嘘だらけの日中近現代史 の商品レビュー
中国史のパターン 1、新王朝、成立 2、功臣の粛清 3、対外侵略戦争 4、漢字の一斉改変と改竄歴史書の作成 5、閨閥、宦官、官僚など皇帝側近の跳梁 6、秘密結社の乱立と農民反乱の全国化 7、地方軍閥の中央侵入 8、最初に戻る 中国を見るときはいつもこのパターンを忘れないこと。...
中国史のパターン 1、新王朝、成立 2、功臣の粛清 3、対外侵略戦争 4、漢字の一斉改変と改竄歴史書の作成 5、閨閥、宦官、官僚など皇帝側近の跳梁 6、秘密結社の乱立と農民反乱の全国化 7、地方軍閥の中央侵入 8、最初に戻る 中国を見るときはいつもこのパターンを忘れないこと。 終盤の日本政治の整理は役立つ。 ~小泉を支えたのは、アメリカと財務省と青木幹雄です。いずれも長年に渡る親中派政権を苦々しく思っていた勢力です。 かつて、自民党は「アメリカの妾」と揶揄されましたが、もはや相手にすらされなくなり、中国と援助交際するような始末です。竹下登が権力を握って以降、日本は失われた十年に突入し、さらにデフレ不況となります。~ 黒田日銀スタート時に刊行された本書。リフレ派の重要論客でもあった著者の政界読みは面白い。
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中国の歴史よりも大日本帝国の悲惨さが後半目立ってしまって読むと悲しい気持ちになる一冊。なんなら清と同じ運命たどってる(現在進行形で)この本が出たときはアベノミクスも絶好調だったんだなあ…と二重の意味で悲しくなった。
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じつはYouTubeで済ましてて一冊も読んでいなかった倉山満さんですが、嘘だらけシリーズの3冊買ってみた。 「通説はこう」「事実はこう」という書き方で解説されていて読みやすいし、動画よりわかりやすい。
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「日本型ファシズム」という言い方がされる事があるが、著者の定義によると「ファシズムとは一国一党」との事なので、問題は大政翼賛会をどう評価するかという点になるかと思う。著者は大政翼賛会を「一国ゼロ党」と解釈しており、他著で井上寿一は「ミニ政党」といった同床異夢的解釈をしている。大政...
「日本型ファシズム」という言い方がされる事があるが、著者の定義によると「ファシズムとは一国一党」との事なので、問題は大政翼賛会をどう評価するかという点になるかと思う。著者は大政翼賛会を「一国ゼロ党」と解釈しており、他著で井上寿一は「ミニ政党」といった同床異夢的解釈をしている。大政翼賛会をファシズムと短絡的に解釈するのは禁物であろう。 また、著者は「日本は軍国主義ではない」と解釈している。これもある程度議会や内閣が抵抗を示せた(結果意思決定が迷走した?)という事を考慮すれば一定の理はある。米英独ソと違って、日本だけが毎年のように首相が変わっているのは独裁と言えるのか?という点も考慮すべきである。 総じて右寄的な内容ではあるが、歴史観を中和する意味において読む価値はあるように思える。
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今のチャイナ・・・建国はたかだか65年くらい この国を理解する法則は・・・ 1)力がすべて 2)陰謀でごまかす 3)かわいそうな・・・ 歴史はパターン化されていて、近代も中世も同じ。 1)新王朝成立 2)粛正 3)対外侵略 4)歴史の改ざん 5)皇帝側近の跳梁 ...
今のチャイナ・・・建国はたかだか65年くらい この国を理解する法則は・・・ 1)力がすべて 2)陰謀でごまかす 3)かわいそうな・・・ 歴史はパターン化されていて、近代も中世も同じ。 1)新王朝成立 2)粛正 3)対外侵略 4)歴史の改ざん 5)皇帝側近の跳梁 6)秘密結社乱立や農民反乱 7)地方軍閥の中央侵入 ⇒ 1)へ戻る。 の繰り返し。今は、3〜4あたりですか? とてもわかりやすい本でした。
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倉山満さん、ユーチューブなんかでもいろいろと歴史の解説されていますね。非常に弁の立つ方で、わかりやすく親しみがある方です。内容はともかくとしても、伝えたいという心情はよく伝わります。呑み会のネタとしてはいい本ですね。
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(本文より) 日本の歴史学界で絶対に使えない学術用語があります。 「中国のプロパガンダ」です。 自分の見聞きした範囲ではっきり断言しますが、中国を研究している平成の日本人で、中国共産党に遠慮なくモノが言える人など数えるほどしかいません。 理由は三つあります。 一つめは、...
(本文より) 日本の歴史学界で絶対に使えない学術用語があります。 「中国のプロパガンダ」です。 自分の見聞きした範囲ではっきり断言しますが、中国を研究している平成の日本人で、中国共産党に遠慮なくモノが言える人など数えるほどしかいません。 理由は三つあります。 一つめは、中国の悪口を言うと、基本的に入国させてくれませんし、必要な資料を見せてくれないなど研究にさまざまな支障が出ます。 二つめは、戦後の中国研究者のほとんどが親中派だったので、弟子や孫弟子は先生・先輩の業績を否定するような研究は許されなかったのです。 三つめは、さまざまな名目の「日中共同研究プロジェクト」に依存している研究者が多いので、研究資金を打ち切られる恐怖に打ち勝てる人は少数です。 日本国内では博士号を取っても非常勤講師の職すらなかったところ、中国では語学教師として雇ってくれたので最低限の生活は大丈夫だったなどという話を聞くと泣きたくなります。 まともな国ならばとっくに大学教授になれる実力のある研究者が食うや食わずのフリーター生活をしているのが、今の日本という国です。 そのような環境に置かれている人が親中派になったとして責められるでしょうか。 甘いと思われるかもしれませんが、私のように一度も筋を曲げず、自由に信じていることを書き続けるなど、例外中の例外です。 ましてや、その内容を一般に広く知れ渡るかたちで出版できるなど、奇跡です(あなたが今、読んでいる本のことです)。 かくして、日本の歴史学界では「中国のプロパガンダ」を研究することはタブーです。 だから、同じ手口で何度も負けるのです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者は徹底して中国のプラグマティズムを古今東西の事象から描こうとする。本書の内容もこの限度なら首肯できるところ(ただ、中国史を少し勉強すれば判るレベルで、タブーでもなんでもない)。 一方、近代史は、余りにエビデンスが書かれないため説得力がガタ落ちだ。 仮に著者の主張を前提とするならば、中国の方が日本政府よりも一枚も二枚も上手だった、となるだろう。そういう意味で言葉遣いは一見すると中国批判書のようだが、隠れた中国礼賛本のような気がしてきている。 当時の日本政府も動かざること山の如しとはいかなかったとはいえるだろうが、本書も亦、けたたましく啼く鳥の如きであり、戦前昭和の時代相はもう少し丁寧な分析が要るのだろう。 この著者では望むべくもなかろうが、新書でも加藤陽子教授のような丁寧な引用、エビデンスを出して検討している書もある。それに比して余りにも…。 著者は元国士館大学日本政教研究所非常勤講師。2013年刊行。
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倉山氏によって書かれた「嘘だらけの歴史シリーズ」の一冊で、私にとっては、米国・英国・露国についで四冊目の本となります。 歴史というものは、勝者(現在の政権を握っている人々)が後世に伝えようとして作るものであることを理解している私にとって、タイトル自体にはそれほど驚きませんが、普...
倉山氏によって書かれた「嘘だらけの歴史シリーズ」の一冊で、私にとっては、米国・英国・露国についで四冊目の本となります。 歴史というものは、勝者(現在の政権を握っている人々)が後世に伝えようとして作るものであることを理解している私にとって、タイトル自体にはそれほど驚きませんが、普通の歴史教育しか受けてきていない私にとっては、著者の倉山氏の指摘するような「嘘だらけの」知識しかないのだと認識しています。 倉山氏の書かれていることは、十分な調査によるものだと私は思っておりますので、このたびのこの本で、中国との日本の関係について勉強したく思いました。 以下は気になったポイントです。 ・欧州がペルシア人と戦争をするたびに大敗しているのに、たまに勝つとすべてであったかのように記述する、ペロポネス戦争・アレクサンダー大王・ローマの五賢帝の3つだけ並べると、白人はアジア人より優れていたような錯覚になる(p19) ・皇帝は辞典の編集を行った、とあるがあれは本当に言葉を変えている。北京をペキンを読むのは明の時代、文字や発音を標準語として統一することは、偉大な権力者の証(p20) ・科挙の試験に合格すると、言語オペレータになれる、発音が難しいうえに、方言がひどいので文字でやりとりするしかコミュニケーションの方法がない(p23) ・史実の三国時代は、人口の9割が減少、純粋な漢民族はこのときに消滅したと言われる(p41) ・三国時代を統一したのは、魏を乗っ取って建国した「晋」である、安定できなかったので、洛陽から建康(南京)に遷都した、316年までを西晋、以後を東晋というが、北方を放棄して南方に逃げた(p49) ・ユーラシア大陸を席巻したモンゴル帝国が中国を侵略して成立した国が「元」である、モンゴル帝国の一部にされてしまった時代の中国の名前が「元」である(p53) ・元が日本に敗れて以降、元の支配力は弱まる。末法仏教を信じる秘密結社だった白蓮教徒が紅巾の乱を起こすと、モンゴル人たちは草原に帰っていった。この支配地を「北元」という。そして、中国を中国人が統治した、後漢以来、1000年振り(p54) ・欧州の大国が世界の大国になるのは18世紀、1756年からの7年戦争(フレンチ・インディアン戦争)は事実上の世界大戦であった、世界中の海で、イギリスとフランスが戦っている(p66) ・形式的には、1441年に琉球は、時の室町幕府将軍・足方義教によって島津氏の所有になっている(p76) ・当時知られていなかった事情として、14箇条の要求、と、7箇条の希望、は最後通牒の形で突き付けられた。これは袁世凱が日本の外務省に、受け入れるために国内世論を納得させるのに協力してほしいと頼んできた(p114) ・腐敗した政党内閣、デフレ不況に無策な大蔵省、日本人が拉致されても日中友好で何もしない外務省、関東軍が事変を断行したことは、閉塞感を打破するかのように国民世論は感じた(p149) ・関東軍は、満州というフランスとドイツを合わせたような領域で、30万とも50万とも言われる張学良軍を、一個師団:1万五千人で撃破し制圧した、現に全戦全勝であった(p163) ・満州国は日本がでっちあげた傀儡国家だというなら、アメリカは21世紀になってから、アフガニスタンやイラクで同じことをやっている、ロシアもグルジアからアブハジアを切り離して、独立国を名乗らせている。バングラデシュは、インドがパキスタンから独立させた国(p177) ・日本はアメリカと異なって、台湾、朝鮮、満州に、エリートを送り込んだ。桂太郎、明石元次郎、後藤新平、朝鮮総督は総理大臣修行ポストという位置づけであった(p181) ・満州国は、当時の世界60か国のうち、21か国が国家承認をした(p183) ・日本は対米戦の最中も、陸軍の主力は満州と中国大陸、ソ連を警戒しつつ、中国に張り付け、アメリカと戦っていた。この過程で、東南アジアのイギリス軍は壊滅した(p211) ・スターリンは、ソ連軍の将校(一説には中佐)だった朝鮮人の金日成を連れてきて、強制的に独裁者にした(p229) 2019年9月16日作成
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著者が既存の中国史に一石を投じた一冊。 多少右寄りな感はあるものの、フィクションの嘘を暴いてて面白い。 中国の歴史は以下の繰り返しだと分析。 時々逆行したり飛ばしたりするものの、基本的にはこれの繰り返し。 秦の始皇帝も毛沢東も7に過ぎなかったと。 1.新王朝設立 2.功臣の粛...
著者が既存の中国史に一石を投じた一冊。 多少右寄りな感はあるものの、フィクションの嘘を暴いてて面白い。 中国の歴史は以下の繰り返しだと分析。 時々逆行したり飛ばしたりするものの、基本的にはこれの繰り返し。 秦の始皇帝も毛沢東も7に過ぎなかったと。 1.新王朝設立 2.功臣の粛清 3.対外侵略戦争 4.漢字の一斉改変と改ざん歴史書の作成 5.閏閥、宦官、官僚など皇帝側近の跳梁 6.秘密結社の乱立と農民反乱の全国化 7.地方軍閥の中央侵入 8.1へ戻る 確かにこの法則にしたがうと色んな歴史上の出来事が腑に落ちた。
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