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さよならを待つふたりのために の商品レビュー

4.2

45件のお客様レビュー

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2013/12/05

癌の転移で酸素ボンベが手放せないヘイぜル・16歳は、若い癌患者のためのサポート・グループで、癌で片足が義足になったバスケットボールの元有望選手・オーガスタスと出会う。お互いに惹かれながらも、お互いの残りの人生が短いことを解りあい、どちらかがいなくなった時の事を常に頭の片隅で考えな...

癌の転移で酸素ボンベが手放せないヘイぜル・16歳は、若い癌患者のためのサポート・グループで、癌で片足が義足になったバスケットボールの元有望選手・オーガスタスと出会う。お互いに惹かれながらも、お互いの残りの人生が短いことを解りあい、どちらかがいなくなった時の事を常に頭の片隅で考えながら、お互いの家族のその後も考え、ささえあい、残りの人生を疾走する。 死を常に意識して生きていかざるを得ない10代、残酷な運命の中の二人とその仲間たち。涙を抑えきれないラブストーリーでした。

Posted byブクログ

2013/11/17

the fault in our stars by John Green. cry teens, can't read ...

Posted byブクログ

2013/11/13

面白かったので、3日くらいで読み終わった。 チャプターが細かいので、区切りよく読める。 確かにお涙頂戴ではない。感情的になりそうな部分も、意識的にだと思うが抑えられてて、いわゆる「くさい」ところがあんまりない。そこがリアリティに一役かっている。 いい話でしたよ。

Posted byブクログ

2013/11/05

ここ数年で最も注目すべきヤングアダルト小説という触れ込みで来日した話題作。 物語はど直球の難病恋愛もので、避ける人は避けてしまう題材。僕もその類の人なのだけど、どっこい面白い。 悲劇的な盛り上がりを、ずーっと抑制しているので、静かで聡明な主人公の女の子の考えが、すっと頭に入って...

ここ数年で最も注目すべきヤングアダルト小説という触れ込みで来日した話題作。 物語はど直球の難病恋愛もので、避ける人は避けてしまう題材。僕もその類の人なのだけど、どっこい面白い。 悲劇的な盛り上がりを、ずーっと抑制しているので、静かで聡明な主人公の女の子の考えが、すっと頭に入ってくるんだねえ。(時々、思い出したように思春期の女の子らしい癇癪を起こすけど、いささか唐突。) ボーイフレンドのオーガスタスはビックリするくらいいい奴で、友達思いで、デートにはサプライズと気遣いを忘れなくて、ものすごく献身的で、ほどよくおバカという、書いてしまえば、なんだこいつこのやろうみたいな奴なんだけど、読んでいるといい奴なんだねえ。 オーガスタスが告白する場所や、二人が初めてキスをする場所は、「え、ここで?」というくらい、ロマンティックじゃないところを選んでいる。これも抑制なのかな。 二人の名人技みたいな気の利いた言葉の応酬が、現実離れしているとはいえ読んでて心地よいです。

Posted byブクログ

2013/10/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私は、20代30代にひとりづつ同級生をガンで亡くしています。 だからこういう、ガンに侵された少年少女の物語、というものは苦手です。 が、訳者が「そういうあらすじではあるけどそういう話ではない」と言っていたことが印象的で、なおかつ、ニューヨークタイムズ、ウォールストリートジャーナルなどの2012年のベスト1に選ばれた作品だというので、勇気を出して読んでみました。 確かに、訳者が言うとおり「あらすじと中身が一致しない」お話でした。あらすじを説明すると、陳腐でベタなお涙頂戴モノという印象しか与えないのだけど、読後の印象は違います。 泣ける話ではあるけど、泣かせようとしている話ではないのです。かわいそう、と流す涙でもありません。 また、全体を通して表現力が豊かで美しく、とてもいい作品でした。読んでよかった。 とはいえ、同級生たちのことは思い出しました・・・ 二人とも最後まで明るく前向きでした。一人はぎりぎりまで受験勉強をしていたし、一人は仕事のことをずっと気にして最後まで職場復帰を目指していました。 でも、私なんかより強い、などと思ってはいけなかった。それを口に出したかは覚えてないけど、傷つけてしまったかもしれないと後悔の気持ちでいっぱいです。 と同時に、彼らの心の動きが自然に感じられ、慰められた部分もありました。 切実な「生」へのおもいを受け止めることで、自分の人生も他人の人生も大切にしたいという気持ちになりました。 ありがとうございました。

Posted byブクログ