1,800円以上の注文で送料無料

「見えない」巨大経済圏 の商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2015/06/07

密輸や模造品、脱税に不許可販売など、あらゆる規制を潜り抜けて“自由に”ビジネスを行うインフォーマルな「ステルス市場」。全世界の労働者の約半数が従事し、その経済規模が約10兆ドルに上ると言われるこの市場に、既存の「自由主義経済」が抱える失業や格差といった課題を解決する可能性を見出す...

密輸や模造品、脱税に不許可販売など、あらゆる規制を潜り抜けて“自由に”ビジネスを行うインフォーマルな「ステルス市場」。全世界の労働者の約半数が従事し、その経済規模が約10兆ドルに上ると言われるこの市場に、既存の「自由主義経済」が抱える失業や格差といった課題を解決する可能性を見出す挑戦的な一冊。 著者は南米やアフリカの闇市とそこで働く商人たちに密着し、仕入れから販売に至るすべてをDIYで行う「システムD」の全容を明らかにするとともに、それらを単に違法だとして取り締まるのではなく、むしろ政府や大企業がカバーし切れない需給や雇用のギャップを埋める存在として認知し、共存する道を探るべきであると主張する。 ZARAやP&Gなど、自社のバリューチェーンの一部にシステムDを取り入れているグローバル企業や、ネット取引等を駆使することによってシステムDで生計を立てる先進国の個人の事例も引きつつ、アダム・スミスやシュンペーターなどマクロ経済学者の言葉も引用しながら展開されるダイナミックで奥の深い議論に、目から鱗が落ちること必至な良書。

Posted byブクログ

2013/09/17

システムDの効用 前半はシステムDの実態、サンパウロ、ラゴスのゴミ漁り、ナイジェリア、広州のコピー品、パラグアイの密輸、 P&GもシステムDの売上を当てにする、アメリカンドリームももともとはシステムD システムDによる税金の損失はあるが、経済は回っていて間接的に恩恵がある。取り...

システムDの効用 前半はシステムDの実態、サンパウロ、ラゴスのゴミ漁り、ナイジェリア、広州のコピー品、パラグアイの密輸、 P&GもシステムDの売上を当てにする、アメリカンドリームももともとはシステムD システムDによる税金の損失はあるが、経済は回っていて間接的に恩恵がある。取り締まるくらいなら商売をやめるだろう。すると逆効果になる システムDの非効率性には自然発生的な効率性が潜んでいる。非効率で利益は薄いがだれでも商売ができる。巨大企業でなくても経営者である システムDは資本の蓄積ができない=成長しない、しかし成長が必要か? システムDは余剰であるが多くの人が職を得られる 規制を簡素化することでシステムDを合法化することができる。しかし、そんなに簡単にはことは運ばない システムDの合法化に反対するのは、賄賂を受け取っている役人 インフォーマル経済と巨大ショッピングモールが共存できる世界が必要

Posted byブクログ

2013/09/06

フラット化する世界や、レクサスとオリーブの木を想起させるような内容ですが、ラゴスや広州を軸に鮮やかに統計や税収には現れないステルスのような経済圏を暴いています

Posted byブクログ

2013/08/16

生活の糧としての職業、の本質って、そもそも何かに縛られようのないことなのかしら、と考えさせられた本です。 社会契約論的な市民の枠に入っていない人々が、実は多数派なのかもしれません。 うーむ。

Posted byブクログ