魔女の宅急便(2) の商品レビュー
スタジオジブリ作品「魔女の宅急便」の原作。 ですます調で語られるナレーションが物語全体に温かみを与えている。
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魔女としてコリコの街に来て2年目。まだまだ新米なんだけど、一生懸命でユーモアもあってすごく頑張るキキ。魔女だからって悩んだり、宅配便の依頼主の贈り物に込める想いを考えたり。悩み苦しみながらも、自分なりの解決をしていくキキに励まされました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
コリコの待ちに来て2年目のキキは、 新しくコリキさんからくしゃみの薬を作る方法を 教わることにしたり、心を込めて荷物を運ぶということの 本質を見つめて悩んだり、恋にとまどったり。 女の子が成長していく過程にきゅーっとなりつつ♡ 春のさかりのコリコの町は、やらかい緑に リンゴやアンズの花の香り、やさしい風の音に小鳥の声。 大きなカバさん、森の窓、ぴんぴんのシャツ、 ぴかぴか光った赤いりんご、おじいさんとお散歩とはてなし公園。 いろんな人の荷物や想いを運びながら、キキもジジも それぞれに成長をして、少しずつお互いの旅立ちの時に 向かっているのかなぁと少し寂しくなったり。 ねこのめ、すずのめ、めめりぐさ。 新しく"くすりぐさ通り"ができた3年目のキキの生活が楽しみ。
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おじいさんの散歩の話は、切なくて鼻の奥に悲しみを感じた。老いも織り込まれている深さがあります。全般にキキが自信を失い、それを徐々に回復していく巻でした。本当にゆっくりゆっくり。
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杖を連れてお散歩する話が好き。 気持ちがぐらつく、上手くいかなくなる、挫折を知って成長する。簡単に言ってしまえばそれが2巻だけど、紆余曲折がある分、物語としては1巻より魅力的。 このまま行くと『赤毛のアンシリーズ』と同じように、主人公はちゃんと成長してる(歳をとってる)のにそ...
杖を連れてお散歩する話が好き。 気持ちがぐらつく、上手くいかなくなる、挫折を知って成長する。簡単に言ってしまえばそれが2巻だけど、紆余曲折がある分、物語としては1巻より魅力的。 このまま行くと『赤毛のアンシリーズ』と同じように、主人公はちゃんと成長してる(歳をとってる)のにその実感のないまま読んでギャップにくらくらしそう。
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キキの宅急便屋さん、2年目のお話。 さまざまな仕事を通じて、いろいろな人と出会うキキ。「物といっしょに、人のよろこびややさしさを届けたい」と思っていた彼女ですが、黒い手紙を届けるよう依頼されたことをきっかけに、「知らないうちに悪いものを運んでいたかもしれない」と思い悩むようにな...
キキの宅急便屋さん、2年目のお話。 さまざまな仕事を通じて、いろいろな人と出会うキキ。「物といっしょに、人のよろこびややさしさを届けたい」と思っていた彼女ですが、黒い手紙を届けるよう依頼されたことをきっかけに、「知らないうちに悪いものを運んでいたかもしれない」と思い悩むようになります。キキにとって、自分の仕事をみつめ、自分自身をもみつめる大切な出来事であるように思いました。 そんなキキへ、お母さんのコキリさんから届いた手紙の一節がとても印象的でした。 「どれがいい心から出たものか、どれがわるい心から出たものか、なかなかわからないと思うの。かあさんは、だれにも、それを決める力はないと思うわ」 誰かにとっては素晴らしいと感じる物事が、誰かにとっては劣悪だと感じられることは多々あります。何が善で、何が悪かなど、一刀両断で決めることなんてできない。じゃあ、どうすればいいのか―。 結局のところ、自分自身の価値観や信念を通じて、世界と交わり合っていくしかありません。そんな中で、ひとりよがりにならず、相手を思い遣り、受け止めながら生きていくことができるかどうか。14歳のキキは、きっとそんなことを学び始めたところなんじゃないかなと思いました。同時に、私自身も今一度、大切なものに気づかされた気がします。 作品自体は児童文学的な趣が強いですが、作品にこめられたメッセージは大人が読んでもハッとさせられることばかり。名作たるゆえんは、こんなところにあるんでしょうね。第3巻の発売が今から楽しみです。
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悩んだり、見つけたり、始めたり。 おっさんな俺が読んでも、考えさせられる作品だ。 作者は「ちいさなおばけアッチコッチソッチ」の人。 ……最近まで知りませんでしたっ!
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魔女の宅急便2巻。 最近、本屋で角川文庫の棚の近くにいくと『魔女の宅急便』の小説があることに気が付くと思います。 「へ~ノベライズしたんだ」って思ってたんですが、大間違いでした。 小説→映画の順なんですって。 以前刊行されていたものの、復刊みたいです。 で、小説。 1巻読んだと...
魔女の宅急便2巻。 最近、本屋で角川文庫の棚の近くにいくと『魔女の宅急便』の小説があることに気が付くと思います。 「へ~ノベライズしたんだ」って思ってたんですが、大間違いでした。 小説→映画の順なんですって。 以前刊行されていたものの、復刊みたいです。 で、小説。 1巻読んだとき、まぁ!もう!メチャクチャ良かったんです。 児童書とのことでしたが、話がしっかりしているし、「仕事とは?」という大人な観点から楽しく読めます。 2巻もテーマは変わらないのですが、もっと深くキキの成長が書かれています。 前半は楽しいお話で、後半はちょっと重たいお話という構成。 重たい分だけ、最後の最後のキキの決断が何とも言えず爽やかです。 魔女の宅急便については、映画も良いし、小説も良いと思いますが、相互に影響を与えているなぁと。 小説を読むとき、キキ・ジジの声は映画の声で再現されて、「あぁやっぱり映画の声はピッタリだったんだなぁ」と気づかされます。 このシリーズは隔月で刊行されるとのこと。 や~2カ月待つのは辛いんですが、何度も読み返せる類の本なので熟読して、3巻を待とうと思います。 あと、このシリーズ、カバーが秀逸。 特に2巻の可愛さったら!!今のところ、2013年のベストカバー賞(僕の中の)です。
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下のほうに書いてる方がいたので この話は90年代に単行本として出版され、昨年全6巻で完結した小説です 文庫落ちは隔月発売(奇数月)の全6巻です ちゃんと続きがあるから大丈夫ですよ
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②巻はキキが少し成長するお話。 でも、これって続編でるのかしら。 結末がわからない終わり方な気がしました。 それでもほんわかしたので、満点です。
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