魔法使いの弟子たち(下) の商品レビュー
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下巻も読み終えた。 ドラゴンウイルスの持つとんでもない生体防御機能が、今まで読んだ中でも最強?!な気がした。 超能力を使いこなすシーンがこれでもかと繰り広げられるし、ドラゴンウイルスが生まれた真実が明らかになったり、謎の猿が現れたりと、一体これはどうなってしまうんだ?!と目まぐるしく展開していったので、4日で上下巻を読み切ってしまった。 いろんなことが起きるし、超能力というものまで出てくるのに、こんなに読みやすいとは。 お勧めしやすいエンタメ要素満載のファンタジー小説です。
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文章がとても読みやすくてテンポも良く、のめり込んでしまって一気読みしました。 致死率100%のウイルスから生還した主人公たちが超能力を手にしたことに気が付く。主人公たちは戸惑いながらも、コントロール出来るように練習を重ねる。めぐみの「隠さなきゃいけないものなんですか」という一言からテレビに出演することになり、能力を披露する。1歩ずつ順調に進んでいるように見えたが、ある出来事をきっかけに本人すら制御することが出来ない全自動の防御システムによってどんどんと窮地に立たされていく。伏線の回収が素晴らしく、ここで繋がったか!と楽しくなりました。 将軍があちこちに乗り移るあたりの設定はしっくりこなかったです。ストーリーがすごく面白かっただけに最後の方がちょっと残念な印象でした。 個人的にはボス猿の登場あたりまでが好きです。
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致死率100%近いウイルスから生き残った3人が超能力を手にした話。冒頭から面白すぎて眠気が飛んでった。長編やけど中弛み一切なくただただ面白い。最後まで読んでここからどうする?と今後の想像が止まらん。自分が仲屋さんなら……と読了後も考えるくらい私は好き。
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ある方の読了ツイートを拝見して読みたくなった作品。その方は、人生でこんな面白い作品は滅多に出会わない、1文字もネタバレしたくない、としてあらすじすら書かれなかった。 タイトルからこんな内容の作品とは想像出来なかった。コロナの流行も経験し、作品にグイグイと引き込まれた。面白かった
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寡作すぎる井上夢人の作品。上下まとめて。 山梨県内で発生した致死率百パーセント近い新興感染症。 生還者のウィルスから有効なワクチンが作られ拡大を防ぐが、発生当初の“竜脳炎”感染者で意識が戻ったのは、三名だけだった。 病院内での隔離生活を続ける彼ら三名は、「後遺症」として不思議な...
寡作すぎる井上夢人の作品。上下まとめて。 山梨県内で発生した致死率百パーセント近い新興感染症。 生還者のウィルスから有効なワクチンが作られ拡大を防ぐが、発生当初の“竜脳炎”感染者で意識が戻ったのは、三名だけだった。 病院内での隔離生活を続ける彼ら三名は、「後遺症」として不思議な能力を身につけていることに気づき始める…。 井上夢人らしいSF小説。 「竜脳炎」から生還した主人公・仲屋京介、落合めぐみ、興津繁の3名がそれぞれ ・「千里眼」(あらゆるモノにフォーカスすることでその過去と未来が見える):京介 ・「念動力」(重量を問わず、手を触れずにモノを自在に動かせる):めぐみ ・「若返り」(90歳を超えていたのに日々若返る):興津 ・「完全防御」(ドラゴンウィルスは宿主に対するいかなる攻撃をも受け付けず、反射する):全員 という能力を身に付けてしまうのだが、“それを使って悪を倒す”的な内容ではなく 現実世界でどうやって生きていけばいいのかを考えていく、というのが前半部分の主なところ。 「若返り」だけ何か異色だが、これは実は能力じゃなさそうっていう前振りでもある。 リーダビリティの高さはさすがに井上夢人、といったところで イメージとしては宮部みゆきの『龍は眠る』とか『クロスファイア』に近いかも。 (超能力=龍/竜/ドラゴンみたいなのは不思議な共通点) 単なるSFの枠に留まらず、最初の方はパンデミック(後半も)的な要素もあるし、 vs警察とか、被害者と加害者の問題とか、面倒な相手との派手な戦いとか、色々な要素が詰め込まれているので どんな人にもおすすめできそうな内容である。 ただ…、あのラストはやっぱり腑に落ちない。 ラストに近付くにつれてどんどんと話が大きくなって、やたら雑多な情報だらけになってきたなと思ったら。。。 まぁ話の収め方としてはベターというか、若干やむを得ないのかなとも思うけれども。 謎のまま残ってるものもあるし。興津さんのもう一つの能力とか、落合めぐみの恋人のこととか。 ドラゴンウィルスの目的とかがわかるともっと楽しかったのかなぁ、と。
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いやーなんだかなー。 そういうオチ?回収不足だし浅いなー。たまにはSF系も読んでみようと思ったけどハズレ。結局何が言いたかったの?って言う作品。
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猿が暴走するあたりから少しペースダウンしてしまったが、それでも面白かった。 オチはまぁアリとして、果たして未来を変えることは出来るのか。 コロナパンデミックが宣言された2020年、 ウイルス怖いと改めて思う。
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読後の感想はとにかく、なんじゃそりゃー!!!だ。 ラストがダメ!なんでこんな終わり方?! 読書家としてガッカリだわ!! ラスト以外は素晴らしい! なんと言っても面白い!! 明日、月初で1番忙しいのに徹夜で読んだわよ。 とにかくラスト以外は良かったー!笑 すごく楽しめた(ラスト以外は!)
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とある病院で大規模な院内感染があり、その取材で現地を訪れた雑誌記者が主人公。 ウィルスは病院内だけに留まらず街中へも流出し猛威をふるい、罹患者の死亡率は95%を超える中で主人公も感染してしまうが奇跡的に生還する。生還者はたったの4名、うち1名は依然意識不明。彼らの血液から血清が作...
とある病院で大規模な院内感染があり、その取材で現地を訪れた雑誌記者が主人公。 ウィルスは病院内だけに留まらず街中へも流出し猛威をふるい、罹患者の死亡率は95%を超える中で主人公も感染してしまうが奇跡的に生還する。生還者はたったの4名、うち1名は依然意識不明。彼らの血液から血清が作られ死亡率は下がったが、生還者たちにはそれぞれ不思議な後遺症が残る。その後遺症は常識的には到底信じられるものではないのだが、ある時はポジティブに作用したものの結果的には悲劇を生み出してしまう。その現実に立ち向かう彼らはハッピーエンドにたどりつけるのか、というのが粗筋。 初めは未知なるウィルスとの闘いみたいな話かと思っていたがそうではなく、後遺症のほうがメイン。彼らを取り巻く環境が目まぐるしく変わり、とにかくいろいろ起こる。展開がすさまじい。全体的には荒唐無稽なのだが、それをエンタメとして書ききっているのがすごい。
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上下巻にするほどでなくもっと短くできたと思う。 アクションシーンに魅力がなく後半は適当に読み進めてしまった。
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