日本柔道の論点 の商品レビュー
タイトル通り、山口さんが考える日本柔道の問題点、解決案を提示している。山口さんに任せて良いとは思わないけど、案を採用して試しても良いと思います。そして10年後位に結果が出たら山口さんを讃えるべきだし、結果が出なかったら非難されるべきだと思います。
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日本柔道の抱える問題について、かなり深く切りこんでいる。たぶん。 最も重要なのは、武道としての柔道について考えていることだろう。たぶん。
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イースト新書の創刊、そして山口香さんならばと思って読んだが、 ほぼ期待通りの内容。 新聞でも本人が語っていたが、女子柔道のハラスメント事件の 相談を受けた時も出来るところまでは助けて、最後は「私ができる とこはここまで。後は、自分たちでやりなさい(自分が片付けても 本質の問題は...
イースト新書の創刊、そして山口香さんならばと思って読んだが、 ほぼ期待通りの内容。 新聞でも本人が語っていたが、女子柔道のハラスメント事件の 相談を受けた時も出来るところまでは助けて、最後は「私ができる とこはここまで。後は、自分たちでやりなさい(自分が片付けても 本質の問題は解決しないという意味)」と彼女たちの自主性に ゆだねた指導は、素晴らしいと思う。 ロンドン五輪男子柔道の残念な結果を「精神的弱さが、負けの要因」 と言ってしまう関係者に対しては、選手が精神的に伸び伸びと 出来る環境をコーチは作っていたのか、と反論しているが これもその通り。 現状の分析、そして他との比較、たとえば ヨーロッパでは畳になじむために、練習前にフットサルをやったり していること。 また、 サッカーの審判講習の最上級クラスにでは何十万円とかかるのに 予約待ちとなっている状態など、柔道競技強化の ために何をどう進めていくべきかを示している。 期待したいところは、やはりこの女三四郎に 柔道界の改革をやはり進めてほしいということ。 彼女の勝負論では、 稽古で相手の足を蹴ってしまったときに、「ごめんね」というような 選手ではやはりダメで、すかさず次の技をかけて仕留めてしまうような 選手でなければいけないと語っている。 確かにそれが出来るような 選手はやはり強い。勝手な想像だけど石井慧とか。 柔道がこうして注目されているときが、改革のチャンス。 岡野さんとの非常に辛辣な意見交換、「全日本の合宿に全く 緊張感が無い、へらへらしている、これでは強い選手が出てくる 訳が無い」を読んで、各選手は奮起してほしいところ。 今後の活動に期待したい。
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男子金メダル0という結果に終わったロンドン五輪、金メダリストの不祥事、女子ナショナルチームでのパワハラなど、表面化してきた現在の日本柔道の問題点を探り、これからの日本柔道のあゆんでいくべき道を考えた、タイムリーな1冊。 講道館と全日本柔道連盟の役割と関係や、ルール改正の裏側など、...
男子金メダル0という結果に終わったロンドン五輪、金メダリストの不祥事、女子ナショナルチームでのパワハラなど、表面化してきた現在の日本柔道の問題点を探り、これからの日本柔道のあゆんでいくべき道を考えた、タイムリーな1冊。 講道館と全日本柔道連盟の役割と関係や、ルール改正の裏側など、知らなかったことも多く、勉強になった。女子柔道を世間に広く知らしめた著者(おそらく相当な逆風を受けたであろう)だからこその視点が、説得力のあるものだった。
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日本柔道を心配する気持ちは本物だけど、\乗っ取る野心?/ \今でしょ!/ みたいなのは、感じてしまいますな。幸い、現在の組織体制批判するだけの材料が腐るほどあるわけだし。
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