1,800円以上の注文で送料無料

たまさか人形堂それから の商品レビュー

3.8

30件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2013/08/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1作目は割とさらっと読んじゃった記憶があるけれど、これは面白かった。 登場人物に愛着が湧いてきたせいもあるかな。 シムさんがピロシキ食べるところと冨永くんが看板持ってるとこなんかではぐっときてちょっと目が潤んだ。 新登場の人たちもいい味だしてて。バンドマンとか五十埜さんとか八郎大明神とか。 この方の小説は話し言葉のさり気ない丁寧さや軽妙なやり取りが独特で好きです。 つかケータイストラップの八つぁんマジやばいんすけど。欲しいんすけど。 たまさか人形堂の話はひょっとしてまだ続くのかな。どうかな。

Posted byブクログ

2013/08/22

人形の修復、制作をする、才能ある変人である男性3人が出てくるの。好みどんぴしゃなの(笑)。前作もおもしろかったけど、今作も良かった(^^)

Posted byブクログ

2013/08/15

一作目よりこちらの方が好き。 最初のはムラがあったけど、こちらは平均して楽しめた。 やはり人形メインのこういう路線がいいなぁ。 ちょっと気になったのが、話が転換しているのに 段落が続いて見えてるところがニ三カ所あった。 編集の問題だと思う~。

Posted byブクログ

2013/07/31

シリーズ2作目。 知らずに2作目からのスタートだけどそんなことはどうでもいいくらいのキャラ立ち。 要所にギミックが効いていてあっさりだけど旨みが残る。

Posted byブクログ

2013/07/23

たまさか人形堂シリーズ2作目。 装丁がすごくよくなってます!見返しや扉のピンクの紙も可愛い。カバーのイラストに眼鏡の彼がいないのだけが残念(裏表紙は彼っぽいけど、足……)。 「香山リカと申します」 創作人形作家五十埜さんの人形がグループ展で壊された。急遽修復のために人形堂に持ち...

たまさか人形堂シリーズ2作目。 装丁がすごくよくなってます!見返しや扉のピンクの紙も可愛い。カバーのイラストに眼鏡の彼がいないのだけが残念(裏表紙は彼っぽいけど、足……)。 「香山リカと申します」 創作人形作家五十埜さんの人形がグループ展で壊された。急遽修復のために人形堂に持ち込まれた通称“心臓ちゃん”。 犯人は誰でなんのために“心臓ちゃん”を壊したのか。 平行して口紅を塗られたリカちゃん人形が持ち込まれ、それぞれのリカちゃんの思い出が語られる。 五十埜さんの記憶の中の友達がリカちゃん人形だったように、束前さんの初恋の相手も、もしかしてリカちゃん人形?! 五十埜さんが、人形を壊した犯人に語る人形創作への想いと、お守りとしてリカちゃんを渡すときの言葉にうるっと。 「髪が伸びる」 見た目はハデだけどお祖母ちゃん想いのバンドマン蒲生くん登場回。 お祖母ちゃんが毎日撫でているいちまさんの髪が伸びるという。謎を解くべく、いちまさんの髪をなで続けるシムさん。 このお話のシムさん、言動がおもしろい人になっちゃってます。 そしてこのお話は、澪デート回でもあり……。 「小田巻姫」 新作“八つぁん”の売れ行きがぱったり途絶え、冨永くんスランプ突入。 前巻からの因縁の布袋久。最後の小田巻姫が見つかるが、現所有者が胡散臭く、不穏なことに放火の影もちらつく。小田巻姫は本物か、シムさん作のレプリカか。 「ピロシキ日和」 お店に出て来なくなった冨永くん。 相談にのってくれたのは意外にも口も性格も悪い束前さん。ツンツンの彼の別れ際の奇跡はほんのちょっとのデレ? 八つぁんを頭に載せ路上に立つ冨永くんの姿に、澪さんと一緒に泣いた。 冨永くんの長期出張出発の日に3人でかじるピロシキ。「これも『美味しい』でいいのか」。冨永くんが一人で抱え込んでいた重いもの。少しは軽くなったかな。 「雲を越えて」 前話で澪が作った木目込み人形の目線から見る人形堂。おマケ的掌編。 束前さん作チェシャ猫のぬいぐるみ、古株の藤娘の人形、同じく古株のフランス人形(実は冨永くんお買い上げ品)、修復されたチェコのマリオネット、冨永くんのスランプの一因ジョンスコ人形など、人形たちのにぎやかなおしゃべり。 必ず帰ってくると誓った冨永くんが一回り大きく(でもきっと変わらず“砦の悪魔”)なった3作目、きっと出ますよね? 束前さんファンとしては、そのときには、束前さんにはもう少しだけデレてほしいと思ったり。あんまりデレるとそれはそれで束前さんじゃなくなるので、ほんの少しだけ。 津原先生、ぜひお願いしますっ!!

Posted byブクログ

2013/07/08

1作目を読んでいないのですが、面白かったです。 順番おかしくなったけど、1作目読まなきゃ。 色々気になります…

Posted byブクログ

2013/07/04

たまさか人形堂、続編です。 店主の澪はじめ、師村さん、富永君と、出てくる人たちがとても魅力的です。 悩んだり、迷ったりしながら、少しずつ前に進める気がしてくる。

Posted byブクログ

2013/06/24

人形の修理をメインの業務とする(店主は隙間産業なんて言ってるけど)「たまさか人形堂」の続編です。 人形って、それぞれの持ち主の物語を背景として持っているから、その修理となるとお話としても確かに面白い素材ですよね。 前作では、つぶれそうだったお店をかなりの裏ワザ(大汗、これって...

人形の修理をメインの業務とする(店主は隙間産業なんて言ってるけど)「たまさか人形堂」の続編です。 人形って、それぞれの持ち主の物語を背景として持っているから、その修理となるとお話としても確かに面白い素材ですよね。 前作では、つぶれそうだったお店をかなりの裏ワザ(大汗、これってアリか?!!)で救われたという たまさか堂だったけれど、呑気な女性店主、気難しい&お坊ちゃん&ぬいぐるみの天才&しかもイケメンという四重キャラをもらっている冨永くん、日本人形のわけあり熟練職人のシムさん、それにラブ・ドール制作者の束前さんなんかが絡んで、またまた、人形談が賑やかに・・・と、言いたいところだけど、う~~ん、ひとつひとつのエピソードがちょっと物足りなかったかな。 冨永くんの新作ぬいぐるみ・八つぁんが凄い人気、と言われても、そんなに惹かれる感じは受けなかったし、店主に片思いするお客さんもそのきっかけから終結までなんか説得力がない・・・?。 人形の持つ、可愛らしさやその反面のぞくっとする怖さ、また、その背後の人間の純な気持ち、ドロドロした何か、なども欲しかったのに、もうちょっと踏み込んで書いてくれませんかぁ~~!と言いたくなってしまったんですよね。 せっかくの面白い舞台設定とキャラだから、勿体ないなぁ、なんて。 続きもきっと出ますよね。 私、冨永君と束前さんが贔屓なので、彼らの活躍をもっと見たいです。 (#^.^#)

Posted byブクログ

2013/06/14

これ、まだ続くんだよね? 富永君のこの後がすごーく気になる思わせぶりな書き方だなあ。師村さんについてもすっかり明らかになったわけじゃないし。 会話の妙(話し言葉が下品でなくて良い)、ほどほどのホッコリ感、陰影のつけ方も絶妙で、いいシリーズだと思う。

Posted byブクログ

2013/05/23

『たまさか人形堂』シリーズ2作目。 『髪が伸びる』とミステリタッチの『小田巻姫』が面白かった。人形の視点から描かれた『雲を越えて』もユニーク。

Posted byブクログ