1,800円以上の注文で送料無料

マヨラナ の商品レビュー

4.5

5件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2018/11/06

マヨラナ粒子を最近知った。物質と反物質が同じであるということに興味を持ち本書を手にした。 当然、マヨラナ粒子の理論的発見を中心とした話と想像していたので、エットーレ・マヨラナの失踪に焦点を当てた話は長すぎと感じた。 ただ戦前の物理学の急速な発展のありようが少しだけ垣間見れた。

Posted byブクログ

2019/10/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1938年、31歳の天才イタリア物理学者が失踪する。エットーレ・マヨラナである。 マヨラナニュートリノで名を留めているが、著者は、理論物理学者であり、重要な概念であるとしている。

Posted byブクログ

2017/04/13

物理、ましてや素粒子物理学だの原子核物理学だのということについては、とんと素人の自分が読んでもたいへんにおもしろく、まるで推理小説を読んでいるかのように夢中になって読んだ。 一貫して流れているのは、著者のマヨロナへの深い敬愛である。何よりそれが、最後まで飽きることなく読ませる大き...

物理、ましてや素粒子物理学だの原子核物理学だのということについては、とんと素人の自分が読んでもたいへんにおもしろく、まるで推理小説を読んでいるかのように夢中になって読んだ。 一貫して流れているのは、著者のマヨロナへの深い敬愛である。何よりそれが、最後まで飽きることなく読ませる大きな要因であろう。 難解な原子核物理についての説明も、たいへんにわかりやすいイラストのおかげで、その概略は理解することができた(ただし「ディラックの海」と「原子核の二重β崩壊」についてはさすがに理解できなかった)。

Posted byブクログ

2013/08/11

正直、それほど期待して読み始めたわけではなかったが、久しぶりに知的な興奮と推理小説のようなスピードを味わえた作品。まず、最近ご無沙汰していた原子核物理学の話に触れる事が出来て、やっぱりこれが好きで大学選んだんだよな と昔の志をちょとだけ思い出した。 しかし、不勉強にして エットー...

正直、それほど期待して読み始めたわけではなかったが、久しぶりに知的な興奮と推理小説のようなスピードを味わえた作品。まず、最近ご無沙汰していた原子核物理学の話に触れる事が出来て、やっぱりこれが好きで大学選んだんだよな と昔の志をちょとだけ思い出した。 しかし、不勉強にして エットーレ・マヨラナの事は全く知らなかった。 「科学は下手な推理小説のようなもの」 って言う言葉は 目から鱗 でした。

Posted byブクログ

2013/06/19

1938年に謎の失踪を遂げたイタリア人の天才物理学者、エットーレ・マヨラナ。まだ31歳という若さでありながら、国際的に名の知られた優秀な彼はなぜ突然姿を消したのか。マヨラナは幼い頃から「神童」と呼ばれるほどの数学的才能があり、成長して学者となってからは天才的な能力を発揮した。しか...

1938年に謎の失踪を遂げたイタリア人の天才物理学者、エットーレ・マヨラナ。まだ31歳という若さでありながら、国際的に名の知られた優秀な彼はなぜ突然姿を消したのか。マヨラナは幼い頃から「神童」と呼ばれるほどの数学的才能があり、成長して学者となってからは天才的な能力を発揮した。しかし一方で風変わりな人物でもあり、名誉などはそっちのけで自分の研究をほとんど発表しなかった。この本はマヨラナの生涯を既存の資料や家族、知人らから聞いた話によって再構成したものだ。マヨラナの姿を追いながら物理も楽しめる一冊である。

Posted byブクログ