スワロウテイル/初夜の果実を接ぐもの の商品レビュー
いったい何人のアゲハが登場したかしら。鴉ヶ揚羽には泣いて馬食を切ることはできないだろうから、こういう納まりかたになるのかな。真白に勤まるのかどうか、不安が残ることは否定できないけれど。 一方で、第九種接近遭遇を持ち出さなくても、不完全性定理を掲げてしまえば未来の閉塞を決め付けるの...
いったい何人のアゲハが登場したかしら。鴉ヶ揚羽には泣いて馬食を切ることはできないだろうから、こういう納まりかたになるのかな。真白に勤まるのかどうか、不安が残ることは否定できないけれど。 一方で、第九種接近遭遇を持ち出さなくても、不完全性定理を掲げてしまえば未来の閉塞を決め付けるのは早いといえるのではないか。なにもオカルティックにせずとも。[more] 詩籐鏡子が食えないバーさんだったというのは妙に納得だけど。
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章立てからしてパラレルっぽいかなと思っていたけど、そのとおりでしたね 最近読んだ本で秀作だなと思った本は、この系統のものが多いかも ちょっと、ついて行けなかったところがあるので、もう一度読み返したいと思っています
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途中で引用されているbad apple!!にこんな解釈もありか、と思った。 久しぶりに聞きたくなった。 祝福された真白が全ての存在を呪い、拒絶された揚羽が全ての存在を受け入れたのが印象的。 最後に怒涛の超展開が続いて、消化不良を起こした。 結局揚羽って生きてるの?死んだの? 揚羽...
途中で引用されているbad apple!!にこんな解釈もありか、と思った。 久しぶりに聞きたくなった。 祝福された真白が全ての存在を呪い、拒絶された揚羽が全ての存在を受け入れたのが印象的。 最後に怒涛の超展開が続いて、消化不良を起こした。 結局揚羽って生きてるの?死んだの? 揚羽って何人もいるの? 疑問ばかり増えたのが残念だった。 麝香の存在もご都合主義の塊のようにしか感じなかった。 エピローグの洋一って一巻の少年? 今度こそ幸せにしてあげてほしい。 そういえば一巻からここまでで八年たっていたのに今更気づいた。 それから、毎回巻頭にあった百人の村の話が好きだった。
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人口自治区最大の危機と、揚羽たちの決断を描くスワロウテイルシリーズ最終巻。 ハッピーエンド、バッドエンド、トゥルーエンド、そんなあらゆる終わり方の要素が詰め込まれたシリーズの終着点だったと思います。 個性的な登場人物のやり取りや突飛な行動といったコメディ要素に鏡子の哲学...
人口自治区最大の危機と、揚羽たちの決断を描くスワロウテイルシリーズ最終巻。 ハッピーエンド、バッドエンド、トゥルーエンド、そんなあらゆる終わり方の要素が詰め込まれたシリーズの終着点だったと思います。 個性的な登場人物のやり取りや突飛な行動といったコメディ要素に鏡子の哲学談義と、前半部の雰囲気はこれまでのシリーズ通り、それだけに後半、今までのシリーズ通り、揚羽たちが過酷な運命に巻き込まれていくか、と思うと辛く、平和な前半パートで終わってほしい、と思わずにはいられなかった気がします。 自分の顔を持った殺人人工妖精”麝香”を追う揚羽を描くAパート、 自治区総督の暗殺によって騒乱に巻き込まれる真白を描くBパート、 そして、須田陽平が揚羽に会いに行く姿が描かれるCパートと、三つのパートがどのようにつながっていくか、も読みどころの一つです。 AパートとBパートの終着点の対比ほど悲しく残酷なものはなかったと思います。ひたすらに優しかった彼女たちが、なぜこの運命に生まれてこなければならなかったのか、人間が知的生命体を作ったことの罪深さまでにも思いを巡らせずにいられませんでした。 そんなささくれだった心に、エピローグのそれぞれのエピソードは、それでも生命として生きることの素晴らしさを伝えて、自らの心を浄化してくれるような、清らかさが感じられました。これもまた揚羽が読者に遺してくれたメッセージなのかと思います。 揚羽とともに、この世界のすべての人々と生命に祝福を願いたくなる、行き着くところに行き着いた最終巻だったと思います。作者あとがきで少しにおわせているところもあるので、願わくば少しでも、全員が救われるような、後日譚を、 あと作中でより大きな物語をにおわせるところもあったので、それもまたいつか書いていただけたら、読者としてこれ以上うれしいことはないです。
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ばらばらに描かれる物語が3方向。 最初脳内混乱から始まるのだけど、最後はまぁうまく繋がるのでそこは面白かったかな!
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シリーズ最終巻、夜更かしして読了。 ラスト消化不良だなぁ。 あとがきである程度気持ちの補完はされたけれど、構成含めてもっと語り方はあると思ったなり。
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購入。前作から一気読み。人間と人口妖精の物語は、これからなのだろうと思えるよい終わり方だったと思う。できるなら続きを読みたい。 ただ、どうしても真白だけ受け入れられない。他の登場人物に比べて独善的というか自己中、むしろ自己愛しかなかったように思えた。残念。
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全体として王道やテンプレに流されて陳腐になりかけている場面がちらほらある。 結末のための物語展開ですべて予定調和のよう。 トーンの違うパートが入り乱れていて没入できない。 シリーズの中では作品としてのクオリティは下かもしれない。 以上のように頭では「揚羽をめぐるシリーズ」最終巻...
全体として王道やテンプレに流されて陳腐になりかけている場面がちらほらある。 結末のための物語展開ですべて予定調和のよう。 トーンの違うパートが入り乱れていて没入できない。 シリーズの中では作品としてのクオリティは下かもしれない。 以上のように頭では「揚羽をめぐるシリーズ」最終巻に対する期待を超えられなかったと思っている。 それなのに読み終わってから心動かされている。 つまりは感動している。 心に残る何かがある以上、自分にはホームラン。 シリーズ全体の評価は最高。 また最初から読み返したい。
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悲しい最後。 けど、なんとなく明るい未来が見えるような。 ただ、途中まったく話の筋とは関係なく哲学の垂れ流しがあったりラノベらしさが抜けない形容詞節の冗長さが少し残念。 ストーリー自体はとても良かった。
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とうとう終わってしまいました。大円団でしたね。 みんながハッピーエンドでは無いけれど、エピローグ及びExtra Storyで1作目からのファンも納得がいったのでは。 のっけから揚羽が3人出てきて混乱しました。且つ各段落が主人公毎にA,B,C,D,の符号が付いて符号毎に時系列で話が...
とうとう終わってしまいました。大円団でしたね。 みんながハッピーエンドでは無いけれど、エピローグ及びExtra Storyで1作目からのファンも納得がいったのでは。 のっけから揚羽が3人出てきて混乱しました。且つ各段落が主人公毎にA,B,C,D,の符号が付いて符号毎に時系列で話が進行する仕掛け。 伊坂幸太郎かと思いましたよ。 懐かしの雪柳が出てきて小揚羽周辺は楽しそう。 麝香も最後の最後で救われたし、一番可哀そうなのは真白かな。 表紙がラノベ風なので随分損してると思います。確かに一部ラブコメ風だし一部すちゃらか描写は有りますが、堂々たるハードSFでした。 この設定をいかして是非続編またはスピンオフを!
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