世界のエリートが学んできた「自分で考える力」の授業 の商品レビュー
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日本人は、他人の意見に同調してばかりで、自分の意見を主張しないとよく言われる。だが、そもそも自分の意見の構成方法を知らないのではないか?そう考えた筆者は、ある事柄について、自分の意見を確立し他者に発言するという一連のプロセスの作成方法こそ、まず習う必要があると考え、その考えをまとめたものが本書である。 本書では、ある事柄についての理解力を高め、自分の意見を構築する方法が具体的に記されており、即実践できるものが多い。 以下の1,2が本書で特に印象深いと私が感じた2点である。 1. ある事柄について、十分な理解なしに意見を言うことはNGということ。それは意見ではなく単なる憶測だからである。 2. 考察を深める際に、よく色々な人の立場から物事を考察するべきというのはよく耳にする。だが、ただ他者の視点から考察するだけでは十分ではない。他者が本当に手に入れたいもの、心から欲しているものにこそ目を向けることが大事であるという。この本質をとらえることが非常に重要になるということである。 このように、そもそも考えるとはなにか、自分の意見を持つにはどうしたらいいのかが詳細に記されているのが本書である。
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基本的なクリティカルシンキング(自分でじっくり考えるための思考法)を学べる。トレーニングが参考になる。
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オーディオブックにて視聴。 クリティカルシンキングをベースに、考え方の型や、話し方の型を教えてくれる。割と体系立っていて、分かりやすく、俺すげーだろ系のエリート本とは一線を画す。
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本当に理解できているかのチェック 5歳児に説明できるか よい質問をするための12ヶ条 5W1H なんのために?なぜそう言えるの? 情報にツッコミをいれる 必然性を問う データの正当性、妥当性を問う あいまいな言葉をチェックする 似て非なるものを引き合いに出す ...
本当に理解できているかのチェック 5歳児に説明できるか よい質問をするための12ヶ条 5W1H なんのために?なぜそう言えるの? 情報にツッコミをいれる 必然性を問う データの正当性、妥当性を問う あいまいな言葉をチェックする 似て非なるものを引き合いに出す 物事の両面を確認する きっかけについて尋ねる なぜ今なのか? 長期的な展望について聞く 背景について聞く 事実と意見を区別する 事実は何らかの形で証拠を示せるもの 意見は人それぞれ違い得るもの 意見には根拠(なぜなら…)が必要で、 根拠は事実レベルまで落としこむ 意見を結論と根拠に分ける 結論→なぜならば、根拠のロジックはOK? 根拠→故に、結論のロジックはOK? 根拠→結論のロジックが釈然としない場合は 暗黙の前提を探し、その根拠を考える 視点を増やす 一人弁証法 とにかく自分の考えに反対する視点で 自分の考えの戦わせることで 新たなアイデアを生み出す より良い決断をするための思考プロセス 決断しかねてる行動を、肯定文で書く 何故その行動をおこしたいのか、目的を明確に その目的を達成する手段を書き出す それぞれの手段がもたらし得る未来を、 上手く行った場合といかなかった場合とで 書き出す 現実的でないものを、消す 意見を交換する14のルール この世に絶対的な正しい意見はない、と心得る 相手にとって分かりやすい言葉と流れで これから話す内容のマップを示す 大事な箇所は表現を変えながら繰り返す 断定的な口調は避ける 反論=人格否定ではない NOは相手からの質問 相手の話をさえぎらない わかったつもりはNG 相手の意見の丸呑みは尊重ではない 相手のペースに呑まれない 根拠を聞こう 知ったかぶりをしない 反対するなら代替案を 自分にとって大事なことに気づく手順 モヤモヤした感情に気付く その感情を認めてやる その感情の正体を探る なぜその感情を持つのか、根拠を探る (自分の大事なことが分かる) 自分にとって大事なことを認めてやる
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■視点の増やし方 ・人類学者のスケールで、当事者が見落としがちな点を見抜く ①その情報の中身を、「人類の歴史の一部」として100年後の視点からとらえるとどうなるか ②その情報が言っている内容は、他の国でも重要な問題となりうるか ③その情報には、大前提となっている文化的背景があるの...
■視点の増やし方 ・人類学者のスケールで、当事者が見落としがちな点を見抜く ①その情報の中身を、「人類の歴史の一部」として100年後の視点からとらえるとどうなるか ②その情報が言っている内容は、他の国でも重要な問題となりうるか ③その情報には、大前提となっている文化的背景があるのか 【例:託児所を社に置いたり、小さい子どものいる母親が在宅勤務をすることについて】 ① ex. 託児所が会社にある社会を100年後に「人間の歴史の一部」として見てとらえた場合、人間の進歩とみなせるか →子どもが母親と同じ職場にいるという枠組みは、かてて農村で田んぼに赤ちゃんを連れて行ったことと同じ ② ex. 託児所が会社にあるというkとおは、日本だからこそ重視される問題か →フランス等、女性が働くのが当たり前という国では珍しくない ③ ex. 例えば、「育児は女性がするもの」などの文化的背景があるか →日本では高度経済成長期にそのような文化風潮が広がったといわれる ■未来のシナリオを予測して検討する ①その案が現実になったら何がおきるか、うまくいった場合のシナリオ、いかなかった場合のシナリオ両方予想する ②それぞれのシナリオにそなえて、打つべき手を考える ③その行動は実現可能か考える ④その行動は今しておく必要があるか考える
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日本人的コミュニケーションから欧米的コミュニケーションにするときによんでおきたかった。 本書にあるように、日本人は根本教育からコミュニケーションというものをグローバル社会で使えるコミュニケーションに変えないといけない、
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・自分の意見を持つことが大事。間違っている、いないは二の次でいい。 ・感情に蓋をせず、おかしいな?ん?と思ったらとことん考える癖をつける。 ・小さい子どもに説明するつもりで物事を解釈してみる。
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このくらいであれば自分でも考えているのではという意外とありきたりな内容 メッセージも散発的で整理されていないせいか、あまり入ってこず 良い質問の12箇条に関しては控えておいてもよいかもしれない
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大学で英語と意見の作り方を教え、世界的なスピーチのイベントTEDの壇上に立ったこともある著者が自分の意見に深みを与えるコツを書いた一冊。 欧米人と日本人の意見を発言する際の思考の明確な違いが本書を読んで知ることができました。 各章のはじめにある欧米式の授業風景が日本とは大きく異...
大学で英語と意見の作り方を教え、世界的なスピーチのイベントTEDの壇上に立ったこともある著者が自分の意見に深みを与えるコツを書いた一冊。 欧米人と日本人の意見を発言する際の思考の明確な違いが本書を読んで知ることができました。 各章のはじめにある欧米式の授業風景が日本とは大きく異なり、こうしたことを繰り返すことによって意見力に差がついていると感じました。 英会話教材の販売の提案をモデルとして解説されていたり図解も多く、意見の精度を高め、自信のあるものにしていくために相手に質問するためのポイントや欧米人の持っている意見交換のルールも載っており理解が深まりました。 本書のなかでも「事実」と「意見」の違いについて考えるところは日々の生活の中で意識していきたいと感じ、印象に残りました。 そしてどんな意見でも否定しないことでどんどん出して精査していくことが大切であることも学びました。 意見の精度を高めていくうえで本書で紹介されている色分け法や1人ブレストといった方法も実践的な内容だと感じました。 本書を読んで、まずは出てきた自分のなかのもやもやしたものを疑うことで疑問をそのまま終わらせないことがが大事であると感じました。 今後根拠を意識してみたり、視点を変えてみたり、未来を予測してみたり自分でできるところからやってみて自分の意見を磨いていこうと感じました。
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日本の学校教育は「正解主義」で,自分の頭で思考を深める訓練が足りない。本書はクリティカルシンキングやハーバード大が提唱する思考法を踏まえ,「考え抜く力」を育てる実践方法を教える。ビジネス書の体裁だが,基本は筆者の大学講義なので,研究の議論を深めるヒントが豊富にある。
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