明日の空 の商品レビュー
貫井作品の中でも珍しい青春小説仕立てのミステリ(私の記憶ではない、と思う)。 英語表題のIt will be fine tomorrowが、この小説の核でもある。 ずっと貫井作品を追いかけてきて、生まれて初めて買ったサイン本がこの作品というのは本当に何と言う縁かと思う。 ずっと心...
貫井作品の中でも珍しい青春小説仕立てのミステリ(私の記憶ではない、と思う)。 英語表題のIt will be fine tomorrowが、この小説の核でもある。 ずっと貫井作品を追いかけてきて、生まれて初めて買ったサイン本がこの作品というのは本当に何と言う縁かと思う。 ずっと心をテーマにミステリを書かれている貫井作品に魅せられて、不条理な心のあり方を描かれる方がむしろアリだと思う人間なのだが。この作品もまたアリ、そう変えて行きたくて日本に帰ってきた人間には何と言うタイミングで心に響くか……。 各作品には読者にとっての読み頃があると思う。 まさにこの作品は、私にとって今読んで正解。 幸せな時間でした。
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あらすじだけ見て買うと後悔する。展開が雑な印象。主人公の行動原理が不思議。心理描写、というより心理解説されてるのに全く丁寧な感じがしない。
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無理があるところもあるけど、面白かった。何より色々日本人として考えないといけないことを沢山含んでいると思う。良いところも当然一杯あるけど、独特な陰湿、妬み、それらを根本とした差別を何とかしなければね。
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明日の空が青いことを夢見て バトンをだれかに渡し続ける。 「ちょっといいこと」を繋げていくことの尊さを 噛みしめておきたい。
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帰国子女の女子学生を主人公とした青春ミステリー。 高校時代に経験した理不尽な出来事の裏に隠された「真実」をめぐるストーリーで、作者は「真実」のインパクトを強めるために、読者に対してある仕掛けを行っているものの、あまり成功しておらず、主人公が帰国子女とされている時点で、ある程度オチ...
帰国子女の女子学生を主人公とした青春ミステリー。 高校時代に経験した理不尽な出来事の裏に隠された「真実」をめぐるストーリーで、作者は「真実」のインパクトを強めるために、読者に対してある仕掛けを行っているものの、あまり成功しておらず、主人公が帰国子女とされている時点で、ある程度オチは読めてしまった。 また、意外性を重視したミステリーだから、ある程度は仕方ないとは言え、登場するキャラクター達がみな類型的で古臭く、現代の学生らしさが全く感じられなかった点も残念。
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桜の咲き誇る四月。 日本の教室でわたしは彼に出会った――。 これは「さよなら」の先にある物語。 忘れられない思い出を抱くあなたに贈る、青春ミステリ。 Part1:帰国子女の栄美が、日本の高校に転入してくる。 幸いにも友達ができ、気になる男の子とも仲良くなれたのだが、 やがては辛い別れの日が訪れる。 Part2:六本木にて。ユージは黒人のアンディに出会う。彼の人間性に惹かれたユージだったが……。 Part3:ふたたびのエイミー。大学入学後、彼女に迫る危機を山崎という男に助けられる。彼の語る過去とは――。 短めのお話で、登場人物が少ないところからある程度予測のついたお話でした。 解説で「乱反射」との比較されている部分がなるほどと思わされます。 貫井さんの他作品とは毛色が違います。 ミステリ :☆☆☆ ストーリー :☆☆☆ 人物 :☆☆☆ 読みやすさ:☆☆☆☆☆
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主人公は帰国子女の高校3年生、エイミー。 父親の助言に従い、あまり目立たないように、日本的な協調性を大事に、と 慎重に日本での高校生活を送り始めたのだが、それほど気負うこともなく みんなと馴染むことができ、さらには気になる同級生と接近することも。 しかし、その同級生とデートをし...
主人公は帰国子女の高校3年生、エイミー。 父親の助言に従い、あまり目立たないように、日本的な協調性を大事に、と 慎重に日本での高校生活を送り始めたのだが、それほど気負うこともなく みんなと馴染むことができ、さらには気になる同級生と接近することも。 しかし、その同級生とデートをしようとすると、なぜかいつもすれ違う。 明らかに人為的な妨害が入っているのだが、なぜそんなことができるのか、 そして、その目的は一体何なのか分からないままとなり、、、 といった感じの謎を残したまま、全然別の男二人のエピソードに移ったり、 またまたエイミーを主人公に戻して大学生活を描いたりしながら、 最終的に謎が明かされていくという、青春ミステリとなっている。 まぁ、なんとなく展開は読めたんだけどね。 あと、アレ系(これを言うとつまんなくなるのでぼかす)なのかなぁと 伏線が散りばめられていないかと気をつけつつ読んだな。 物語自体はさらさらと読めるんだけど、 なんだか描写がすべて箇条書きっぽくて 感情移入とか共感とかはしにくかったな。
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たまたま本屋で手にした久しぶりの貫井徳郎。 貫井さんの書く「青春ミステリ」というので、どんなものかと一読したが、さすがにこのオチには笑っちゃいましたよ。 基本ネタバレになるので、多くは書けませんが、 オチとなるキーパーソンの名前がいくらなんでもベタ過ぎやしませんか?笑 計画そのもののずさんさとか、ご都合主義はともかく、アルファベット3文字の"アレ"を交換させられて週末過ごしたらさすがに気付きますって。ましてやメール盛りの高校生が。 と、まぁ、ツッコミ出したらキリがないんです。 本屋では大展開されていましたが、期待値からの落差に少し残念な気持ちになりました。
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サクッと読めた。んで後半の急展開。 一度最後まで読んでから、もう一回読み直すと、感じ方も変わってくるんだろうなぁ・・・っていう小説だった。
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著者が貫井さんであること関係無しに、さらっと終わった感じがするお話。短編読んだ気分。 青春小説っぽい感じなんだけど、全体的に本編と関係無い箇所が少なかったから?か、物足りなかった。もっと尺を増やして猫の親探しみたいなエピソードが読みたかった。
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