「動かない」と人は病む の商品レビュー
ここ最近は地域交流など全くしていなかったし必要も感じていなかったが、運動がてらもっと散歩しようかなと思わされた。
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著者は廃用症候群を生活不活発病と呼ぶ。病気になると安静にと指示されるが,安静にし続けていると身体も頭も使わないことでダメになってくる。特に老年期は影響が大きく,認知症や身体運動の障害,それらの相互作用が生じてしまう。本人のためによかれと思って住み慣れた環境から上げ膳据え膳の介護環...
著者は廃用症候群を生活不活発病と呼ぶ。病気になると安静にと指示されるが,安静にし続けていると身体も頭も使わないことでダメになってくる。特に老年期は影響が大きく,認知症や身体運動の障害,それらの相互作用が生じてしまう。本人のためによかれと思って住み慣れた環境から上げ膳据え膳の介護環境や生活環境に移すとあらゆる活動が不活発になってむしろ悪い結果となる。住み慣れた環境は本人にとっての意味のある環境となっているので認知や身体運動を環境が支えている。社会参加→生活動作→心身機能の繋がりは理解できる。
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退院後の長引く「安静」による心身機能の低下、定年退職後の社会参加の希薄や日常生活の怠慢からの動作機能の低下、これら「動かないこと」が原因として発症する<生活不活病>と呼ばれる〝怖い病気〟の予防と医療・介護のあり方について解説された健康啓発書。 手術を受けた後の歩行は、時間をおかず...
退院後の長引く「安静」による心身機能の低下、定年退職後の社会参加の希薄や日常生活の怠慢からの動作機能の低下、これら「動かないこと」が原因として発症する<生活不活病>と呼ばれる〝怖い病気〟の予防と医療・介護のあり方について解説された健康啓発書。 手術を受けた後の歩行は、時間をおかずに早く始めることで、術後の回復が速く、寝たきりの弊害を予防する実証例のとおり、「動くこと」=「生きること」の「人間の本質」を忘れないよう、自身の生活様式に傾注することの大切さを教えられる。
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寝たきりになると老化が進むというのは誰もが理解できると思う。 しかし寝たきりではなくても家に閉じこもって外出をしなくなるだけでも身体は衰えていく。 それが生活不活発病。 東日本大震災でもこの生活不活発病が問題になったそうだが、コロナ禍の今もこの問題が出てくる気がします。 例...
寝たきりになると老化が進むというのは誰もが理解できると思う。 しかし寝たきりではなくても家に閉じこもって外出をしなくなるだけでも身体は衰えていく。 それが生活不活発病。 東日本大震災でもこの生活不活発病が問題になったそうだが、コロナ禍の今もこの問題が出てくる気がします。 例え外出しなくても家の中だけでも掃除、家事など動き回る習慣を作ることはとても大切ですね。
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高齢化社会にあって寝たきりを減らすことは、圧倒的に足りない介護側のことを考えても必要なことだと思う。 患者にとって単に歩けるようになること、ではなく、何をしたいのか、どのように生活を充実させていくのかが人生でいかに大切かがよくわかる本。 医療従事者でなくとも知っておきたい。
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とても参考になった。10年前6週間入院したことがあり、退院してからいつも通ってたスーパーマーケットに行くのに歩く速度がすっかり遅くなってしまい驚き焦った経験もあるので、あの時の私はまさにこのことだったのだと納得した。高齢者の例だけでなく、2歳の子の例もあり、どの年齢でも起こり得る...
とても参考になった。10年前6週間入院したことがあり、退院してからいつも通ってたスーパーマーケットに行くのに歩く速度がすっかり遅くなってしまい驚き焦った経験もあるので、あの時の私はまさにこのことだったのだと納得した。高齢者の例だけでなく、2歳の子の例もあり、どの年齢でも起こり得ることだと痛感させられた。 ただ、本当にこの本のとおりにできればいいのだけど、特に高齢者の家族介護において、どこまでできるかという現実問題はあると思う。現状では、この本のとおりにしたければ、家族がそれこそ仕事もやめて献身的に介護するしかないことのほうが多いのではないかと思う。遠隔介護だって、この本のようにうまく行くわけではない。本人が、自分が何ができて何ができないのか客観的に把握できていればいいのだが、そもそも自分の体の状態について認識が甘かったり、動けないことについて受容できてなかったりして、能力以上のことをしてしまおうとすることだって多い。 つまり、お年寄りに本人に見あった動ける環境を保障するならば、単に医療サイドの問題だけでなく、家族やケアマネ、介護サービス担当者全体で情報や問題を共有し、足りないところは相互に補完できる体制が整わなければ、実践は難しいことが多いのではないかと思う。実際、私は母に対してこれだけ動ける環境を保障してあげられる状況にはない。このような問題点への言及がなかったのが唯一残念だった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
体がだるくてボーっとするのは年のせいではない。あらゆる体や頭のはたらき(機能)が低下する「生活不活発病」の発生の原因や症状、予防や改善の方法を、具体例をあげて解説する。 老人の話のみ? 一度返して,余裕ができたら読むかも。
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「生活不活発病」。聞いたことはあるけれど、「不眠症」「ノイローゼ」みたいな、病気というより症状や傾向を表現する、あまり中身のない一種のレッテルなのかと思っていた。読んでよかった。 元気だったのに入院したらボケてしまったとか、ケガをしてしばらく寝てたらそのまま歩けなくなってしまっ...
「生活不活発病」。聞いたことはあるけれど、「不眠症」「ノイローゼ」みたいな、病気というより症状や傾向を表現する、あまり中身のない一種のレッテルなのかと思っていた。読んでよかった。 元気だったのに入院したらボケてしまったとか、ケガをしてしばらく寝てたらそのまま歩けなくなってしまったといった話は、身近でもよく聞く。なんとなく、年寄りってそういうものなのか、と思っていたが、よく考えたら納得するような話じゃない。原因があるはずだし、原因がわかれば予防や回復だってできるはずだ。入院を長引かせるより、とっとと仕事に復帰したほうが回復が早かった、という事例にはちょっと笑ってしまった。 社会参加が大事、はりあいが大事、というのはお題目ではなくて、れっきとした治療方針なのだ。びっくり。 事例が豊富で説得力がある。 これは老人だけの問題ではなさそうだ。子供や青年はともかく、中年にさしかかってくれば可能性はありそうだ。なんかだるいから動けない、ではなく、動かないからなんかだるいのだ。ぼくも気をつけよう。 ただ、せっかく専門家が書いているのだから、生活不活発病の生理的、医学的側面も紹介してほしかった。不活発に陥ることで、人の身体の中で何が起きるのか。それがあればさらに説得力が増すだろう。ひょっとしたらまだ研究中なのかもしれないけれど。
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動かない→心身がなまる→疲れる→動かない の、連鎖から本当に動けなくなってしまう状態を「生活不活発病」と呼ぶらしい。 たとえば風邪をひく、ケガをする、それ自体は大したことじゃない。 だけどそこで「大事を取って」「安静に」することが命取りになる。 お大事にしているあいだに筋力が弱り...
動かない→心身がなまる→疲れる→動かない の、連鎖から本当に動けなくなってしまう状態を「生活不活発病」と呼ぶらしい。 たとえば風邪をひく、ケガをする、それ自体は大したことじゃない。 だけどそこで「大事を取って」「安静に」することが命取りになる。 お大事にしているあいだに筋力が弱り気力がなえて本物の寝たきりになる。 最初に「生活不活発病」という言葉を聞いたときは、わかりやすすぎてばかみたいだと思った。 なんにでもラベリングしたがる人たちの「○○女子」とかそういうやつかと。 でもそうじゃなくて、なんだかわからないけれど存在する状態に名前を付けて、どうにか対処するための名づけだった。 この本で扱われるのは主に高齢者のケース。 若くても子供でも動かずにいれば動けなくなるんだよともきちんと書いてあるけれど、まあ主に気をつけなきゃいけないのは高齢者だし。 退職して動かなくなるおとうさんたちなんかモロに危ないし。 私はずっとひきこもりを思い浮かべながら読んだ。 というか昔の私を思い出しながら読んだ。 ひきこもっていたころはずっと、怖かった。 こんなに若くてこんなに健康体でこんなに何にもしていないのにこんなに疲れているんじゃ外に出てやっていけるわけがないと思ってた。 逆じゃん、こんなに何もしていないからこんなに若いのに疲れていただけだ。 これを知っていたら、もっと早くまともな人生を歩めたんじゃないかという口惜しさと、なんだあれは私の怠惰のせいだけじゃなくて筋力のなさのせいだったんだという安心とがないまぜになってる。 知識がないのは悲しいことだ。 教育関係者と医療関係者と何もしていないのに疲れている人には特に知ってほしい。
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【2015/1/29】 紹介者:川森さん レビュー:米山 体が疲れたからお休みする。 丸一日お休みしてたら、休んだはずなのに翌日体がだるい。。。。 なんてこと体験したことないでしょうか? これって、理屈があるんでしょうね! それが分かる(んだと思う)本。 疲れてても動いたら...
【2015/1/29】 紹介者:川森さん レビュー:米山 体が疲れたからお休みする。 丸一日お休みしてたら、休んだはずなのに翌日体がだるい。。。。 なんてこと体験したことないでしょうか? これって、理屈があるんでしょうね! それが分かる(んだと思う)本。 疲れてても動いたら翌日意外に絶好調になるから、それを信じて動こうと思います!
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