名探偵マーニー(3) の商品レビュー
漫画好きとして、ここでは飾っても偽りない本音を語るが、私はこの『名探偵マーニー』より、『フランケンふらん』の方が好きだ。ここでの最高ランクが☆☆☆☆☆までなので、五つ刻んではいるものの、仮に10個まで付けられるなら、躊躇うことなく、『マーニー』は9個、『ふらん』は10にしている ...
漫画好きとして、ここでは飾っても偽りない本音を語るが、私はこの『名探偵マーニー』より、『フランケンふらん』の方が好きだ。ここでの最高ランクが☆☆☆☆☆までなので、五つ刻んではいるものの、仮に10個まで付けられるなら、躊躇うことなく、『マーニー』は9個、『ふらん』は10にしている この☆一つの差は、単にスプラッタじゃないからだ 私は木々津先生の描く、臓物がかなり好きなのですよ? もちろん、奇抜すぎるストーリーも大好物です だからと言って、『名探偵マーニー』がつまらなく感じているか、と言うと、全くそんな事は無い そもそも、作品の毛色が違うので、好みに上下が付いてしまうのは自然な話だ この作品の魅力は、マーニーの女子高生らしからぬ、頭一つ抜け出ている推理力にもあるが、個人的には犯人サイドや、真実の渦中にいる当事者らを推したい 誰もが、人間なら誰でも持っていそうな、陳腐で独り善がりな、それでいて、どこか愛着すら覚えそうになる悪意や執着に突き動かされ、騒動を起こしている ある意味、木々津先生の色が出ている漫画 臓物が丸出しな漫画じゃないなら大丈夫、と思って読むと、逆に危ないかも。何せ、読み手の中にもありそうな、美しい花を咲かせそうな悪意の芽が曝け出されてるから、精神耐性が乏しいと、結構、来る(でも、そのダークが、木々津先生の持ち味、とファンは判ってるだろうけど)
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今回一番気に入った話は「ラクガキ」。地方自治体で生きていた頃は応援もしていなかった人達が、町おこしのために有名人を利用している現状を想起させます。
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