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サマー・ランサー の商品レビュー

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37件のお客様レビュー

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2016/03/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

槍にかける青春の始まり。 槍道ってないの!? というのが読了直後の正直な感想でした。剣道やなぎなたに疎い私は、槍道の描写に、なるほど、と思いながら読み進めていて、まさか作者の創作だったとは。とにかく、するすると読めた。主人公の迷い、そして決意、爽やかで読後感が良い、気持ちいい小説。

Posted byブクログ

2016/01/17

槍道をそのまま始める話かな~と思ったら、テンジの葛藤の話でした。 どこか「神様のメモ帳」の「アリス」を思わせる、羽山のまっすぐなセリフが、心に残ります。 「ひとつのことを何年もやるのが美学」ではなくて、「やってみてダメだった。でも、今の経験は次に繋がる。次に行く勇気も大事」っ...

槍道をそのまま始める話かな~と思ったら、テンジの葛藤の話でした。 どこか「神様のメモ帳」の「アリス」を思わせる、羽山のまっすぐなセリフが、心に残ります。 「ひとつのことを何年もやるのが美学」ではなくて、「やってみてダメだった。でも、今の経験は次に繋がる。次に行く勇気も大事」って考えです。 親と旦那は「ひとつのことを何年もやるのが美学」と思ってる節があって、よく衝突します。 逃げるとか、諦めるじゃなくって、どうやったら自分が伸びるか。が大事だって思わされた本でした。 剣道に生きてきたテンジ。 小さい頃からやっていた剣道は、楽しいものだった。 でも、中学生にもなれば妬みや嫉みに苛まれ、父親の仕事で転向を繰り返して、レギュラーの座を奪ってしまうテンジは、剣道が嫌になっていった挙句、剣道を教えてくれたじいちゃんが死去。 じいちゃんが死んでから、テンジは剣道をやめた。 剣道を辞めてもどこかわだかまりがあって、ある日体育館で竹刀とは別の音に惹き込まれる。 それが槍道との出会い。 槍道と出会って、そのまま槍道をするかと思いきや、剣道で磨り減った心は容易くまっすぐなるわけでもない。 同級生の羽山に、叱咤激励を受けながら、自分と向き合って槍道を続ける。

Posted byブクログ

2015/09/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった! 演出と盛り上げ方がうまい著者ですねえ。 物語はまっすぐなボーイミーツガールものです。 よくも悪くも期待を裏切りません。 アニメ的なそれが多いせいか、どのシーンも映像として鮮明にイメージが見えて、まるで一本の長編アニメ映画を観たような感覚です。 どっぷりと世界観に浸かって楽しませてもらいました。 まっすぐな物語という点で、藤田和日郎の「うしおととら」を連想しました。 それにしてもぜひアニメ化してもらいたい。うん。

Posted byブクログ

2015/08/01

「一夏の思い出」「青春の一時」 そんな言葉が似合う作品でした。 難しいことは一切なし。 わかりやすい設定。 何かに夢中になっている高校生の思考なんてこのくらい単純なのかもしれない。 自分を取り巻くものが『彼らの世界のすべて』なのである。 だからこそ、一生懸命で、悩んで、涙して、成...

「一夏の思い出」「青春の一時」 そんな言葉が似合う作品でした。 難しいことは一切なし。 わかりやすい設定。 何かに夢中になっている高校生の思考なんてこのくらい単純なのかもしれない。 自分を取り巻くものが『彼らの世界のすべて』なのである。 だからこそ、一生懸命で、悩んで、涙して、成長していくのだろう。 青春なんて一瞬にして通り過ぎてしまう。 そのくらいスピード感のある爽やかなお話であっというまに読めました。 夏の暑さに吹き込む風が心地よい。 そんな小説でした。

Posted byブクログ

2014/12/10

【第19回電撃小説大賞〈選考委員奨励賞〉受賞! 少年よ、キラキラせよ! 剣を失った少年は今、夏の風に吹かれ、槍を手にした。】  剣道界で神童と呼ばれながら、師である祖父の死をきっかけに竹刀を握れなくなった天才剣士・天智。彼の運命を変えたのは、一人の少女との出会いだった。高校に入学...

【第19回電撃小説大賞〈選考委員奨励賞〉受賞! 少年よ、キラキラせよ! 剣を失った少年は今、夏の風に吹かれ、槍を手にした。】  剣道界で神童と呼ばれながら、師である祖父の死をきっかけに竹刀を握れなくなった天才剣士・天智。彼の運命を変えたのは、一人の少女との出会いだった。高校に入学したある日、天智は体育館の前で不思議な音を耳にする。それは、木製の槍で突き合う競技、槍道の音だった。強引でマイペース、だけど向日葵のように明るい同級生・里佳に巻きこまれ、天智は槍道部に入部することになる。  槍道部では、里佳のほかにも個性豊かな部員達が天智を待っていた。剣を置いた少年は今、夏の風を感じ、槍を手にする。第19回電撃小説大賞〈選考委員奨励賞〉受賞作!

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2014/08/19

もうこんな青春することないんだろうなー、と思いながらひたすらページをめくりました。 自分も高校時代は部活のことしか考えてなくて、そんな環境に自分が置かれていたことが本当に幸せなことだったんだなと思います。 まぁとにかく登場人物が本当に眩しすぎる。キラキラしてすっごく羨ましい!...

もうこんな青春することないんだろうなー、と思いながらひたすらページをめくりました。 自分も高校時代は部活のことしか考えてなくて、そんな環境に自分が置かれていたことが本当に幸せなことだったんだなと思います。 まぁとにかく登場人物が本当に眩しすぎる。キラキラしてすっごく羨ましい! 槍道部のみんなが個性的で、すごく読みやすかったかな。他のも読みたくなる感じ。 庭さんの絵もかわいい!

Posted byブクログ

2014/12/06

剣の道から槍の道へ。 高校生のひたむきさが 真っ直ぐな一本の槍に表れるようです。 登場人物がみんなキラキラしてて、 眩しすぎて直視できません(笑) そして後書きで知った事実、 槍道って、無いんだね…。

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2014/07/31

生涯決して忘れないだろう、という思い出は、たくさんあるようで実は少ない。 生きて行くなかで逃げ出したくなることっていくらでもある。でも、どこかで自分と向き合うことができないと。 逃げ出したこともあった…。 苦い経験を少し思い出した。 好きなことは、そのものだけじゃなく、そこに...

生涯決して忘れないだろう、という思い出は、たくさんあるようで実は少ない。 生きて行くなかで逃げ出したくなることっていくらでもある。でも、どこかで自分と向き合うことができないと。 逃げ出したこともあった…。 苦い経験を少し思い出した。 好きなことは、そのものだけじゃなく、そこにいる仲間、ライバルがいてこそ夢中になれる。 青春剣道物と思って購入。でも、槍もいいな。武道の緊迫感、試合での息が止まる緊張感。 真っ白な入道雲を浮かべた夏空に…。

Posted byブクログ

2014/07/21

自分自身の弱い所を認めるのは簡単じゃないし辛いこと。 それでも立ち向かっていくことは誰にだってできる。結果はどうあれ挑戦していくことこそに意味があり自分自身を見つめる結果になると思う。 「強さを焦るな」 簡単なようで簡単じゃないとてつもなく深い言葉だ。

Posted byブクログ

2014/06/07

剣道ならぬ槍道…実際には存在しないスポーツを考え、このストーリーを作った著者にびっくり。続きがあるなら読んでみたい。

Posted byブクログ