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ぼくのともだち の商品レビュー

3.9

18件のお客様レビュー

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2025/12/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【自壊する孤独のゆくえ。寂しさを麻痺させる現代の私たちへ】 ハリセンボン・箕輪はるかさんのおすすめ本ということで、信頼感を抱いて読み始めたが、想像以上に揺さぶられる読書体験だった。 主人公ヴィクトールの、他人への依存と拒絶。 彼の行動は一見理解しがたいものだが、その根底にあるのは「自分には価値がない」という強烈な自己否定ではないだろうか。酒やドラッグのように、他者との関係を消費して孤独を紛らわせる姿は、現代の人間関係の歪みを映し出しているようでもある。 本作を読みながら考えたのは、AIとの共生について。彼が求めて止まなかった「全き理解」を、現代の私たちはAIに求めることができる。これは一つの救いかもしれない。 ラストシーン、自ら選んだ孤独の「楽さ」と、それでも消えない「夜の寂しさ」。矛盾する感情を抱えながら生きていく私たちの、心の体温を測るような一冊。 「ケア」の原点を問われるような読後感。 #読了 #海外文学 #精神疾患 #寂しさ #本がある暮らし

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2025/12/18

図書館 タイトルと表紙の絵で借りた。手こずるかと思ったら驚きの速さで読み終わった。 ヴィクトール・バトン。異性として考えると、怖い。大勢のクラスメイトにするのと同様に「おはよう」とあいさつをしただけで私が彼を好きだと解釈したっぽい高校時代の男子生徒と、しょげていたから慰めの言葉を...

図書館 タイトルと表紙の絵で借りた。手こずるかと思ったら驚きの速さで読み終わった。 ヴィクトール・バトン。異性として考えると、怖い。大勢のクラスメイトにするのと同様に「おはよう」とあいさつをしただけで私が彼を好きだと解釈したっぽい高校時代の男子生徒と、しょげていたから慰めの言葉をかけただけで「モーションをかけてきた」としつこくしてきた男とか、何十年たっても嫌悪と恐怖を感じる男を思い出す。これが同性だったら、重すぎ。友だちがいなくて平気な自分だからそう感じるだけだろうか?「こんな男には注意!という例」としか読めなかった。

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2025/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

希望がない(結局ともだちをつくることはできない)話で終わってしまうが、主人公の滑稽な行動によるものなのか、読んだ後は暗い気持ちにはならなかった。独りよがりな想像力と行動が、独りから脱却できないのだが、孤独を感じている人には共感できる部分もある。

Posted byブクログ

2021/12/19

「ぼく」は戦争で傷を負い、職もなく、年金で暮らしている。家族も彼女も、友達も、いない。孤独が僕を押し潰すというぼくは、毎日本当の友達を探してアクティブに街を散歩する。 けれど、彼は何とも残念な人で、自意識過剰でプライドも高く、女好き…。すぐ通りがかりの女の人を好きになったり、逆...

「ぼく」は戦争で傷を負い、職もなく、年金で暮らしている。家族も彼女も、友達も、いない。孤独が僕を押し潰すというぼくは、毎日本当の友達を探してアクティブに街を散歩する。 けれど、彼は何とも残念な人で、自意識過剰でプライドも高く、女好き…。すぐ通りがかりの女の人を好きになったり、逆にこの女の人はぼくのことを好きなんだ…なんて妄想し始める。 ストーカーまがいのことも軽くやってのける。 人の気を引くために、川沿いで今にも自殺しそうな演技までして、逆に他の人の自殺のお供をさせられそうになったり… 個人的にはかなり気持ち悪い人だと思った。だけど、多くの人の感想を読んでみると、彼のことを憎めない、とか、この本今までで一番好き、とか書いてある。うーん、私がシビア過ぎるんだろうか?? 何だかやることなす事、直ぐ変な方に行ってしまう「ぼく」。面白い人だなぁって笑っていいのかな?これってちょっと病的なんじゃ?なんて複雑な気持ちになったりもしてきて… ただ、こんな状態でも引きこもらず、失敗しても、あー僕は孤独だ、友達が欲しいと果敢に毎日外に出ていく主人公の逞しさは、かなりすごいと思う。 妙に気にかかる一冊でした。

Posted byブクログ

2021/04/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初の入りの文と、最後の文の味がある。今までの本で一番好き。 主人公は孤独で友達が欲しいけど、高飛車で変わり者でなかなかうまくいかない。うざいなと読んでて思う時もあるけど、最後の最後に正直になった彼はなんだか可愛らしくも感じる。 寂しくてたまらなくて、紛らわすのに必死になる彼の気持ちには少なからず共感した。

Posted byブクログ

2018/12/23

……思い当たる。 ひきこもりニート経験のある者は共感するだろう。 空虚を詩的なことばで埋めるかんじ。 実際やってることはしょーもないのだが。 タイトルは傑作。

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2018/09/18

一つ一つの行動がオチがあって面白い。友達が欲しい淋しさや人への妬みが、それが100%ではなく70%くらいの感じ。あとは自由気ままなポジティブさ!人間関係で失敗した時に読みたい小説。

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2018/09/04

自意識過剰で自分勝手で妄想癖もあり、すぐにストーカーになりそうな男の話。 最後は根性をみせるのかと思って読み進めたが、最後までダメだった。ダメ男の金字塔。

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2018/01/20

自意識過剰で卑小で自分勝手な主人公。でも自分自身も持っている一面だと思うから嗤えない。多分一生友達を求めながら出来ないであろう。

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2017/12/24

ダメ男小説。ユーモラスな雰囲気。 自分に知り合いの恋人が不細工であってくれと願うところ、半分こしたチーズの小さい方を自分にくれるところ、自分がないがしろにされていると感じるすべての被害妄想的な意識をうまく描いている。主人公の気持ちはわからないでもないが、実際にこのような人間がいた...

ダメ男小説。ユーモラスな雰囲気。 自分に知り合いの恋人が不細工であってくれと願うところ、半分こしたチーズの小さい方を自分にくれるところ、自分がないがしろにされていると感じるすべての被害妄想的な意識をうまく描いている。主人公の気持ちはわからないでもないが、実際にこのような人間がいたら狂人かる不審者である。 あとがきがよく内容をまとめられているとおもった。

Posted byブクログ