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とりかえ・ばや(2) の商品レビュー

3.7

23件のお客様レビュー

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2013/06/25

面白かった~! 自分の悩みにヒットして思わずメモしたくなる素敵な部分があったwww東宮様いいこ(*´ω`*)

Posted byブクログ

2013/06/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「とりかへばやものがたり」のオマージュは既に氷室冴子の「ざ・ちぇんじ」がある。(もちろん漫画版の同タイトルもあるわけだが、氷室さんの原作そのままを忠実になぞっているので、同作品としてみなしてよいだろう) 職人氷室冴子のストーリーテーリングの巧みさが際立つそれが未収録作品と一緒に再販されたのはつい最近のことで、読み返した人間も多いだろう。そこに発売されたさいとうちほ版「とりかへばや」。なんだか誰かが「今でしょう!」とか叫んでいるような気もするが、買ってみる。 さいとうちほは、高校生くらいのとき読んでた記憶があるが、その頃でも古い絵柄だと思っていた。はやりとは無縁の細いあごとか、長い足とか。 話もドラマチックで、ジェットコースター、今風じゃない、でも面白い。 さて、どう料理するのかなと読んでみると、氷室冴子がラブコメとしたのに対し、さいとうちほはラブシリアスとして描いている。 主人公の名前も「綺羅きらしい」からとった「綺羅君」「綺羅姫」というポップな氷室版に対し、「沙羅」「睡蓮」といういかにもなさいとう版。 内面も当然大きく違うわけで、まったく別物として読める。 着地点は一緒なんだけどラブコメの綺羅が箱入りの能天気さで物事にあたっていくのと違って、同じ箱入りながらも沙羅は己のジェンダーに悩み惑う。 氷室冴子はあくまで後味が悪くならないように、東宮や四の君を無邪気に描き、被害者にはしなかった(原作は酷いよ…男君) さいとう版はおそらく意識的に氷室版と真逆にしている。 これは被害者になっちゃうのかな…。 面白いのが、ほぼキャラを変えているにも関わらず宰相の中将に限っては二人とも同じように描いている。原作に限りなく近いキャラだ。 結構最低なことを原作ではやってるんだけど、憎み切れないところがあるし、結構かわいい。 ざ・ちぇんじでも正直私は綺羅と宰相にくっついてほしかった。 平安時代の感覚で言えば、入内ってのが女の究極のハッピーエンドなんで仕方ないんだけど、ざ・ちぇんじから入った中学生な私はなぜ帝と思ったわ。 さいとうちほ版も石蕗がかなりかわいいので、これからどうなるか非常に楽しみ。

Posted byブクログ

2013/06/14

とりかえばやも、はや二巻です。 平安の世に本来の性をとりかえて生きる姉弟のお話。 事態はさらに進んで、 男として出仕する沙羅双樹には四の姫との結婚話、 女として暮らしていた睡蓮も尚侍として宮中に出仕することに。 さらには沙羅の自称親友・色好みの宰相の中将が沙羅への思いに惑い 物...

とりかえばやも、はや二巻です。 平安の世に本来の性をとりかえて生きる姉弟のお話。 事態はさらに進んで、 男として出仕する沙羅双樹には四の姫との結婚話、 女として暮らしていた睡蓮も尚侍として宮中に出仕することに。 さらには沙羅の自称親友・色好みの宰相の中将が沙羅への思いに惑い 物語をくるわせていく(行動力だけはあるので…) お話のなかでは貴族の皆さんはほんとに仕事をしてなくて、 唯一ちいさな東宮さまだけが健気にお仕事してる?てな具合なのですが、 最後のおまけ:あとがき・ばやにて平安貴族の暮らしにふれられています。 立派に仕事がつとまるまでにはやはり苦労もあるとのこと。 家柄に恵まれたものとそうでないものとは雲泥の差がありますが、 やはり、家柄"だけ"でもいけないみたいです。

Posted byブクログ