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真実の満洲史 1894-1956 の商品レビュー

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2024/06/21

2024/06/16 真実の満洲史 宮脇淳子 ▲ 右寄り 1.「マルクス主義歴史観」を批判 教条主義的歴史区分 といいつつ本書もかなり「日本第一主義」を絶対としている。 安倍首相が喜ぶ中国論だが、学問としての普遍性は低い。 ただ本書で「加藤陽子先生」を公然と批判しているのには驚き...

2024/06/16 真実の満洲史 宮脇淳子 ▲ 右寄り 1.「マルクス主義歴史観」を批判 教条主義的歴史区分 といいつつ本書もかなり「日本第一主義」を絶対としている。 安倍首相が喜ぶ中国論だが、学問としての普遍性は低い。 ただ本書で「加藤陽子先生」を公然と批判しているのには驚き。 レベルが全く違うのに。 南京虐殺・慰安婦問題を全否定だが、根拠はなく一刀両断 誰も「0」とは思っていないので、極端の結論は無用 2.断片的には学ぶ点もいくつか 2-1植民地経済の開発 経済利益優先のインフラ整備は生活無視 インドも北海道も生活大国にはなれない むしろ妨害する 2-2世界史は連動している 「日本史」レベルでは歴史にならない→「世界史レベルで連動」 ex「フランスのベトナム征服」が全ての始まり 台湾・朝鮮政策 2-3日英同盟の廃止 米国の強い意向第一次大戦後の新体制 債権国の強い立場から強制 ワシントン条約比率 10:10:6 英国にとって屈辱 世界帝国から陥落 2-4日本の驕り 超大国の清国・ロシアを破り 両国とも国が崩壊した 中華民国・ソ連 2-5 1919年が変革点 ウィルソン大統領「民族自決」 2-6 「終戦」対ソ和平工作の不思議と謎 開戦時の「ハルノート」対米工作も近衛文麿がキーマン 近衛文麿が共産主義者で日本を戦争と革命に主導した 最後に「天皇を戦犯とする」動きをGHQに封じられ自殺を強要された 開戦と終戦の謎 誰も触れない そもそもゾルゲ事件についても関係者の範囲を限定

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2019/03/31

加藤氏、小川氏、百田氏、倉山氏、上念氏・・・様々な著書を読んできて、この宮脇淳子氏の「真実の満州史」にたどり着きました。 満州国について公平な立場で史実を解説されている良本です。日本の若者(これから社会の中心で生きていく人々)は、是非とも明治維新以降の日本を偏った見方でなく、事実...

加藤氏、小川氏、百田氏、倉山氏、上念氏・・・様々な著書を読んできて、この宮脇淳子氏の「真実の満州史」にたどり着きました。 満州国について公平な立場で史実を解説されている良本です。日本の若者(これから社会の中心で生きていく人々)は、是非とも明治維新以降の日本を偏った見方でなく、事実と当時の考え方、行動を公平に学んで下さい。 近隣諸国、同盟国のこともよく知って欲しいと感じる本でした。

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2018/05/08

『真実の中国史』の宮脇淳子による満洲史。 1894年からというのは日清戦争以降満洲という土地が注目され、1931年には実際に満州国が建設され、敗戦の後中華人民共和国に占領されるまで。 満洲というのが元々中国の一部ではなく、複雑なな場所であることがよくわかった。

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2014/06/09

滿洲について、自虐史觀ではない觀點から書かれた本。口語體で書かれて居るのは、質問者に對して答へるといふ形式であるためらしい。しかし、その質問が書かれて居ない爲、著者が延々と語りつづける形式になつてをり、讀み難くなつてゐるのが殘念。「一般的には・・・と言はれてゐるが本當は云々」とい...

滿洲について、自虐史觀ではない觀點から書かれた本。口語體で書かれて居るのは、質問者に對して答へるといふ形式であるためらしい。しかし、その質問が書かれて居ない爲、著者が延々と語りつづける形式になつてをり、讀み難くなつてゐるのが殘念。「一般的には・・・と言はれてゐるが本當は云々」といふ話が多く、或る程度の豫備智識が必要であるかもしれない。以上のやうな點から星四つとした。

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2014/01/13

経済至上主義は、マルクス主義の影響との指摘や、中国は結果中心史観との指摘は至言。しかし、「はじめに」に立派な歴史論が書かれているが、内容はそれに反した根拠なき推測・評価をしてしまっており、監修後にしては「ひどい本」。

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2013/06/29

何が真実か、なんていうのはある事実の解釈のしようでどのようにも変わってしまうのではないかという印象をもった。作者が真実はこうなんだと述べていても、参考文献・史料をほとんど示されていないので、どこまでが真実なのか解りようがない。 著者にとっては「最近よく売れた本でも、与那覇潤『中国...

何が真実か、なんていうのはある事実の解釈のしようでどのようにも変わってしまうのではないかという印象をもった。作者が真実はこうなんだと述べていても、参考文献・史料をほとんど示されていないので、どこまでが真実なのか解りようがない。 著者にとっては「最近よく売れた本でも、与那覇潤『中国化する日本』も、内田樹『日本辺境論』も、加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』も、初めに結論を決めて、それに合うように都合のいい事だけを並べ立てるという、私から見ればひどい本です。」とのことらしい。ふーん、じゃあこの本は。

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