星のかけら の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小学6年生の男の子が主人公、ユウキの話。 学校でも塾でもいじめられて、それを親に隠したいプライドはあるのに戦う勇気はない。 読んでいるとあまりにうじうじしていて、イライラする。彼をかばう女の子の友だち、エリカの気持ちがよくわかる。 最後はうまくまとまるが、もう一声がんばって欲しい。 この物語に出てくる子どもたちの名前はすべて、カタカナで表記されている。唯一亡くなった少女だけが、新聞記事などで漢字表記される。 彼女ですら、思い出を語られる際はカタカナになる。そこには声に出して語りかけることのできる存在、生きているということを表しているように感じた。
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生きてるってなんかすごい。 こんなセリフがあったが、この小説を読んで改めて"生きること""死ぬこと"について考えることができた。 人はいつ死ぬかわからない。喧嘩の中で何気なく言ってしまった「死んじゃえ」という言葉が場合によっては、その人...
生きてるってなんかすごい。 こんなセリフがあったが、この小説を読んで改めて"生きること""死ぬこと"について考えることができた。 人はいつ死ぬかわからない。喧嘩の中で何気なく言ってしまった「死んじゃえ」という言葉が場合によっては、その人を呪うこともある。 人と人とのつながりを大切にして、いまを精一杯生きていかなきゃと思える小説だった。
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生きていることに感謝して大切に日々を過ごそうと思わせてくれた。 毎日忙しく生きていると忘れてしまうけれど生きていられることは素晴らしいことだ そして自分の中の何かを変えれば明日はきっと今までと違う日々にしてくれる
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やっぱりこの人の言葉が好きなんだな〜 まっすぐで優しくて大切なことを紡いで本にしてくれてる この本の場合はファンタジー要素もあるんだけど 本当にあったらいいな、と思うような素敵なお話だった もっともっと沢山、大切なことを紡いでいく人で これからもあってほしい
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タイトルだけで4歳の娘が借りて欲しがったので借りた本。ぱっと見で子ども向けぽいなと思ったら巻末に「小学6年生で連載してた」とのことで納得。内容は子ども向けらしく分かりやすくシンプル。登場人物の考えや行動も分かりやすく書かれてる。生きてる人が頑張らないといけないんだよな〜
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いじめられている主人公ユウキがなんでも守ってくれる「星のかけら」の話を聞き、探しに行く。 星のかけらに守ってもらおうとしていたユウキがこの本を通じて成長していく。
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「小学六年生」連載作品。 それを持っていれば、どんなにきつい事があっても耐えられるという「星のかけら」 星のかけらを探すことは、これからの生活の支えを探すこと。 小学生の未熟ながら多感な日常に 不思議な体験を絡ませて子供達に読みやすく興味を持たせる。 今、小学生の子供達が読んで何...
「小学六年生」連載作品。 それを持っていれば、どんなにきつい事があっても耐えられるという「星のかけら」 星のかけらを探すことは、これからの生活の支えを探すこと。 小学生の未熟ながら多感な日常に 不思議な体験を絡ませて子供達に読みやすく興味を持たせる。 今、小学生の子供達が読んで何か感じてくれたら良いなと思う。 イジメを受けている子、それを助けようとする子、事故で亡くなった子、亡くなった子を忘れない子。今の自分の生を大切に考えるきっかけになると思う。 小学館のこのシリーズは、休刊なのかな。ちょっとした読み物や古典の漫画化等を読んだ記憶があって、残念だけど、いろんな方法で読むことができるから、たくさん読んで欲しい。
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大学生の時に読んだ一冊。 重松清さんの作品で初めて読んだお話でした。 分かりやすく読みやすい言葉と文章で、ページ数も多くなく、たまに読書するタイプにとってはちょうど良く満足できる本でした。 普段、死などの悲しい内容が絡んでいる物語は読むのを避けていますが、これは重すぎなくて読ん...
大学生の時に読んだ一冊。 重松清さんの作品で初めて読んだお話でした。 分かりやすく読みやすい言葉と文章で、ページ数も多くなく、たまに読書するタイプにとってはちょうど良く満足できる本でした。 普段、死などの悲しい内容が絡んでいる物語は読むのを避けていますが、これは重すぎなくて読んで良かったと思える良いお話でした。
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指数関数的な進み具合の物語だった。 数年振りに読書を始めた自分に向けての本としてとてもぴったりな本。 似たようなことあったよな、と共感したり自分の過去を振り返りながらてくてくと散歩する感じで読めた。 彼の他の本が数冊気になった。
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「生きる」、「死ぬ」の意味をだんだん分かっていくユウキ達を見て自分自身も大人になれていけてる気がした。 重松清の本は好きだからこれからも読んでいきたい。 とても良い作品だった。
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