お面屋たまよし 彼岸ノ祭 の商品レビュー
表と裏、2つの屋号を使い分け、面を売る旅を続ける太良と甘楽。そして2人が売る「妖面」に翻弄される人たち。ある種の覚悟を感じさせる2人の振る舞いに、切なさと頼もしさを感じてしまうのでした。
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カルト村の話はなかなか怖かった。 穏さん達の力を借りることにはなっても、自分達で村の未来を変えられそうになってよかった。 最後のお話のひめさまは、幽霊だったということだったのかしら。
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今回も面白くてあっという間に読んだ。 私は読みながら、不老祭りから逃げることしか考えていなかったけど、太良の「このままじゃ、いけないよ。人の生き血が必要な野菜なんて、育ててちゃだめだ。どうしても育てたいなら、人の生き血なんて必要ない土を作らないと」にハッとさせられた。 穏さんが助けに来てくれて、よかったー。 太良と甘楽の、双子ではないけれど双子のように信頼して結びつきあっているような関係性も心地よくて、心が温かくなる。
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なりたい姿になれるお面、妖面。きっと使わないにこしたことはないんだろうな。 「邪面の道」はちょっと怖かったけど、万吉が面を買わずになりたい自分になれそうでよかった。太良と甘楽、迅雷と穏さまも変わらずでほっこり。
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シリーズ2作目。 人の業、在り方を考えさせられる本。 彼らの周りを囲む個性溢れるキャラクターも魅力的に描写されていた。 これから、辛いことも嬉しいことも続くであろう、彼らの長い旅路に幸多からんことを願う終わりかただった。
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今回もおもしろかったです。 不老祭りはちょっと気味が悪いですが、万吉が面は必要ないというところがすごく良かったです。 私も面は必要ない生き方をしたいなと思いました。
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シリーズ2作目。 今作も良かった。展開が単調でなく、ひとつひとつのお話が印象的。天狗とのやり取りも微笑ましい。 想像するのが怖すぎる場面もあったけど、味わい深い物語たちでした。
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面作師見習いの太良と甘楽は、山奥の村で四年に一度行われる、不老祭りに誘いこまれる。しかし、そこには決して知ってはならない秘密があった―。自分以外の誰かになれる特別な面、妖面がつむぎだす奇妙な縁を描いた、時代ファンタジー
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妖面をつけると自分のなりたい姿になれる・・・・天狗とも交流がある太良と甘楽の元に妖面を求めにくる人たちと話。好きな世界ですー。ちょっとグロ・・・な話もありましたが、まあ大丈夫。人の情念の描き方が深くて爽やか。ティーンズから大人まで楽しめます。
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【2】2巻目も話のグレードが落ちていなくて良かったです。むしろ、短編・中篇・過去編と、緩急をつけての編成でグレードアップ。3話とも甲乙つけがたい出来栄えでした。太良と甘楽の二人はどうも本心は“妖面”を使って欲しくは無いようですね。天狗衆の二人への甘やかしが微笑ましくニヤニヤしてし...
【2】2巻目も話のグレードが落ちていなくて良かったです。むしろ、短編・中篇・過去編と、緩急をつけての編成でグレードアップ。3話とも甲乙つけがたい出来栄えでした。太良と甘楽の二人はどうも本心は“妖面”を使って欲しくは無いようですね。天狗衆の二人への甘やかしが微笑ましくニヤニヤしてしまいました。最後の「眠れない夜」に登場した“ひめさま”の話が可愛らしい話だったのに、そう来ましたか。切ない…。
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