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おとなが育つ条件 の商品レビュー

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17件のお客様レビュー

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2013/10/29

発達心理学は子供の発達過程を扱う学問領域だという先入観があったが,高齢化社会の産物である,という観点から,生を受けて死ぬまでの各過程に於ける発達を細かに論ずる.各段階で再読したい面白い内容.自分の年齢での行は身につまされる.

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2013/10/23

とても興味深く読んだ。親になることと親をすることの違い。育児=育自などの著者の言葉が胸に残った。最も興味をひかれたのは幸福感の見解。かつて「男はしごと、女は家庭」という性別分業かなされていたが、社会の変化によりその意味は失った。現代において重要なのは仕事と家庭のワークライフバラン...

とても興味深く読んだ。親になることと親をすることの違い。育児=育自などの著者の言葉が胸に残った。最も興味をひかれたのは幸福感の見解。かつて「男はしごと、女は家庭」という性別分業かなされていたが、社会の変化によりその意味は失った。現代において重要なのは仕事と家庭のワークライフバランスである。育児不安が無職主婦に多いという結果はそのバランスがうまく保たれていない一例である。女性は、個として認められることがその幸福感につながる。社会参加の重要性を改めて感じた。

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2013/09/18

自分がアンドロジニー型であることがわかった。 「選択縁」というのは上野千鶴子の書籍で知った覚えがある。 自分が成長し発達するために両性具有的でなければならず、自ら選び取った「縁」の中で生きなければならないのでしょう。 発達心理学とあったので、発達障害の本かなぁ・・・と思ったのです...

自分がアンドロジニー型であることがわかった。 「選択縁」というのは上野千鶴子の書籍で知った覚えがある。 自分が成長し発達するために両性具有的でなければならず、自ら選び取った「縁」の中で生きなければならないのでしょう。 発達心理学とあったので、発達障害の本かなぁ・・・と思ったのですが、もっぱら「自分の生き方」を問うているものでした。

Posted byブクログ

2013/09/11

「人は変われるが」は持論ですが、やっぱり大人も育つらしい。最初は教育学っぽい話ですが、後半はワークライフバランスにつき、心理学の観点から考察している印象。多様な経験で大人は育つとのこと。

Posted byブクログ

2013/09/09

大人の心理の分析が的確です。ジェンダーの立場からの指摘も今考えてみると本当にそうだと思って反省もしました。もっともっと社会から変えていかないとね。

Posted byブクログ

2013/08/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

寿命が延びたことで、子育て以降の人生が長くなった。それを有意義に過ごすためのヒントが書かれた本。 ケアの提供者が女性に偏っている状態が現代社会の構造で続くと、ひずみがどんどん大きくなる。 男性もケアの提供を担うことで、ケアを与える側のことも学ぶことができて、それはさらなる成長になる。 これまで男性が担ってきた責任を女性が果たすこともしかり。 生物上の次元の変化→社会の変化→個人に求められる変化 という図式をイメージできた。

Posted byブクログ

2013/08/10

社会化による人の発達が現実社会を生きるために不都合が出て来ている。旧来の価値観に基づいた社会化に身を委ねるのではなく、自分でこれからのあるべき姿を模索し、それに向けて力を注ぐことが大事である。と解釈しました。そうすると今の学校教育でいいのかなと考えさせられた。もっと自分で考え自分...

社会化による人の発達が現実社会を生きるために不都合が出て来ている。旧来の価値観に基づいた社会化に身を委ねるのではなく、自分でこれからのあるべき姿を模索し、それに向けて力を注ぐことが大事である。と解釈しました。そうすると今の学校教育でいいのかなと考えさせられた。もっと自分で考え自分で行動する人を育てるように持っていかないとなあ。

Posted byブクログ