「すり減らない」働き方 の商品レビュー
『「すり減らない」働き方』 常見陽平 青春出版社 2013 人材コンサルタントである著者が書いた、「普通」のサラリーマンである我々がどうすれば忙しさを減らせるかを書いた本。 最初の方では忙しさが取り巻く我々の状況をデータを元に分析しており、次に従来の時間術の批判、考察。最後にで...
『「すり減らない」働き方』 常見陽平 青春出版社 2013 人材コンサルタントである著者が書いた、「普通」のサラリーマンである我々がどうすれば忙しさを減らせるかを書いた本。 最初の方では忙しさが取り巻く我々の状況をデータを元に分析しており、次に従来の時間術の批判、考察。最後にでは、どうすれば我々はすり減らずに働けることができるかを提案している。 最初の方で押さえておくべき事項としては、総労働時間は下がっているが、忙しさは増してる。その理由として、非正規雇用の増加とサービス残業の常態化が背後にあるということだ。 非正規雇用の増加によって、正規雇用との時間格差が大きくなっているのだ。そのため、忙しい人とそうでない人の格差が大きくなり、データ上では労働時間が下がっているように見えるのだ。 次に従来の時間術の批判であるが、ここは簡潔にまとめると、これまでの時間術は書いている著者がある程度自由が効く「身分」の為、我々普通のサラリーマンにはできないことも多く、その点が現実と乖離している為、なかなか根本的な解決にならないということだ。 最後に著者の提案である。著者は普通の僕らの時間術3原則と題して 1気持ちよく 2無理しない 3怒られない これらを前提として、著者なりの色々な提案をしている そこで、私が面白い思った箇所を引用する。 サボることもじつは、大事で建設的なことなのです。物事を正攻法で考えすぎてはいけません。凡人の私たちには、そんな処世術こそ大事なのです。(p156)
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2013年出版の本のため、働き方改革やワークライフバランスなどの出る前・出始めの頃か。ただ、ここに書かれている忙しさ、残業問題(サビ残、長時間)などの根本理由は変わってない、確かに!と思った。時間術本が出続け、うまくいかない理由も納得。「気持ちよく、無理しない、怒られない」は自分...
2013年出版の本のため、働き方改革やワークライフバランスなどの出る前・出始めの頃か。ただ、ここに書かれている忙しさ、残業問題(サビ残、長時間)などの根本理由は変わってない、確かに!と思った。時間術本が出続け、うまくいかない理由も納得。「気持ちよく、無理しない、怒られない」は自分もまさに今やっている仕事の仕方。時間のゆるキャラを目指そう。 137冊目読了。
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[2019/12読み終わり]今の私には後ろ向き過ぎて合いませんでした。もう少し歳を取ったらまた読み返すかもしれません。
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前半は現代社会における忙しさの総論的な内容、後半で著者自身の経験に基づく時短術が紹介されている。時短術についてはその前段、数々のベストセラー本とも対比させ自らの”術”はふつうな人向きとのものとして紹介されているものの、やっぱりふつうの人にはちょっと無理っぽいところもちらほら。本書...
前半は現代社会における忙しさの総論的な内容、後半で著者自身の経験に基づく時短術が紹介されている。時短術についてはその前段、数々のベストセラー本とも対比させ自らの”術”はふつうな人向きとのものとして紹介されているものの、やっぱりふつうの人にはちょっと無理っぽいところもちらほら。本書の結論としては仕事における主導権を自分のものにして時間を取り戻す、ということ。そう考えるといかに他人に振り回されず、いい意味で自分本位の仕事っぷりを発揮できるか、という点がとても大事なことなのです。
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現実を直視しなさいっていうより 現実に下りてきなさい、って表現のほうが当事者には 適当な気がする。
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常見陽平『「すり減らない」働き方』を読む。 リクルートOBの人材コンサルが日本型の働き方の限界と心の持ちようを語ったもの。 データ分析に時短本の書評にと盛りだくさんですが、なにより愉快なのが著者のコラム。リクルート出身だけあり、人生の合理化に迫っておられます。 【本文より】...
常見陽平『「すり減らない」働き方』を読む。 リクルートOBの人材コンサルが日本型の働き方の限界と心の持ちようを語ったもの。 データ分析に時短本の書評にと盛りだくさんですが、なにより愉快なのが著者のコラム。リクルート出身だけあり、人生の合理化に迫っておられます。 【本文より】 ◯脳のリソースを無駄づかいしないコツ ・日々、ルーチンで食べるものなどは考える時間がムダです。 ・私も、会食など以外は、1週間の最初の段階で、どこで何を食べるかをだいたい決めています。迷っている時間は損なのです。 ・ほかにも定番品を決め、選ぶ時間を減らすというのは一つの手です。たとえば、下着などは同じ品を注文する、などです。私は下着、ワイシャツなどの定番の品は、メーカー、色、サイズまで完全に決めて、短時間で購入しています。
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タイトルが面白そうで即決したが、面白いと思えなくなったので、途中で古本屋に売却。 作者の方、スミマセン。
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「自分の代わりはいくらでも居る」という過酷な現実に気がつくかどうかだろうな。この自己相対化はある種の自己否定でもあるので結構難しい。それに気がつかない間は「俺が俺が」で走り続ける事になる。仕事で評価される事は麻薬みたいなもので過剰適応すると中毒化してやめられなくなる。そして心身を...
「自分の代わりはいくらでも居る」という過酷な現実に気がつくかどうかだろうな。この自己相対化はある種の自己否定でもあるので結構難しい。それに気がつかない間は「俺が俺が」で走り続ける事になる。仕事で評価される事は麻薬みたいなもので過剰適応すると中毒化してやめられなくなる。そして心身をボロボロにする。結果時間を無駄にする。第4章を繰り返し読む事を薦める。 時間をカネで買ってる自分は、時間をカネで売っている自分でもある。
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① 現代の『忙しさ』分析 ② 『普通の』人にもできる時間術 の2部構成。 ①はよくまとまっていて、読んだ価値があった。 特に、『忙しさ』の渦中にいる人が読むと自分の『忙しさ』を客観的に見れて良いと思う。 ②は個人的には物足りない。 「『すりへらない』働き方」というタイ...
① 現代の『忙しさ』分析 ② 『普通の』人にもできる時間術 の2部構成。 ①はよくまとまっていて、読んだ価値があった。 特に、『忙しさ』の渦中にいる人が読むと自分の『忙しさ』を客観的に見れて良いと思う。 ②は個人的には物足りない。 「『すりへらない』働き方」というタイトルに名前負けしていると思う。 ・「プチあきらめが大事」= 自分への過剰な期待をしない ・その上で、自分で主体的に使える時間が増えるように、考えぬく というコンセプトには共感した。
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本文中に、いろいろな本も紹介されていて、 その中で時間を取り戻す物語「モモ」も知る。 この「モモ」であるが評判やネットを見ているとかなり高評価でそれも読んでみようと思った。(某サイトでは在庫が無かった) このご時世で生き抜いていくには、やり過ごしていくにはという観点で書かれてい...
本文中に、いろいろな本も紹介されていて、 その中で時間を取り戻す物語「モモ」も知る。 この「モモ」であるが評判やネットを見ているとかなり高評価でそれも読んでみようと思った。(某サイトでは在庫が無かった) このご時世で生き抜いていくには、やり過ごしていくにはという観点で書かれていて、いわゆる処世術の処方箋。 なので解決策とか対処方法についてはあまり触れていない。 けど小生には読みやすかったし充分に役に立った。 『息抜きながら生き抜こう』
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