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空へ の商品レビュー

4.4

16件のお客様レビュー

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2020/07/05

エベレスト3Dを鑑賞し、詳細を知りたくなり読了。 読んでしばらくはこの遭難事件ばかりに意識を持っていかれた。 ジョン・クラカワーの作風は好きだと思う。

Posted byブクログ

2018/05/03

ちょっと! あんたテントで寝てたくせにアタシのトリーのこと悪く言わないでよ‼ とか思いながら読んでたけど、読み終わるとあの山を体験した本人が感じた生々しさ、胸に迫るものがあった。 特に生還したあとの気持ちとか。 読むならデス·ゾーンと合わせて二冊読むべき。

Posted byブクログ

2017/07/23

1996年5月10日エベレスト大量遭難事故。 映画『エベレスト 3D』を観て以来、この件に釘付けになった私。その第一級資料と言える本書をようやく読み終えた。 ちなみに、とにかく登場人物が多いので、映画を2回観てwikiを熟読してなかったらまったく展開について行けなかったと思う。 ...

1996年5月10日エベレスト大量遭難事故。 映画『エベレスト 3D』を観て以来、この件に釘付けになった私。その第一級資料と言える本書をようやく読み終えた。 ちなみに、とにかく登場人物が多いので、映画を2回観てwikiを熟読してなかったらまったく展開について行けなかったと思う。 私が最も驚くのは、この極限状態において、よくぞ皆人間性を失わずにいられたということ。自分の身に置き換えて考えずにはいられない。自分だったらどうだろうか。「こんなデスマーチが続くくらいなら、いっそ死なせてくれ」「この崖から一歩踏み出しさえすれば楽になる」「このままここにほうっておいてくれ」そう、きっと生きることを諦めてしまう。 また、他人を心配する余裕も皆無だろう。隣で人が倒れようと、それはその人のこと、自分にできることは何もないと歩を進める。疲弊して感受性の摩耗しきった神経では特にそうなってもおかしくない。 逆に、誤解を恐れずに言えば、助けられなかった命に対してシェルパを含む登攀スペシャリスト達が取り乱す様子が意外であり、印象に残る。そういった人達は、人の死にも慣れているのではないかと勝手に思っていたからだ。 こんな感想が出てくるのは、私がフィクションの中の死にしか触れたことがなく、リアルに生死を感じたことがないという証なのかもしれない。 それにしても山の頂というものは不思議だ。ヘリコプターのような文明の利器が使えない。到達するには、己の肉体で挑戦するしかない。こんなの、南極や海底や宇宙とも違う。

Posted byブクログ

2015/12/23

読み応えあります。 顧客とガイドとシェルバと営業者それぞれの立場、また商業登山隊ごとの事情と天候と登山者の体調、実力が絡み合い事故が起きている。 それにしても、壮絶な環境である・・・デスゾーン。 先日読んだスコット隊のロシア人ガイド ブクレーエフ氏の著作よりも、ジャーナリストな...

読み応えあります。 顧客とガイドとシェルバと営業者それぞれの立場、また商業登山隊ごとの事情と天候と登山者の体調、実力が絡み合い事故が起きている。 それにしても、壮絶な環境である・・・デスゾーン。 先日読んだスコット隊のロシア人ガイド ブクレーエフ氏の著作よりも、ジャーナリストなので読みやすく、より俯瞰的な視点でかかれていると思います。 天候によりあっという間に危険を通り越して死に直面してしまう世界。それでも人を惹き付けるエベレスト。世界一というだけで。理解出来ない部分とあこがれも感じてしまいます。

Posted byブクログ

2015/11/21

たったひとりで、ロープも、金物類も使わずに登る夢想家、フリー•ソロイストが最高の賞賛を受ける。 そういえば、じじの名前は昇だけど、 登にも通ずるし、よい名前だ。

Posted byブクログ

2013/12/12

この世の地獄…と思いながら読んでいると、余りに驚いて吹き出してしまうようなこともあって、でも最後はやっぱりものすごく悲しい。悲劇でしかない。ふらふらで登頂して、途中で死んでしまっても、それは登頂成功ということに激しく違和感。

Posted byブクログ