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クラウドからAIへ の商品レビュー

3.5

51件のお客様レビュー

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2014/05/06

・ルールベースのAiから、ビッグデータと確率によるAiへ、さらにニューラルネットワークへとAiの歴史がよくわかった。昔、星新一の小説で、コンピュータにありとあらゆる知識をインプットしたらふっと消えてしまって神になったという物語を読んだことがあります。確かにあらゆる知識を溜め込めば...

・ルールベースのAiから、ビッグデータと確率によるAiへ、さらにニューラルネットワークへとAiの歴史がよくわかった。昔、星新一の小説で、コンピュータにありとあらゆる知識をインプットしたらふっと消えてしまって神になったという物語を読んだことがあります。確かにあらゆる知識を溜め込めばあらゆる判断が可能になるというには、当時としては分かりやすいストーリーだったにかもしれません。 この本を読むと、人間が機械より優っていることは何なんだろうと考えさせられます。産業革命のときも当時のイギリス人は同様に考えたのでしょう。 ・確率ベースのAiを使えば、人間よりベターな判断ができるようになる気がする。会社の昔の実績が認められて偉くなった人の一言に振り回されることもなくなるのかもしれない。

Posted byブクログ

2014/05/06

他の人のレビューにもあるように、教科書的に人工知能にまつわるトピックがまとめられた本。少なめのページ数ながら情報量は多く、その意味でコストパフォーマンスの高い良書。 人工知能の歴史、近年の技術的潮流、ビジネスとの関わり、争点となりうる倫理的・社会的な問題の四つが主な内容。 -...

他の人のレビューにもあるように、教科書的に人工知能にまつわるトピックがまとめられた本。少なめのページ数ながら情報量は多く、その意味でコストパフォーマンスの高い良書。 人工知能の歴史、近年の技術的潮流、ビジネスとの関わり、争点となりうる倫理的・社会的な問題の四つが主な内容。 ----- 最後に個人的に面白かった点をひとつ。 インターネット自体のS / N比が加速度的に小さくなりつつあり、従来の検索アプローチが役に立たなくなりつつあるというIT企業の現状認識について。 特にgoogleが大枚をはたいてAIに入れ込んでいる現状は、裏を返せば一昔前に流行ったhuman computingの処理限界を示しているのではないか。なぜならgoogleこそが史上最強の工学的human computing machineだったのだから。つまり今のインターネットの規模が、我々人類が集合的に処理できる複雑さの限界だということだ。 このことは同時に、我々の生み出す似たような集合的生産物、たとえば都市の複雑性もこれくらいということを示唆しているのだろうか。

Posted byブクログ

2014/04/25

著者のいう第2のAIの冬に関するエキスパートシステムに興味を持っていて、何とか導入を企画した記憶があったので、楽しく読めた.ビッグデータを駆使して情報を集積する手法は、実用的であることは実感している.驚異的な速度で進行するIT技術をしっかりとした視点から捕らえている好著だ.

Posted byブクログ

2014/04/20

ちょうど興味あるネタだったので購入。目新しい話はないが、背景から現状までわかりやすく整理されている良書かと。 スーパーコンピュータがある時代の最先端の技術(コンピュータ)の別称であるなら、人工知能も同じことが言えるか。

Posted byブクログ

2014/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最近のトレンドでよく聞く言葉である「ビックデータ」と表裏一体の関係(※1)にある「AI」に関して広くざっくり紹介している本で、 急スピードで変化しているIT業界の今を捉えるひとつの視座を得ることができる。 人間がコンピュータに合わせていた時代(人の手足としてのコンピュータ、IA)から、コンピュータが人間に合わせるようになる(AI)時代への大きな変化を感じるには第2章をじっくり読むのが良い。 また、スマフォ・アンドロイドのアップル・Google対決を楽しく見守っている人は、ビッグデータ争奪戦のためのUI対決部分として第1章を読むのが良いかなと思う。 個人的にはルンバ等の家電ロボットに言及していた第3章の部分も、家にいて人と関わっていくロボットの理想形は何かを考えさせてくれて結構楽しかった。 ※1・・社会がIT化されていくことで保存されるようになった大量の情報(ビッグデータ)は存在するが、人間が整理整頓するには手に余る     →AIが自発的に考えて欲しい結論を探してくれるようにならないと使えないなあ、みたいなイメージ ☆関連書籍として『考える脳、考えるコンピュータ』をおススメ、本書で出てくるディープラーニングに関して詳しい。 ☆題名にはクラウドが入っているが、クラウドに関しての記述はない

Posted byブクログ

2014/03/18

これまでのAIブームの概略や現況についてはよく纏まっているのだが論点が少々わかりにくい。従前とAIブームの今回の違い(定着し飛躍するのか)の見通しは欲しかった。いくつかの話題、例えばアップルの「Siri」をUIとしたプラットフォーマー戦略の解説は興味深かったので、的を絞ったほうが...

これまでのAIブームの概略や現況についてはよく纏まっているのだが論点が少々わかりにくい。従前とAIブームの今回の違い(定着し飛躍するのか)の見通しは欲しかった。いくつかの話題、例えばアップルの「Siri」をUIとしたプラットフォーマー戦略の解説は興味深かったので、的を絞ったほうが読者にとってはよかったように感じた。 チューニングマシンのゼロイチの限界からクラウドを技術的背景としたベイズ統計処理、そしてまだまだ発展途上のニューロンネットワーク。ここらへんはもう少し丁寧に背景を説明してもよかったかもしれない。 いずれにせよAI分野はグーグル・アップル・フェイスバックが参入する魅力的マーケットの可能性を秘めていることには変わりないので概略を把握したい方には良いと思う。

Posted byブクログ

2016/10/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(2016年10月19日) 再読。2年たちましたが、AIの進化は本書の書かれた時点を上回る速度で進んでいると思います。 本書に出てくる、ロボット、自動車の自動運転、そして将棋や囲碁ソフトは次から次へと新し展開が出てくるし。 未来を描いた内容だと思っていましたが、既に一部の内容は古さすら感じさせる、現実の変化のすさまじさ。10年後くらいには、本当に今までとは全く違った世界に住んでいるかもしれません。 (2014年3月14日) ちまたでよく聞くクラウドって、データセンタとどうちがうのよ?といまだに腹に落ちていないワードなんですが、本書を読んで眼からウロコでした。スマホや各種センサーから集められる膨大なデータをセンター側でAI(人口知能)を用いて分析、判断することで、これまでとは全く異なる世界観が生まれる。。こうしてみると、やはりグーグルやアップルが見ている場所は、一般の人々よりもかなり先をいってますね。 また、本書後半では、AIの進化により仕事においても「機械との競争」が始まると問題提起されてますが、これは本当に近い将来直面する未来なんだろうと、最近のAI関連のニュースをみるとヒシヒシと思います。

Posted byブクログ

2014/02/08

現状の人間とAIとの立ち位置を一番分かりやすくまとめた本と言えるのではないだろうか。現在AIがどこまで進化しているのか、また、今後想定される事態に対して人間がいかに振る舞うべきかを簡潔に記述している。私はAIに対しては悲観的かつ楽観的である。恐らくAIは今ホワイトカラーと言われる...

現状の人間とAIとの立ち位置を一番分かりやすくまとめた本と言えるのではないだろうか。現在AIがどこまで進化しているのか、また、今後想定される事態に対して人間がいかに振る舞うべきかを簡潔に記述している。私はAIに対しては悲観的かつ楽観的である。恐らくAIは今ホワイトカラーと言われる、現段階では勝ち組と言われている人達のかなりの仕事を奪うと見ている。その過渡期はかなりの悲劇的であり、既得権にしがみつく人は理屈にならない理屈を並べて抵抗すると思うが、いずれ勝負は付いてしまう。そうなった時の社会は大量の失業者が街に溢れると思うが、一方で劇的な効率化が図られ物価は大きく下がると思う。もちろんAIをコントロールするごく一部の人間は莫大な富を手にするが、そうでない人も収入は激減するが物価も下がるため生活には困らない、という社会になるのではないかと思う。要は世の中の大抵のことはAIがやってしまうので人間は暇になるのである。それは悲惨な未来かというとそうでもなくて、そこからがまさに人間らしい社会というか、人間の創造性を存分に発揮できる社会なのではないかと、勝手に夢想している。だから、これから人間が本当に力を入れて取り組むべくは芸術的分野ではないかと本気で考えている。もっとも、その分野ですらAIが進出して来るのかもしれないが。

Posted byブクログ

2013/12/15

今の最前線の人工知能は、人間を補完する機能であり、私たちが思っているような、鉄腕アトムができる訳ではなさそうですね。siriなんて結構使えるコンセルジュになりうる可能性を感じます。

Posted byブクログ

2013/11/24

■AI 今後AIを搭載した製品が社会に浸透するにつれ、次の2つの問題が生じる。 1.機械への依存度が増すことによって、生じる危険性。近い将来、AIを搭載した機会が自ら動き、判断するようになれば、新たな危険が生じる。たとえば「自らの判断で人を殺す軍用ロボット」が開発される可能性が...

■AI 今後AIを搭載した製品が社会に浸透するにつれ、次の2つの問題が生じる。 1.機械への依存度が増すことによって、生じる危険性。近い将来、AIを搭載した機会が自ら動き、判断するようになれば、新たな危険が生じる。たとえば「自らの判断で人を殺す軍用ロボット」が開発される可能性がある。 2.AIによって人間の雇用や存在価値が失われることへの不安。AIを搭載したソフトウェアや機械によって、オフィスや工場、倉庫などで働く人々の職が奪われる。

Posted byブクログ