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負けを生かす技術 の商品レビュー

4.2

10件のお客様レビュー

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2021/07/06

ー本当の失敗や敗北とは、転倒したという結果ではない。転倒したまま起き上がらないこと。それさえ意識できれば、覚悟たる失敗というのは、存在しないのではないか。 ー勝ち続けられる人生なんて、ありえない。 ー無視してはいけない失敗だと認識すれば、その負けや失敗としっかり向き合う。大きな理...

ー本当の失敗や敗北とは、転倒したという結果ではない。転倒したまま起き上がらないこと。それさえ意識できれば、覚悟たる失敗というのは、存在しないのではないか。 ー勝ち続けられる人生なんて、ありえない。 ー無視してはいけない失敗だと認識すれば、その負けや失敗としっかり向き合う。大きな理由のない失敗は無視したっていい。 ーたまたまの成功で、後に自分を大いに苦しめてしまう成功だって、実際にはある。 ーピンチに直面すると、色々なものが大きく変化する。それが成長を加速させる。その意味では、いかに上手にピンチを作るか、危機的状況をいかに自ら意識していくか、僕は腐心することになった。危機を招き入れることは簡単ではなかったが、少なくとも、ピンチや危機的状況が全くない選択をする限り、ある段階以上の成長はないと確信していた。ピンチや危機をいかに上手に人生に散りばめるか。 ー勝利条件の設定 世の中や社会が作った条件でなく、自分の勝負はここだと自分で決められる人、決断できるのが強さだ。 ー日本人はそもそもいい人になりたがり過ぎる ー人の期待をどう裏切り、がっかりさせることを小出しにしていくか ー職業は手段 自分は世の中をこんなふうにしたい。世の中とこんな接点を持ちたい。こんな風に世の中に貢献したい。そのための手段として職業を選択する ー志はある程度具体的になっていた方がいい 志を見つけるには自分が「いいな」と思う瞬間を見つけること ー将来の選択肢が増えそうなポジションというものを、いつも意識しておく =高い学歴を経ておくという考え方 →社会に出てからも同じ。常に幅広い選択肢がある状況に自分を常に置けているかどうか。そのための努力を行えているかどうか。

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2020/08/10

・自分なりのゴール、目的=勝利条件を設定すること。 ・その勝利条件以外は全て捨て去ること。 ・自分はいったい何者なのか、自分は本来どういう性格、体格、運命に生まれて来たのか。そういったことを無視した人生戦略に、実は極めてミスが多い気がする。 ・人間は合理的ではない。夢中でい...

・自分なりのゴール、目的=勝利条件を設定すること。 ・その勝利条件以外は全て捨て去ること。 ・自分はいったい何者なのか、自分は本来どういう性格、体格、運命に生まれて来たのか。そういったことを無視した人生戦略に、実は極めてミスが多い気がする。 ・人間は合理的ではない。夢中でいられた時間が最大の価値。 ・志をうまく見つけられていない人へのヒントは、自分がいいなと思う瞬間を集めておくこと。 ・ダメなものはダメと烙印を押されることはある意味幸せなことで、次のチャレンジへ進める。 ・何かを学ぶときに、まず実践してから基本に立ち返ることで、実戦と基本のつながりがわかる。 ・数字を設定して頑張ること。 ・ダメなものはダメと諦めて次に行くこと。

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2019/05/19

世の中には、大学に行かないと就けない職業があるからだ。もっと言えば、一流の大学に行かなければ、就けない職業だってある。

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2019/01/14

為末さんの書いていることには、激しく共感する。 考えていることをここまできちんと言語化できているところが、私なんかとは違うところだな。 道を極めるには、その道をとことん追求するよりも、人生レベル、自然法則レベルで広い視野で考えていくことが重要、と再認識。

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2018/10/08

陸上ハードル選手 為末大選手の著作。 挫折しながら、世界陸上で銅メダル獲得した選手生活。 その中で気づいたことを平易な文書でつづってある。 名言がたくさんある。

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2016/06/07

負けを生かす技術 2013/4/19 著:為末 大 著書は、2001年のエドモントン世界選手権において 男子400mハードル日本人初の銅メダルを獲得。05年経る資金世界選手権にて、再び銅メダルを獲得。トラック種目で2つのメダル獲得は日本人初。12年に現役引退を表明。 勝ちや成...

負けを生かす技術 2013/4/19 著:為末 大 著書は、2001年のエドモントン世界選手権において 男子400mハードル日本人初の銅メダルを獲得。05年経る資金世界選手権にて、再び銅メダルを獲得。トラック種目で2つのメダル獲得は日本人初。12年に現役引退を表明。 勝ちや成功の裏側には、多くの負けや失敗が潜んでいるのだ。もっと言えば多くの負けや失敗とうまく付き合うことで、勝ちや成功を手に入れてきたとも言える。 そもそも、負けや失敗とは何なのか。どのように向き合えばいいのか。さらには、勝利や成功とは何か。そこからきちんと整理ができているか。これを改めて考えているのが本書である。 本書は以下の8章から構成されている。 ①負けを恐れるな ②勝利条件を設定せよ ③強い自分を作る ④勝つヒントを知る ⑤自分を生かす選択 ⑥日常を整える ⑦お金に人生を賭けるな ⑧小さな幸せをこそ求めよ 負けや失敗は怖い。 負けたくないし、失敗したくない。 しかし、勝ちや成功だけを続けているよりは、負けたり、勝ったり、失敗したり、成功したりを組み合わせることにより人としての成長やより大きな成功を勝ち得ることができるように思う。 負けのくやしさがあるからこその勝ちの喜び。 失敗から得ることも多い。 負けながら成長し 勝ちながら成長し 失敗しながら成長し 成功しながら成長できる。 そんな人生をおくりたい。

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2014/11/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

同世代だし、言葉遣いがわかりやすいのもあって、すごく共感を覚えるのが多いです。そしてその共感以上のものも、この本から感じられたり教えられたりします。徹底した現実主義の立場からの言葉ばかりです。この本を読むと、どれだけ自分は現実に対して薄ぼんやりしていたんだろうと気付かされるところも多々ありました。為末さんが現役時代から考えたり感じたりしていたことを言語化してくれててウソがなくて考え抜いてある。それでわかりやすい。 ただ、ちょっと気になる点もあります。とくに最終章ですが、勉強を頑張っていい大学にはいるのは、そうじゃなければ一流の企業に入れないということがあるからだ、という答えを為末さんは書いていますが、それはちょっと、彼らしくない枠にハマりすぎの考え方だと思いました。現実的という観点からいえば、彼らしい現実主義なのですが、そこはそんなことのために勉強をするのではない、と多くの人は感じるのではないかな。人の役に立てるため、助けになれるため、自分のやりたいことを増やしたり深くしたりするため、知的好奇心のために勉強するのが本当なのではないか。それと、ブレないことを人生においてもよしとするところも少し安直なのではないかと思いました。たしかに、競争社会、とくにスポーツなどの厳しい競争の世界においては、それは必要なんだと納得できますが、ふつうの社会はいつも戦争ではないし、競争を常に意識していてはぎすぎすしてしまうと思います。ブレない正義ほどたちの悪いものもないでしょう。正義同士でぶつかって争うことになりますからね、争うのならスポーツだけでやってくれと思うでしょう?そんなわけで、何事に対しても、ブレないことをよしとするのは、いまの人間の成熟度からしたら無理なのではないかな。自制心が強い人であれば、ブレない考えなんかがあっても引っ込めて、譲歩できたりするとは思うのですけど。でも、心から譲歩するというのはブレですよね。頭だけで醒めた感じで譲歩するのは、自制だけかもしれない。前者は詩的だし、後者は散文的です。違う言いかたをすれば、前者は共同体的だし、後者は抗争体的です。 と、まぁ、批判ぽい事を書きましたが、本書の分量でいえばほんのちょっとのところが気になったというだけで、良い点が山ほどばかりか、溢れんばかりの本です。きっと為末さんの頭の中には思索したものがはちきれんばかりに入っているのでしょう。僕が「あっ」と感じた一番のところは、自分のストーリーを考えて、自分の文脈に合うか合わないかで選択していく、というところでした。自分のストーリーという、客観的に、それも伝記のように自分を捉えてみるという視点は無かったですね。そうやって見えてくる自分の姿って、きっとそれまで考えているよりもずっと自分らしいものなんだと思います。警句というか、アフォリズムに溢れています。そういうところは太字になっていますが、ほんとうに響く言葉でした。きっと本書でいっていることを突き詰めると、 「自助」と「利他」にもなるでしょう。そこを具体的に考えを深めていったのが本書です。多くの人の役に立つ本だと思います。

Posted byブクログ

2014/05/18

日本人が持っている、とにかく継続することが大事という固定概念が持つ危うさを指摘し、 負けを受け入れることでその後歩む道を選ぶヒントを与えてくれる。 「諦める力」とセットでどうぞ。

Posted byブクログ

2013/07/04

為末さんの本は、むやみに励ましたり、成功を鼓舞するわけではなく自然体ですんなり心にしみてきます。チームに所属することなく、一人で考え続けた人の達観のような感じです。 人に惑わされることなく、自分の人生を生き抜くことの大切さを教えてくれる一冊です。

Posted byブクログ

2013/05/16

負けたら、努力の量を増やすより、努力の方向性を考えたほうが良いと思うんだが、日本人はほんとに苦労するのが大好き。「足りね~んだよ」は体育会の口癖。足りないのは頭。

Posted byブクログ