いつか、ふたりは二匹 の商品レビュー
小学六年生の「僕」は眠りに就くと黒猫のジェニィになれる。 巷の野良猫に意識を乗り移せるのだ。 この力を使って犯人に近づけないだろうか、クラスメイトの女子が襲われた恐ろしい事件の―――。 事件を通して描かれる少年の初めての大冒険。 西澤保彦氏のティーンエイジャー向けに書かれた...
小学六年生の「僕」は眠りに就くと黒猫のジェニィになれる。 巷の野良猫に意識を乗り移せるのだ。 この力を使って犯人に近づけないだろうか、クラスメイトの女子が襲われた恐ろしい事件の―――。 事件を通して描かれる少年の初めての大冒険。 西澤保彦氏のティーンエイジャー向けに書かれたSFミステリ。 あくまで主人公の少年の動向に重きが置かれています。 でも難解な苗字はいつものままでした、私都(きさいち)って何だ。 猫と化した少年のちょっと切なく温かいストーリー、それでいてミステリの芯も素晴らしい。
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読み終えてからミステリーランドだと知ったが、西澤保彦による同レーベルの作品。 レーベルの方針上、大人でしかもミステリを多読する自分が、展開を先読めるのは仕方ない。 それでも、没頭させ、ハラハラさせるのだから素晴らしい。特に、「説明できない不思議な力はあるが、事件解明はあくまでロジ...
読み終えてからミステリーランドだと知ったが、西澤保彦による同レーベルの作品。 レーベルの方針上、大人でしかもミステリを多読する自分が、展開を先読めるのは仕方ない。 それでも、没頭させ、ハラハラさせるのだから素晴らしい。特に、「説明できない不思議な力はあるが、事件解明はあくまでロジカルに」というスタンスはいつも通りなのだから面白い。 作品に大層感激した、ということはないが、著者の筆力を改めてすごいと思った作品。 3
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寝ている間だけ猫に憑依できる男の子。 猫の体を借り、跳ね、犬と戯れ合い 連続通り魔から友達を守ろうと駆け回る。 動物を飼っている人たちが必ず体験する出来事。 その瞬間は絶対に訪れる。 だからその時まではふたりで、時には二匹で。
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たしかにミステリーとしては物足りない。伏線も明らかで、真相もすぐに読める。やはりジュブナイルとして読むのが正解か。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
眠りに就くと猫の身体に乗り移れるという、不思議な能力を持つ小学六年生のぼく。町で起きた女児襲撃事件の謎に、猫のジェニイの身体を借りて挑むことに。スリル満点、はじめての冒険の結末は―。子どもが大人になるために大切なことを教えてくれる、あったかくて、少し切ないファンタジック・ミステリ。 もともと、児童向けの書籍だったようで、非常に読みやすい。 ミステリではなくジュブナイルとして読むべき。 とにかくジェニイとピーターが可愛くて癒された。
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2014.3.30読了。 お友達に教えてもらった本。 題名と目次を読んで、最後にはこういう流れなのねって分かったけど、それありでも面白かった。軽く読んでたけど、ちゃんとミステリーだったし、ジーンと来たりもした。 ずーっと一緒なんてない。確かに。でも、その子の人生の一部になる歓びに...
2014.3.30読了。 お友達に教えてもらった本。 題名と目次を読んで、最後にはこういう流れなのねって分かったけど、それありでも面白かった。軽く読んでたけど、ちゃんとミステリーだったし、ジーンと来たりもした。 ずーっと一緒なんてない。確かに。でも、その子の人生の一部になる歓びには変えられない。いつか猫と暮らそう。めいいっぱい幸せにしてあげよ。先代猫みぃと同じように大切にしてあげよ。 この本を読んでたからか、先代猫みぃが夢に出てきた。かわいかったぁ(っ´ω`c)♡(あ、それた;) 犯人が誰とか動機とか、はっきりしなくてもいい本ってあるのねって思いました。
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小学生の僕が、眠ると猫の体に乗り移れるという力を使ったちょっとファンタジーな推理小説。元々子供向けの書下ろしということで、確かに少し物足りなかった。オチも予想通りだったし、話の進み方がその場その場で都合よいるように思ってしまった。それでも子供が読書を好きになるためにはいい本かも...
小学生の僕が、眠ると猫の体に乗り移れるという力を使ったちょっとファンタジーな推理小説。元々子供向けの書下ろしということで、確かに少し物足りなかった。オチも予想通りだったし、話の進み方がその場その場で都合よいるように思ってしまった。それでも子供が読書を好きになるためにはいい本かもしれません。本格ミステリー好きには物足りません。
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いつものように、考えて話し合って想像して妄想するような話ではなく、良くも悪くも西澤保彦さんらしくない感じがした。ミステリーというより、内容は少し重いかもしれないけどファンタジーとして読んだほうが楽しめるかもしれない。
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西澤さんのミステリーはただドキドキさせられるだけではなくて、少し心が苦しくなる部分が含まれているのですが、今回も小学生の男の子が猫の体を借りて事件を解決するという単純なものではありませんでした。事件に巻き込まれる同級生の女の子も近所の高校生に気にかけてもらいたくて、事件を自作する...
西澤さんのミステリーはただドキドキさせられるだけではなくて、少し心が苦しくなる部分が含まれているのですが、今回も小学生の男の子が猫の体を借りて事件を解決するという単純なものではありませんでした。事件に巻き込まれる同級生の女の子も近所の高校生に気にかけてもらいたくて、事件を自作するという気持ちの良くないことを起こすし、主人公も猫の体で無茶をしたがために猫の命を奪う結果を招いてしまう。 私はピーターが誰なのかずっと考えながら物語を読み進めていましたが、まさか久美子さんとは最後まで気づきませんでした。 実際に寝ている間に猫の姿になって行動するのは面白そうだけど、逆に自分の体を自分の意志とは関係なく使われると考えると嫌ですね。
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ジュブナイル 悪くはないが、犬や猫を飼ってる(た)大人としては、最後がなあ・・・ 仁木悦子さんとかが懐かしいって感じ
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