道を尋ねた女 の商品レビュー
遠山金四郎の懐刀の多々羅醇堂の影御用のシリーズと、書かれており、面白そうかな?と手に取った本である。 島原の乱が、発端と、なるのだが、「島原の乱」自体良く覚えていなかった。 島原の領主に寄る教徒への迫害弾圧とか、重税による百姓一揆が、始まり、鎮圧のため、キリシタン禁止令を発してい...
遠山金四郎の懐刀の多々羅醇堂の影御用のシリーズと、書かれており、面白そうかな?と手に取った本である。 島原の乱が、発端と、なるのだが、「島原の乱」自体良く覚えていなかった。 島原の領主に寄る教徒への迫害弾圧とか、重税による百姓一揆が、始まり、鎮圧のため、キリシタン禁止令を発していた幕府が、大軍を送るが、惨敗で、老中松平伊豆守信綱が、鎮圧し、この乱の首領が、天草四郎位の知識しかなかった。 読んでいると、37000人の叛徒が、皆殺しされたのに、1人だけが生き残った者がいると言う事や、天草四郎の出自が、豊臣秀頼説など、興味深く読んでしまった。 しかし、肝心な題名の「道を訊ねた女」自体、影が薄い作品である。 そして、遠山の金四郎が、もっと、活躍するのかと、思っていただけに、少し、捕り物的な話の盛り上がりが、無いように思われた。 伝奇小説的要素があると、終わりの解説に縄田一男氏が、書かれているが、、、私は影御用の時代小説と、思っていたから、読んでいてあまり面白く感じなかったのかもしれない。
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