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ギリシャ棺の秘密 の商品レビュー

4.1

20件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    6

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2024/05/28

国名シリーズのなかで、オランダ靴かギリシャ棺を一番に推す人が多いと聞いていましたが、私はオランダ靴の方が興奮しました。 こちらの方は・・・うーん、なんか、だらだらのびのびしてる印象でキレがないです。前文でインタビュワー(?)が自ら指摘していることですがね。 エラリィが苦悩するのを...

国名シリーズのなかで、オランダ靴かギリシャ棺を一番に推す人が多いと聞いていましたが、私はオランダ靴の方が興奮しました。 こちらの方は・・・うーん、なんか、だらだらのびのびしてる印象でキレがないです。前文でインタビュワー(?)が自ら指摘していることですがね。 エラリィが苦悩するのを見たい人にはお勧めです。

Posted byブクログ

2024/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

犯人はペッパー地方検事。グリムショーと共謀し殺害、ハルキスの死を利用し、スローンを自殺に見せかけ、ノックスを犯人に仕立て上げた。 犯行現場に敢えて偽の手がかりを残し、エラリーを欺きハルキス犯人説を仕立て上げた。スローンを自殺にみせかけグリムショー殺しの犯人に仕立てた。 タイプライターを用いて脅迫文を作成。 2枚目(仮)の本物の絵を手に入れようとするがエラリーの智略にかかって射殺体される。 と言う大まかな筋書きでした。 、、、のですが推理小説としては良く出来ていてもエンタメとしては僕には合いませんでした。何と言うか、推理披露パートが冗長で(これは親切心とか論理の鮮やかさとも言える)、推理小説の定石とかフェアプレイなのだけど、"言われてみればそうですね"と言う位の感想で空中戦を見ている読後感でした。 多くの新本格作家が心酔しているエラリー・クイーンの代表作(レーン4部作と双璧)。なのですが、ちょっと肩透かしでした。 僕に本格ミステリは肌に合わないのかもしれません。 唯一の救いは翻訳が本当に読み易いと言う事です。スラスラ現代小説の感覚でなんとか通読に耐えたのは訳者の力と思います。

Posted byブクログ

2023/07/17

個人的ミステリオールタイムベスト5には確実に入る作品。複雑で怪しげな謎、何度も覆される推理、生意気な名探偵、台詞回し、キャラクター描写、犯人との対決、全てが最高。

Posted byブクログ

2023/05/26

このパズルは複雑すぎるなぁ。 論理の糸がこんがらがって、全然ついていけない。 当然、犯人は全く分からない。まったく歯が立たないってのもある意味清々しいよね。

Posted byブクログ

2022/12/25

国名シリーズ4作目にして探偵エラリー・クイーンのエピソードゼロというべき最初に彼が関わった事件。 最初の事件なので、父や警察をイラつかせたり、ミスをしてしまう青い部分が出ている。そのミスがある事で、ストーリーがやや冗長になっているね。また、タイプライターに関しての話は現代では解り...

国名シリーズ4作目にして探偵エラリー・クイーンのエピソードゼロというべき最初に彼が関わった事件。 最初の事件なので、父や警察をイラつかせたり、ミスをしてしまう青い部分が出ている。そのミスがある事で、ストーリーがやや冗長になっているね。また、タイプライターに関しての話は現代では解りづらい点もある。しかし、翻訳が良く何とか付いていけた。 犯人は意外な人物なので、読み終わった後に巻頭に戻り、彼がどのぐらい関わっていたか?軽く確認してみたら、これがまた面白い。ふむふむ。

Posted byブクログ

2022/03/31

若き日のエラリー・クイーンの推理。いくつもくつがえされる真実。ジョーンのヒロインぶり。全てにおいて最高傑作。

Posted byブクログ

2021/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 中学生のころ、創元推理文庫版を開いて、その分厚さ、登場人物の多さに「これを読み通せるのか?」と恐れおののいた。  馬齢を加えた今、角川の新訳で読む。  最初に指摘された犯人でも十分ミステリとして成立するのに、物語は二転三転、読者は七転八倒。いわゆる後期クイーン的問題が本作から始まったのもうなずける。  タイプライターを手掛かりに指摘された犯人は圏内だが、最後に指摘された真犯人は圏外だった。今回も完敗。  いつもながら充実した解説を楽しむ。改悪された映画版に、原作者の二人はどういう感想を覚えたのだろう。

Posted byブクログ

2021/07/07

国名シリーズの中で、時系列としては最も古い事件を描いた“エピソード1”的な作品。エラリーはじめレギュラー陣のちょっと若い姿が描かれるところが、ファンとしてはなんとも嬉しい。しかも、大学卒業後間もない年頃のエラリーをとらえて作者(エラリー自身という設定ですが)のいうことには、「その...

国名シリーズの中で、時系列としては最も古い事件を描いた“エピソード1”的な作品。エラリーはじめレギュラー陣のちょっと若い姿が描かれるところが、ファンとしてはなんとも嬉しい。しかも、大学卒業後間もない年頃のエラリーをとらえて作者(エラリー自身という設定ですが)のいうことには、「その顔は美形の誉れ高く――――」。 …ついにいただきました、「美形」!(自分で言ってる!エラリーったら笑) 私、正直これを確かめたくて国名シリーズの再読をはじめたようなものなので、もうこの登場シーンだけで満足して本を閉じて目も閉じてあとはその余韻だけで生きていける…と謎の高揚感に包まれた冒頭。 その後、若きエラリーの赤っ恥失敗エピソードや、これまでの美女キャラとは一線を画す存在感を放つヒロインの活躍や、後年あれほど息子自慢の父親になるとはまだ本人も知るよしもないパパ・クイーンが息子の身勝手な捜査スタイルに苛立つ姿など、ミステリーと関係のない見所を楽しみつつも、半分ほど読み進むまではあまりエンジンかからず、他の本を合間に読むなどする。 しかし後半戦~終盤にかけては、畳み掛けるような「多重推理」は圧巻、真犯人がわかって絶句、悔しがって読み返し、充実の解説も堪能、人々のネタバレ感想を検索・・・の徹夜コース。これだからやめられない。 さて、次作『エジプト十字架の秘密』はもう先に読んでしまったから、国名シリーズのなかでも傑作と名高い『ギリシャ』『エジプト』の二つはこれでクリアしてしまった。世の評価を鵜呑みにするなら、このあとはいまいちが続くのかなあという面白くない予測もできてしまうが、(ほぼ)出版順に読み進めることで、「前作と変わらない魅力」「前作と変えてくる魅力」の両方で作者が工夫している様子がわかって面白い。飽きるまでもうちょっと続けよう。

Posted byブクログ

2021/07/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

二転三転四転!予想外の犯人だった! 若かりし頃のエラリーは、自惚れやでナルシストでイラっとするわー。 長かったし、込み入ってるので、犯人がわかったところでもう一度読み返したい。

Posted byブクログ

2021/04/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

長いわ。最初の300ページが助長気味でリズムが悪い。 二部に入ってからテンポよく面白かった。 犯人はわからない。

Posted byブクログ