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商店街再生の罠 の商品レビュー

3.9

17件のお客様レビュー

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2014/03/04

地域再生の施策として、レトロ商店街や食べ物グランプリ等のイベントが行われているが、その功罪をよく認識する必要をこの一冊から学んだ。本当に地域の再生を行うなら、商店主や地域を支える人々がもっと汗を流す必要があると実感した。

Posted byブクログ

2014/01/17

レトロ商店街(豊後高田)などの事例を取り上げつつ、「かたち」だけ真似て失敗した事例を紹介。知らないものもあるので参考になる。 中でも、宇都宮のぎょうざにならって、コロッケの街高岡を売り出そうとして失敗した例が興味深い。曰く、コロッケは外食するものではなく買ってきて家で食べるもの、...

レトロ商店街(豊後高田)などの事例を取り上げつつ、「かたち」だけ真似て失敗した事例を紹介。知らないものもあるので参考になる。 中でも、宇都宮のぎょうざにならって、コロッケの街高岡を売り出そうとして失敗した例が興味深い。曰く、コロッケは外食するものではなく買ってきて家で食べるもの、それを観光客に売るのは良くないと密かに思っていた市民(特に女性)が多かったが、役所はそんなことには気を留めず・・・ということらしい。 シャッター商店街と一口に言っても、商いを放棄して賃貸収入を得るだけの不動産オーナー、節税目的に店舗だけ残しておいて商売は放棄した商店主など、その原因を分析して対策を考えるべきという主張には同意。 商店街に対する補助は少なくないと思うが、何のためにそれを出すのか、何を目指すのかを考えないとムダ金になってしまう。 豊後高田のレトロ商店街がさびれる中で、近くの大型商業施設が顧客志向のサービスを提供し、地元市民のたまり場となっている例などを聞くと、商店街=弱者、大型商業施設=悪者という単純な図式は見直す必要があるのかも。

Posted byブクログ

2014/01/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日経MJ12/16号で紹介されていたもの。 交流・効率・高級のなかで交流の提案。個人商店の生きる道。

Posted byブクログ

2013/12/23

公務員が気をつけること 数字だけで判断しない。 身銭を切って勉強する。 教えてもらう人について前もって調べる。 観光と活性化は別。 商店街を利用する。 女性、若者の意見を大切にする。 猿真似はしない。

Posted byブクログ

2013/12/09

面白く読めたが、全体的にとっちらかっているなという印象。 もちろん、こういうケーススタディ中心の本なのでそういった傾向は仕方ないのかもしれないが、読後の印象はあまりよくない。 また、特に公務員の意欲に関する言及において、「さすがにこれはこじつけでは…」と感じる点もいくつかあった。...

面白く読めたが、全体的にとっちらかっているなという印象。 もちろん、こういうケーススタディ中心の本なのでそういった傾向は仕方ないのかもしれないが、読後の印象はあまりよくない。 また、特に公務員の意欲に関する言及において、「さすがにこれはこじつけでは…」と感じる点もいくつかあった。極端な事例を無理に一般化しているような印象を受けた。 それでも、この本が指摘する問題点にはかなりの妥当性があると思う。 ただ、本のクオリティとしては前作の『地域再生の罠』の方が上に感じられるので星は3つ。

Posted byブクログ

2013/09/16

商店街が衰退する本質は「公務員など商店街支援者と商店主の多くに、意欲と能力が欠けている」ことにあるとする著者。 “商店街を利用しない公務員”という見出しでひとつ章が構成されています。商店街再生には、計画の美しさでなく実際に行動に繋げることが重要とあり、当然ながら納得できることで...

商店街が衰退する本質は「公務員など商店街支援者と商店主の多くに、意欲と能力が欠けている」ことにあるとする著者。 “商店街を利用しない公務員”という見出しでひとつ章が構成されています。商店街再生には、計画の美しさでなく実際に行動に繋げることが重要とあり、当然ながら納得できることです。 しかし、読み進めていくと、例えば、ノーマイカーデーにマイカー通勤する(=帰りに商店街で一杯!をしない)ことへの批判などが並んでいます。 確かに、正しいかどうかと問われると正しいことなんでしょうが、どうも重箱の隅のような事柄に感じられて、スッキリしない感覚が残ってしまいました。公務員は嫌われているようです。グスン。 しかし、「モノからコトへ」、「顧客目線」など、今一度しっかりと考え直し、取り組んでいくべき事柄や、示唆に富む指摘も多くあります。 商店街再生に限らず、仕事全般に広げて考えることができそうです。

Posted byブクログ

2013/09/01

結局「出来ることを可能な範囲で、多少なりとも“やってみようかな?”という意欲の在る人達が取組む」というのが所謂“まちづくり”というような取組である筈だが、実際には「公共事業創出」、「支援実績づくり」というようなことが自己目的化している“本末転倒”が余りに多い…そして“本末転倒”な...

結局「出来ることを可能な範囲で、多少なりとも“やってみようかな?”という意欲の在る人達が取組む」というのが所謂“まちづくり”というような取組である筈だが、実際には「公共事業創出」、「支援実績づくり」というようなことが自己目的化している“本末転倒”が余りに多い…そして“本末転倒”な結論を導くための“やらせ”が積み重ねられている…本書を読めば、そういう“問題”がよく判る… 本書には「如何なものか?」が多く出ている他方、「これは面白い!?」も色々と紹介されている。後者に関しては、機会が在れば訪ねてみたいものだと思った… 本書は「腹立たしいまでに“そのとおり”」という指摘も在る。それだけでも一読の価値が在る…

Posted byブクログ