騎士は疎ましがられ、またその数を減らしていた。同じころ家族を殺された少女が息を殺し、復讐の機会をうかがっていた。地球から忘れられた惑星“パーン”で繰り広げられる大河SF。「竜騎士は飛ばねばならぬ、空に糸胞のあるときは!」
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入れておこう。マキャフリーとくれば、この本なので。でもねー…私は竜騎士シリーズはあまり魅力ではなかった。とくにこの本は「入っていけない」感が強かった。今読んだらまた違うのかもしれないけど。
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ファンタジーのようだけど、実はSFでした。とはいえ、この竜の見事なこと…エラゴンの映画を観てパーンの映画化を願った私。
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竜の戦士/パーンの竜騎士 1 いわずもがな、マキャフリイの代表傑作! 疑りぶかくて自信なさげなレサがだんだんかっこよくなっていくのが爽快!
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