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「売り言葉」と「買い言葉」 の商品レビュー

3.5

28件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/11/28

いま仕事で、とある商品に名前をつけようとしている。 商品ネーミングをキーワードに手に取ったのがこの本。 とても勉強になった。 ネーミングの奥深さ(簡単には済まない難しさ!)を知ることができた。 特に、日本語は、ひとつの言葉でいろんな情景・解釈を浮かばせる力があるので、安易にカタ...

いま仕事で、とある商品に名前をつけようとしている。 商品ネーミングをキーワードに手に取ったのがこの本。 とても勉強になった。 ネーミングの奥深さ(簡単には済まない難しさ!)を知ることができた。 特に、日本語は、ひとつの言葉でいろんな情景・解釈を浮かばせる力があるので、安易にカタカナや英語でカッコつけず(流れず)、日本語の奥行きまでを好きになって正しく綺麗に届けられるようになりたい。 すぐに活かせそうなものもあれば、鍛錬が必要なものもあったので、また躓いたら読み返しながら、本書からの学びは商品のネーミングに活かしたいと思えた。

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2019/08/15

”「大人たばこ養成講座」のコピーライター、岡本欣也さんの著書。 <読書メモ> <きっかけ>  「心を動かすコピー」という内容も気になるが、なんといってもタイトルにひかれて。 ”

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2017/04/23

コピーライティングの入門書というべきか、一般への応用というべきか。 名作コピーがたくさん載っていて、眼福ならぬ読福だった。 子供の頃に見聞きしたコピーでも、結構記憶に残っているものだなあ。 終盤の「文章を寝かせて自分も寝よう」はその通り。 よく先輩には、夜にコピーを書いて、翌朝...

コピーライティングの入門書というべきか、一般への応用というべきか。 名作コピーがたくさん載っていて、眼福ならぬ読福だった。 子供の頃に見聞きしたコピーでも、結構記憶に残っているものだなあ。 終盤の「文章を寝かせて自分も寝よう」はその通り。 よく先輩には、夜にコピーを書いて、翌朝見直すといい、と言われた。 夜の方が興奮してるからのりやすいけど、朝冷静な頭で読み返してみると論理が破綻してたりするので、そういうところを調整して、最終的に良いものができる、とな。

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2017/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

コピーライティングの実態、そして、従来の著名コピーが隔絶的な価値を持つ理由は何か。この点を解読する書。よきコピーは、短い、語呂がよい、芳醇なイメージを喚起する(もっとも、それだけではなく、何か時代の空気感のようなものを反映している気がするが)という特徴を持つようだ。

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2016/03/25

キャッチコピーというのに惹かれて読みました。 様々なキャッチコピーが例として用いられ、それがどのような効果をもたらしているのか。書く時に意識することがわかりやすいです。 斬新な事を言ってるわけではありませんが、「そういえば意識してたっけな」と自分の文章を再確認させてくれるいい本で...

キャッチコピーというのに惹かれて読みました。 様々なキャッチコピーが例として用いられ、それがどのような効果をもたらしているのか。書く時に意識することがわかりやすいです。 斬新な事を言ってるわけではありませんが、「そういえば意識してたっけな」と自分の文章を再確認させてくれるいい本でした。 個人的には、ですます調の文章で圧迫感がなかったのがよかったです。

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2016/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者の代表的コピーは「たばこを持つ手は、子供の顔の高さだった。」 粋なのは、一倉宏氏の東日本旅客鉄道「会いに行き、恋をしろ」のダジャレで「愛に雪、恋を白」のスキーツアーのキャッチコピー 売り手の主張をストレートに表現し違いを伝える、黒子、裏方、体育会系、啖呵をきったような威勢のよさ、事実をわかりやすく伝える誠実さ、短い言葉の中に力強いメッセージ、頼もしさと親しみの同居「売り言葉」(仲畑貴志)、買い手目線で同じであることを伝える、主演、話題、抽象的、企業側から買い手側への信頼の上に成り立っている言葉、文系、人間の深い部分に触れる表現、見た人を幸せにする「買い言葉」(糸井重里) 年賀状は一年で、いちばん初めに届けられるプレゼント。 本質は、いつだって新しい。ど真ん中の価値はぶれない。普遍的な強さを持って、時代さえも包括する力がある。

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2015/12/12

広告のコピーについて考える本。よく出来たボディコピーのように気持ちよく読めます。読む、というよりソフトクリームを舐めるているように最後までペロリ。柔らかくてすっきりしているのに濃厚に感じるのは広告の言葉を「売り言葉」と「買い言葉」に分けて過去の名作コピーをせいりしているからかな?...

広告のコピーについて考える本。よく出来たボディコピーのように気持ちよく読めます。読む、というよりソフトクリームを舐めるているように最後までペロリ。柔らかくてすっきりしているのに濃厚に感じるのは広告の言葉を「売り言葉」と「買い言葉」に分けて過去の名作コピーをせいりしているからかな?「売り言葉」の父を仲畑貴志、「買い言葉」の父を糸井重里に置いているのに新鮮で深い納得を感じました。全然関係ないけど同時代に二人の天才がいる分野は豊穣な文化になるのかも、とも思いました。写真だとアラーキーと篠山紀信、野球だと長島と王、プロレスだと馬場と猪木、映画だと小津と溝口、なんてね。

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2015/06/04

広告のコピーを考えるとき やはり、売り言葉になってしまうのだな。 と思っていた。 それを明快に 売り言葉と買い言葉に区別して その目線の違いを 整理して 解説する。 世の中には たくさんのコピーが 満ち溢れ、 そのなかで、きらりと輝く コピーが うまれている。 時代が ...

広告のコピーを考えるとき やはり、売り言葉になってしまうのだな。 と思っていた。 それを明快に 売り言葉と買い言葉に区別して その目線の違いを 整理して 解説する。 世の中には たくさんのコピーが 満ち溢れ、 そのなかで、きらりと輝く コピーが うまれている。 時代が 生み出すのか? 言葉が 輝くのか? 確かに、キャッチコピーをつくる天才みたいな人が いるのと 日本語とは 実に 綾にとんだ言葉だと思う。 シンプルな表現ほど 言葉が 定着し 輝く。 たくさんのコピーが紹介されていて、 いろんなイメージがわいた。 ボディコピーって 人間がむき出しになりますね。 経験が 裏打ちされます。

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2015/01/16

基礎編的な内容だけどところどころに役立ちそうな箇所が。コピーは誰かと考えた方がいい、というのは本当にそうだと思う。

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2014/06/26

例えば、シンプルか余韻を残すか。自虐的か自尊的か。直接的か間接的か。リズム感があるか癖になるか。斬新か定番か。タイムリーかアンタイムリーか。語り口調か命令口調か呼びかけか。短いか長いか。情緒的か論理的か。ギャプがあるかそのままか。そもそも売り手目線か買い手目線か。コピー書く上での...

例えば、シンプルか余韻を残すか。自虐的か自尊的か。直接的か間接的か。リズム感があるか癖になるか。斬新か定番か。タイムリーかアンタイムリーか。語り口調か命令口調か呼びかけか。短いか長いか。情緒的か論理的か。ギャプがあるかそのままか。そもそも売り手目線か買い手目線か。コピー書く上でのたくさんな既成のヒントが本書には散りばめられています。アイデアを生むためには様々な前例を勉強することは凄く大切だと思っているので、その意味では良い本だと思います。僕もレビューを書く上で、もちろん言葉使い、選びに気を付けて文を推敲しているし、もっと人を響かせるような文章を書きたいと思っています。そういう人には少しは参考になるような本ではないでしょうか。

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