魔法使いの弟子たち(下) の商品レビュー
まあ、結末はこれしかないと言えばこれしかない。 そもそもジェットコースターというマシーンもさんざん人を怖がらせたあとにはスタート地点に戻るものだし。
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ちょっと話が荒唐無稽すぎてどうかなとも思ったけど、普段常識だと思ってることに自分の思考が囚われすぎてないかとか、考えさせられることがあった。単純に設定も面白い。上下一気に読めました。
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下巻序盤の、超常能力者に対する無理解から生じるトラブルや、37章(?)あたりからの展開は結構「いい感じ」でした。 前者は現実にある様々な軋轢にも通じる部分があって他人事じゃない感もあったし、後者はそれ以降の状況が予測できないドキドキ感を覚えたので、上巻読了時に期待したスペクタクルな展開が待っているかな、と思った次第。 けれど、結果的にはその期待は叶えられず、そして夢オチにも似た終わり方にはちょっと呆れてしまったかも。その場面では実際に能力を得ているように読めますが、見方を変えると「これってただの妄想じゃね?」とも読み取れ、スッキリしない感タップリの読了感に肩を落としてしまいまいした。
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唖然呆然、最後は…エッ!そういうオチ?…と思いながらも腹立たず。漫画的と言えばその通り。まさにローラーコースター・ノベルのスピード感に酔わされた。
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SFミステリーみたいな好きなジャンルだけど、後半からの意識の乗り移りがちょっと理解しにくかった。後、オチが勿体無いなーと思いました。
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下巻に突入し、一気読み。 井上 夢人『魔法使いの弟子たち 』 驚愕の結末・・・というか、すこし、もしや・・・と予想していたのでそんなに驚愕ではなかった。 評価別れるんだろうね。 でも井上夢人だから許そうという感じだ(僕は)。 この物語をB級サスペンスで片付けることもできるけど...
下巻に突入し、一気読み。 井上 夢人『魔法使いの弟子たち 』 驚愕の結末・・・というか、すこし、もしや・・・と予想していたのでそんなに驚愕ではなかった。 評価別れるんだろうね。 でも井上夢人だから許そうという感じだ(僕は)。 この物語をB級サスペンスで片付けることもできるけども、この物語を機に、人類の創世だとか、サイエンスの終焉だとかを考えてみると、また面白い。 そんな風にして、いろいろ考えることのできる読後感。 総合的には読み終わった後の面白さよりも、読んでいる途中の物語の動的な部分が面白かった。 ---------------- 【内容(「BOOK」データベースより)】 「後遺症」として不思議な能力を身につけてしまった“竜脳炎”の生還者三人。その能力はメディアの注目を集め、テレビ収録中に謎の死者が出る。容疑者として追われる身となった彼らは、己の能力に「最強」の特殊な力が加わっていることを知る。SF、ミステリ、そしてアクション。驚愕の終末へ。 ---------------- 【目次】 魔法使いの弟子たち 31〜51章 解説(大林望) ----------------
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致死率100%近い感染症『竜脳炎』によるパンデミック。 『竜脳炎』に感染しながらも、生き残った3人に現れた三者三様の超能力『後遺症』。 『竜脳炎』と『後遺症』による苦悩とその克服・利害関係・謎。それらがからみ合って大きな事件に発展していく。先の読めない展開で面白かったが、一つ一つ...
致死率100%近い感染症『竜脳炎』によるパンデミック。 『竜脳炎』に感染しながらも、生き残った3人に現れた三者三様の超能力『後遺症』。 『竜脳炎』と『後遺症』による苦悩とその克服・利害関係・謎。それらがからみ合って大きな事件に発展していく。先の読めない展開で面白かったが、一つ一つにもっと深みがあっても良かったかな。
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2013.9.29読了。 後半は一気に読んでしまったけど、まぁだいぶ久しぶりのSFっていうかファンタジーでした。 まさかの透視オチで、あーそうやって終わらせるのね、って思ったけど(笑)
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いや・・・。最後の形はどうなんですかね?賛否両論あると思いますが。私自身は、ちょっと逃げたかな?という感じを受けました。
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※上・下巻とも同じレビューです。 文庫本で上・下巻2冊に分かれた物語ですが、 ページ数が多いにもかかわらず一気読みしてしまったぐらい面白い物語でした。 山梨県内の病院で発生したウイルス性の感染症。 迅速に病院全体を封鎖したにもかかわらず、 猛烈な勢いで蔓延したウイルスは潜伏...
※上・下巻とも同じレビューです。 文庫本で上・下巻2冊に分かれた物語ですが、 ページ数が多いにもかかわらず一気読みしてしまったぐらい面白い物語でした。 山梨県内の病院で発生したウイルス性の感染症。 迅速に病院全体を封鎖したにもかかわらず、 猛烈な勢いで蔓延したウイルスは潜伏期間も短く猛毒性を持っていた。 「ドラゴンウイルス」と名づけられた未知の病原菌は、 感染した者をほぼ100%死に至らせるという恐ろしい細菌だったが、 その中でも仲屋京介、落合めぐみ、興津繁の三人は奇跡的に命が助かった。 三人から作られたワクチンはドラゴンウィルスの拡大を防ぐことに役立ったが、 死の淵から生還した彼ら三人は自分たちが不思議な能力を身につけていることに気づいた。 ウイルス研究所を兼ねた病院は彼ら三人を全面的に支援することを決定するが、 「後遺症」である不思議な能力をトレーニングしていくうちに、 三人を取り巻く環境や出来事は次々と不可解な方向へ転換していく。 この物語はSFでありミステリーでありアクションの要素も含んでいて、 読み始めていきなり物語の中に惹き込まれてしまいました。 物語の展開が非常にスピーディーなのもその一因だと思います。 未知のウイルスが蔓延していく様子は報道番組を見るようでもあり、 後遺症として不思議な能力を発揮し始める部分はSF的であり、 その後の展開はサスペンスやアクション物を感じさせる物語でした。 上・下巻に分かれている長編作品ですが、 通勤時間などのスキマ時間を使って一気に二日間で読みきってしまいました。 スキマ時間だけで2冊を二日間で読み切ってしまいましたので、 どれだけ本に首っ引きになっていたかお分かりいただけるかと思います。 井上夢人さんの作品で初めて読んだのは「チーム」ですが、 意外な仕掛けと展開にワクワクしながら読みました。 今回ご紹介している「魔法使いの弟子たち」はそれを超える面白さです。 SF物やアクション物がお好きな方にはオススメですし、 サスペンス物が好きな方にもオススメです。 特にラストシーンは驚いたりホッとしたりと感想は様々だと思いますが、 ぜひ読みきって心をときめかせていただきたいと思っています。
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