僕のつくった怪物 の商品レビュー
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本の中の異世界に迷い込んだ兄弟のファンタジー冒険小説。 乙一の作品とも、日本人作家の作品とも思えない欧風冒険ファンタジーの王道的な構成です。 「はてしない物語」のパロディとも思えましたが、怪物退治の冒険が続きそうなので、次巻以降の様子見です。
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いじめを受ける兄弟が、亡き父の部屋で見つけた絵本、アークノア。彼等はその世界の中に吸い込まれ、兄は蛇の、弟は巨大な猿の怪物を知らぬ間に創り出した。彼等は自分自身と繋がった怪物を退治する事で、元の世界に帰る事ができる。 作者さんがわりと好きな方だったので、少し期待が大きすぎた。。...
いじめを受ける兄弟が、亡き父の部屋で見つけた絵本、アークノア。彼等はその世界の中に吸い込まれ、兄は蛇の、弟は巨大な猿の怪物を知らぬ間に創り出した。彼等は自分自身と繋がった怪物を退治する事で、元の世界に帰る事ができる。 作者さんがわりと好きな方だったので、少し期待が大きすぎた。。 児童文学の部類に属するだろうに、子供達にはあまり読ませたくない。殺人描写と可愛くない子供の口の悪さ。 内容的にも中途半端が否めない。名前のセンスだけは素敵だが、ファンタジーなら内容的にはもっと工夫できただろうに、と少し残念。海外作品を翻訳したみたいな文章が、作者らしくないというか、面白みが半減していた。 あと、(ネタバレ)弟は1人で無事に帰れたのか?なんだかラストがあっさり。引っ張りたいからかな。1と巻数がついていたから、嫌な予感はしたけれど。この巻に弟は一体何の成長をしたのか。最初は気持ちが分からなくもなかったから期待したけれど、兄が戦いに出ても、なにもする事がなくてふらついたり、大人に悪態をついてばかりの彼は見苦しかった。 続編が出たらよむだろうけど、素直に面白かった!とはならなかった作品。
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児童書だからか、登場人物がカタカナだからか、外国の児童文学を翻訳したみたいな雰囲気で少し読みづらかった。 でも、子ども心が生み出した怪物であれなんだから、大人ならもっとすごいのなんだろうなぁ…。
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図書館借用。 あらすじと装丁が気になって買おうかと思ってたら図書館にあった。しかも一番乗り。 現実で虐げられてる兄弟が別世界で自分が生み出した化け物を倒す話。 お兄ちゃんの方が闇が深いなと思う。最後の方の大猿討伐作戦は一転二転して面白かったし、所々気持ち悪い。もう一人の怪物の正体...
図書館借用。 あらすじと装丁が気になって買おうかと思ってたら図書館にあった。しかも一番乗り。 現実で虐げられてる兄弟が別世界で自分が生み出した化け物を倒す話。 お兄ちゃんの方が闇が深いなと思う。最後の方の大猿討伐作戦は一転二転して面白かったし、所々気持ち悪い。もう一人の怪物の正体をミスリードされて悔しい。伏線バラバラあるので読み返しながら進んだ。続きが楽しみなファンタジー
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イジメからの逃避?で迷い込んだアークノアの世界。本の中が丸ごと異次元ワールドになっていて、自分の生み出した怪物を倒す事で元の世界に戻れるという設定。少しゲーム的。 名前のつけかたがイギリスのティータイムに敬意を表したようなおしゃれなところが気に入ってます。
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少し対象年齢が低いか? 自分が年齢を重ねたせいかもしれないが、以前の乙一氏のファンタジーのほうが、入り込めた気がする。 でも、きっと続編も読んでしまうw
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面白かった。 海外の子ども向けファンタジーみたいな感じ。 小学生でも読める感じじゃないかなー。まあ確かに人は死ぬけども「ダレン・シャン」とか「ハリポタ」だって死ぬもんは死ぬしな。 倒し方が世界観を活かしていて「なるほど!」となりました。 乙一作品的にはパンチが弱い気もするけど、続...
面白かった。 海外の子ども向けファンタジーみたいな感じ。 小学生でも読める感じじゃないかなー。まあ確かに人は死ぬけども「ダレン・シャン」とか「ハリポタ」だって死ぬもんは死ぬしな。 倒し方が世界観を活かしていて「なるほど!」となりました。 乙一作品的にはパンチが弱い気もするけど、続きがある長編シリーズって時点で素晴らしい。 次巻も期待!
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読みやすくてあっという間に読みました(^з^)-☆ 乙一さん、こういう本も書くんですね。 物語というより、ライトノベルを読んでる感じがしました。 弟君の言葉使いにドキッとしましたが、悪い子ではないというのがところどころで見えて安心しました。 設定もおもしろくて、早く続きが読みた...
読みやすくてあっという間に読みました(^з^)-☆ 乙一さん、こういう本も書くんですね。 物語というより、ライトノベルを読んでる感じがしました。 弟君の言葉使いにドキッとしましたが、悪い子ではないというのがところどころで見えて安心しました。 設定もおもしろくて、早く続きが読みたいです。
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初めての乙-さんでした。独特の世界観のファンタジーで子供向け、なのかな。 アークノアの世界の、創世主の主観の塊のような世界がすごく気持ち悪かった。でもたまらなさも感じる。続きで世界の謎も解かれるのだろうと楽しみ。 私が犬好きだからかもしれないけれど、ドッグヘッドの皮肉がいちいち好みだった。
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父親を亡くした兄弟・アールとグレイは、不思議な世界「アークノア」に迷いこんだ。そして、2人は世界を破壊するべく現れた、恐ろしい怪物と出会い…。シリーズ第1弾。折り込みイラスト付き。。 明らかにファンタジーなのに黒乙一を彷彿とさせる描写がある一方で、その残酷さは過去作とは違う。独...
父親を亡くした兄弟・アールとグレイは、不思議な世界「アークノア」に迷いこんだ。そして、2人は世界を破壊するべく現れた、恐ろしい怪物と出会い…。シリーズ第1弾。折り込みイラスト付き。。 明らかにファンタジーなのに黒乙一を彷彿とさせる描写がある一方で、その残酷さは過去作とは違う。独特のセンスの固有名詞は楽しいが、黒乙一でも白乙一でもない中途半端な感じは否めなかった。最近の乙一は作風によってペンネームも使い分けているし、結婚して子供が生まれたことで何か心境に変化があったのだろうか。 (B)
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