嘘の見抜き方 の商品レビュー
二十六年間、検事を務めてきた著者が、多くの被疑者やその関係者を取り調べてきた経験から得た嘘の見抜き方を説明した本。経験則であるため、どの程度、本当にそのように嘘を判断してもよいのか、疑問な部分もあるものの、実体験に基づいた判断のものさしは、とても実践に繋がり、参考になりつつ、面白...
二十六年間、検事を務めてきた著者が、多くの被疑者やその関係者を取り調べてきた経験から得た嘘の見抜き方を説明した本。経験則であるため、どの程度、本当にそのように嘘を判断してもよいのか、疑問な部分もあるものの、実体験に基づいた判断のものさしは、とても実践に繋がり、参考になりつつ、面白かった。 この本では、まず最初に、人間の嘘をつく理由から、嘘を四つに分類している。「防御の嘘」「背伸びの嘘」「欺瞞の嘘」「擁護の嘘」。そして、嘘を解体していくためには、「①嘘に勘づく→②嘘を確かめる→③嘘を断定する」というステップを踏んでいく必要があり、それぞれのステップに必要な心得や相手を見る視点が紹介されていく。 面白かったのは、それぞれの「嘘つき」が、本当のことを話を話しだす弱点は違う、という話だった。 言われてみれば、当たり前のことだが、嘘をついている理由が違えば、自白に転じる理由も違う。「あくまで事実を積み上げていく」「相手の答えを固定化していく」「『筋が悪い』ところに嘘がある」など、どんな嘘つきが相手であっても守るべきポイントはあるものの、一人ひとりが持っている、嘘の背景を理解する必要がある、という姿勢は、本を通して一貫していように感じた。 人の記憶の曖昧さや、人は気づかぬうちに嘘をつくものだということ、そして、同じ立場に立ってみると、自分や身近な人を守るためについつい言ってしまう嘘があることに繰り返し触れられている。第7章では、嘘そのものが悪とするよりも、その背後にある心理や人間関係の全体像を捉えることが、自ら真実を語らせることにつながるということを「心の天秤」という喩えで説明している。こうした心構えは、人を理解するうえでとても大切なように思う。 嘘を一度たりともついたことはない、つかれたこともない、という人はいないだろう。そうした嘘の向き合い方を考えたい人に読んでほしい本だった。
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著者の経験にうらずけられた嘘を見抜く技術がかなりの数かかれている、嘘を見抜く技術たが、目線を変えれば嘘をつく時にもこの技術は使える。
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著者は検事として、多くの被疑者と向き合ってきた。意識的に、また無意識的に被疑者たちは大抵嘘をつき、無実の被疑者すらも、動揺や混乱から嘘をつくことがあるそうだ。嘘にもよい嘘、悪い嘘があり、方便などはむしろ使った方が人間関係が円滑にいく。嘘の種類や人の性格、立場により、見抜く方法も変...
著者は検事として、多くの被疑者と向き合ってきた。意識的に、また無意識的に被疑者たちは大抵嘘をつき、無実の被疑者すらも、動揺や混乱から嘘をつくことがあるそうだ。嘘にもよい嘘、悪い嘘があり、方便などはむしろ使った方が人間関係が円滑にいく。嘘の種類や人の性格、立場により、見抜く方法も変わってくるという。自衛のためにも、相手がつい真実を話したくなるような人徳を身に付けたいものだ。
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元検察官による「嘘」につていの本。 一般人にとって嘘を見抜くことが難しい理由が専門家視点のコメントで目から鱗だった。 一般人にとって「嘘だったかどうかの答え合わせができない」「嘘つきだと分かる相手にそれほど出会う機会がない」に納得。 防御の嘘は「本能の嘘」。 防御の嘘は「心のま...
元検察官による「嘘」につていの本。 一般人にとって嘘を見抜くことが難しい理由が専門家視点のコメントで目から鱗だった。 一般人にとって「嘘だったかどうかの答え合わせができない」「嘘つきだと分かる相手にそれほど出会う機会がない」に納得。 防御の嘘は「本能の嘘」。 防御の嘘は「心のまばたき」。 飛んできたものを避けるための本能的な防御。 <アンダーライン> ★★★★★ ①自分を守ろうとする「防御の嘘」 ②自分を大きく見せようとする「背伸びの嘘」 ③他人を陥れるための「欺瞞の嘘」 ④他人を守るための「擁護の嘘」 ★★★立小便にも理由がある ★★★★殺人事件の被疑者には「彼をなぜ殺したのか」と聞くより、「彼がいなくなると、あなたの状況はどう変わるのか」と聞いてみる。 ★★★★★ 事実の積み重ねで嘘は浮き彫りになる。 大事なのは、自分の行動の理由や言い訳を話させるのではなく、あくまで事実を確認するということです。その場その時の状況を一つ一つ確認していくのです。これによって、「数十円しか持っていなかったが、注文をし、それを食べた。その店は、出る時に代金を支払う仕組みであると分かっていた」という事実が浮き彫りになりました。 本人はいくら「騙すつもりはなかった」と言ったとしても、事実のみを積み重ねていけば、それだけで「騙した」という判定が可能になっていくのです。 ★★★★ストレートに核心を尋ねるのではなく、心理的負担の少なそうな質問を数多く尋ねてみるほうが、事実関係を正確に把握することができます。 ★★★★★ いくら説明がうまくても、常識的におかしい、社会通念とずれている、辻褄が合わない、非合理だという話には、嘘が介在している可能性が高いのです。 ★★★★自白は「心の天秤」が傾くこと
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「人は誰でもウソをつく」・「この世はウソに満ちている」... 東京地検の特捜部や検事などを長年に渡って務め、現在は弁護士として活動する著者が長年の経験から学んだ技術を駆使して、嘘を見抜くノウハウを披露する。自分でも気づかぬうちについ嘘を付いてしまうのは人間に本来備わった「生きるた...
「人は誰でもウソをつく」・「この世はウソに満ちている」... 東京地検の特捜部や検事などを長年に渡って務め、現在は弁護士として活動する著者が長年の経験から学んだ技術を駆使して、嘘を見抜くノウハウを披露する。自分でも気づかぬうちについ嘘を付いてしまうのは人間に本来備わった「生きるための本能」であるとして、「嘘付きが使うセリフ」や「嘘を見破るしぐさ」などを披露する。
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vol217.ウソを見抜かなければならないプロが教える、人間心理の秘密とは? http://www.shirayu.com/letter/2013/000439.html
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元トップ検事の立場から、嘘の見抜き方を指南する一冊。 心理学的なことよりも、実践的な立場からあれこれ語っており、とても勉強になった。
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著者の検事経験に基づいた、「うそ」の見抜き方についての本。 事例が「検事経験」に基づいているため、あまりピンとこなかった。 「うそ」をつくときの挙動やしぐさ、じゃべり方、口癖なんかは 心理学関係の書籍や文献で、いわれていることとあまり変わりは なかった。 また、法律家業務以外の...
著者の検事経験に基づいた、「うそ」の見抜き方についての本。 事例が「検事経験」に基づいているため、あまりピンとこなかった。 「うそ」をつくときの挙動やしぐさ、じゃべり方、口癖なんかは 心理学関係の書籍や文献で、いわれていることとあまり変わりは なかった。 また、法律家業務以外の人が日常生活において、相手を「取調 べる」などの状況があることも考えにくい。浮気を追求するときなど は、参考になるのかもしれないけど・・・
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いろいろ参考になることが多かった。 〇嘘がうまい人に多いのが話のすり替え 核心的な質問をされたとき、直接答えずにはぐらかしたり、過度に一般化した話し方をしたり、逆に同じ質問を投げ返したりする。 〇プロの嘘つきは視線をそらさない。 誠実さを表すサインだと世間で認知されているからこそ...
いろいろ参考になることが多かった。 〇嘘がうまい人に多いのが話のすり替え 核心的な質問をされたとき、直接答えずにはぐらかしたり、過度に一般化した話し方をしたり、逆に同じ質問を投げ返したりする。 〇プロの嘘つきは視線をそらさない。 誠実さを表すサインだと世間で認知されているからこそ それを逆手にとり、意識的にやっている。 〇証明できる部分は真実を述べ、証明できない部分に虚偽をまぜれば煙にまくことができる。 等など・・
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若狭勝の嘘の見抜き方を読みました。 検事として長く容疑者の嘘と対応してきた著者の嘘についての解説書でした。 人が嘘をつく理由の分類や、嘘をつく人の見分け方の解説は面白いと思いました。 ボードゲームの会などでは嘘をつくゲームも遊ばれますが、私は嘘をつくのが下手で真っ先に見破られ...
若狭勝の嘘の見抜き方を読みました。 検事として長く容疑者の嘘と対応してきた著者の嘘についての解説書でした。 人が嘘をつく理由の分類や、嘘をつく人の見分け方の解説は面白いと思いました。 ボードゲームの会などでは嘘をつくゲームも遊ばれますが、私は嘘をつくのが下手で真っ先に見破られてしまうので、この本をもう少しじっくり読んで参考にしようかな、と思ったのでした。
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