いつか、ふたりは二匹 の商品レビュー

西澤保彦【著】

2013/10/17

眠りに就くと猫に乗り移れる小学六年生の主人公。町で起こった女児襲撃事件。この二つを組み合わせると、どんな冒険が生まれるのか、わくわくします。

2013/10/17

完全に小学生向けのお話だと思ったので、うちの５年生におすすめして読んでもらっています。
とりわけ最後の場面からは、それぞれに何かを感じ取ってみてもらいたいです。

２５歳の大人目線、さらに日頃から推理ものを好んで読んでいる立場からすると、お話の伏線だってほとんどが予想通りという感じで、確かにあまり面白いという感じではありませんでした。
しかし、決して嫌悪感など抱くには至らず、最後の方の場面ではわずかに涙ぐむような感動がありました。

2013/07/13

小学生ぐらいの時に読みたかった…。最後のなんとも言えないもどかしさをじっくり味わえる年齢で読んでもやもやしたかった。ピーターのことも中盤ぐらいでわかってしまったし、純粋に読めるときに読みたかった作品。

2013/06/26

親の愛情を求める子どもの切実な願いや動物虐待の心境に胸が痛む。ファンタジックでありながら、時折顔を見せる現実の病んだ一面。
ラストのページの久美子さんの台詞が、そのまま子どもたちに向けたメッセージなのだと思う。この今を生きるための…。

2013/06/03

この作家。
大好き！って訳ではないけど、テンポが合うので読みやすいし、好き。
寝てるときだけ猫に入れる少年のお話。
ミステリ的には強引かなって、ラストの切なさが勝ちました。

2013/06/02

寝ている間に猫のジェニイ身体に乗り移れる能力がある小学生6年生 智己は、ジェニィになった時にセントバーナードのピーターと知り合う。
町では昨年起きた小学生の誘拐未遂事件に続いて、3人の小学生が車に轢かれそうになる襲撃未遂事件も起きていた。
智己は、ジェニイの能力とピーターの助けを借りて事件を解決しようと捜査を始める。

小学生の舞台設定で誘拐はともかく、○○○り○○○○っていうのはチョットという気がする。
寝たら猫に乗り移れるっていうのは、とても魅惑的な設定なので、
ジェニイ（智己）とピーター（）が色々な事件を解決していくシリーズとして読みたかったなぁ。
ポール・ギャリコ「ジェニイ」も読みたい。

2013/05/30

タイトルに惹かれて手に取りました。
少年、少女向けの作品だったとは…。
充分大人も楽しめる作品です。

オールハッピーな終わり方ではないけれど、智己くんは久美子さんの事が大好きになるだろうし、命の重さ、物事の軽重のわかる子に成長してくれるだろうと思います。
悲しいけれど、明日に繋がる思いが残ります。