親鸞 激動篇(上) の商品レビュー
越後に流されたあとの話。 やや話のテンポがおそくなったように感じるが、都で法然のもとで学んだ念仏を自分のものに昇華させようとしている様がえがかれる。 下巻でどうなるのだろうか、気になる展開。
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相変わらず浄土真宗開祖の話とは思えない冒険活劇。どったんばったん。 前作は子供から大人への成長譚だったのですが、本作「激動編」の親鸞は初めから結構いい大人。 さすがに貫禄も出たろうと思ってたんだけど、どっこい持ち前の草食男子っぷりは健在で。 もう、なにしろ全然自分で決められない...
相変わらず浄土真宗開祖の話とは思えない冒険活劇。どったんばったん。 前作は子供から大人への成長譚だったのですが、本作「激動編」の親鸞は初めから結構いい大人。 さすがに貫禄も出たろうと思ってたんだけど、どっこい持ち前の草食男子っぷりは健在で。 もう、なにしろ全然自分で決められない。いろんな事を。 見た感じお坊さんなもんだからまわりにいろいろ聞かれるんだけど、 んー、え、ちょっと、分かんないです。逆にどう思います?という相変わらずの調子。 しっかり親鸞!ちゃんとして! それでも実直な言動で次第にまわりに味方が集まってきます。 というか、誰かが守ってあげないと、このひとまるで生きて行けないもんだから。 迷いに迷い、流されに流された先に何が待つのか。 いい加減ちゃんと自分で立てるのか。 結局下巻を楽しみにしてしまう。
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越後に流されてから外道院との決着まで。親鸞とは違う正義をもつ外道院に反感と共感の混じりを覚えながらも、自分の道を貫く。念仏で人を救う。この「救う」という漠然とした言葉の捉え方、誤解と曲解により、親鸞は雨乞い祈祷の台上に赴くこととなる。念仏は法力ではないと体現しようと決死の覚悟で望...
越後に流されてから外道院との決着まで。親鸞とは違う正義をもつ外道院に反感と共感の混じりを覚えながらも、自分の道を貫く。念仏で人を救う。この「救う」という漠然とした言葉の捉え方、誤解と曲解により、親鸞は雨乞い祈祷の台上に赴くこととなる。念仏は法力ではないと体現しようと決死の覚悟で望むが、結局は雨が降りまたしても思わぬ形で名声が上がる。命は繋いだが、まだ親鸞の理想には遠い。これからどうやってこの葛藤を埋めていくのだろうか。
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2013年71冊目。 親鸞と名を変え、越後へと流刑になった後の物語。 弱者に救いの手を差し伸べる外道院たちへの共感と、 行き過ぎた手法への反発が親鸞の心を揺らす。 師匠法然の教えからどのような進化を遂げていくのか、 下巻に期待。
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配流された直江津で見た、貧者、病者、弱者が連なって行進する行列が、親鸞を動かす。 新しい仲間を得、法然の新しい念仏を広めようと苦闘する。 堅苦しい性格の親鸞に立ちはだかる世間。 すっと読んでしまいました。
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純粋は人の心を動かす。自分を放埓と言って戒めるところが原点。自分を知っているものは強い。修行とは自分の弱点を知り尽くすことなのかも。自戒の念を込めて。
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面白くてあっという間に読んでしまった。 前回罪人として越後の国に流されたところで終わり、今回はその続きから。 相変わらず親鸞の周りに集まってくる面々の個性的で魅力的なこと。 前回ではツブテの弥七、河原坊浄寛、法螺房弁才との交流、そして黒面法師なんて悪人もいたっけ。 今回はな...
面白くてあっという間に読んでしまった。 前回罪人として越後の国に流されたところで終わり、今回はその続きから。 相変わらず親鸞の周りに集まってくる面々の個性的で魅力的なこと。 前回ではツブテの弥七、河原坊浄寛、法螺房弁才との交流、そして黒面法師なんて悪人もいたっけ。 今回はなんだか不気味なゲドイン一行。 外道院金剛、薄気味悪い彦三房玄海、名香房、早耳の長次・・・ テンポが良くて、思わず笑ってしまったり、とても小気味いい。 下巻が楽しみ~
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読みやすい文体であっという間に読み終わった。 親鸞という堅苦しい題材ながら、娯楽性を重視した内容で、面白かった。おそらく史実とはかけ離れていると思うが。
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