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ノックス・マシン の商品レビュー

3.2

122件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    47

  4. 2つ

    19

  5. 1つ

    5

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2025/08/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ノックス・マシン 探偵小説のルール「ノックスの十戒」の中にある”No China Man"の謎を解くためにタイムスリップした中国人だったが・・・ 表題の「ノックス・マシン」の他、ノックス・マシンの続編の2、推理小説の作中人物や作者たちがこれでもかと登場するメタフィクションの「バベルの牢獄」からなる中編集です。このミス国内部門一位。 推理小説おたく向け限定です。特にバベルは推理小説の歴史を知らないと何のことやらさっぱり楽しめないと思います。 ノックスマシンの方は、結構量子力学の基本を知らないとこれも?が多くつく作品。 いづれも読者を選びます。まあ、その筋の方々が多いこのミス受けしたのはよーくわかります。 かくいう竹蔵は、ちょっと中途半端な推理小説ファン。量子力学はちょっとは興味があって知っているくらい。 この程度の知識だと、半分くらいしか楽しめていないかと・・・まあ、なんやかやで面白かったので良しとしよう。 竹蔵

Posted byブクログ

2025/08/19

めちゃめちゃ笑える短編集 なんだけどこのミス1位を取ってしまったことで本来届かなくていい読者にも届いてしまったと思う どっちかと言うとSF寄りだと思うし… でもすごいミステリーなのは間違いないと僕は思ってます 表題より「バベルの牢獄」好みかな

Posted byブクログ

2025/04/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

プロのミステリ小説家によるミステリ小説マニアが悦ぶSF集。 なんだかずっと本棚登録してて読んでなかった本。 法月綸太郎さんの本はこれが初めまして!(たぶん邪道) クラシック探偵小説も、美術作品のように考察される対象として、考察小説があってもいいよね! ○ノックス・マシン ノックスの十戒第五項についての考察。なんでいきなり“中国人”?とミステリマニアが思っていたであろうことにストーリーをつけてみた。 タイムトラベル第一号の中国人に出会っていたからこんな項目があったのでは?ノックスの十戒を書いた日が特異点なのでは?ややこしい単語がたくさん出てくるけどそういうことで合ってる、とする。 ○引き立て役倶楽部の陰謀 アガサ・クリスティ失踪事件の考察。クラシック探偵小説にもっと造詣が深ければ…っ ○バベルの牢獄 本当に句点「。」でワームホールを作ってる!! ○論理蒸発—ノックス・マシン2 読者への挑戦状は、裂け目。たしかに物語のストーリーとは関係していないし、突くとすればそこだな。

Posted byブクログ

2024/11/30

《目次》 「ノックス・マシン」 「引き立て役倶楽部の陰謀」 「バベルの牢獄」 「論理蒸発――ノックスマシン2」

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2024/06/22

このミス1位!という帯につられて手に取った(ゴリゴリのミステリを期待していた)ため、SF感の強さに何度も挫けながら読み進めました。 知的すぎる近未来ワード(?)が多すぎて、海外作家の作品を翻訳機にかけたのかと思うくらい、読みづらさを感じました。 「引き立て役倶楽部の陰謀」は海外古...

このミス1位!という帯につられて手に取った(ゴリゴリのミステリを期待していた)ため、SF感の強さに何度も挫けながら読み進めました。 知的すぎる近未来ワード(?)が多すぎて、海外作家の作品を翻訳機にかけたのかと思うくらい、読みづらさを感じました。 「引き立て役倶楽部の陰謀」は海外古典ミステリ好きには面白く読めました。読了後はついつい古典ミステリを再読したくなります(笑)

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2023/07/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ミステリをネタにしたSF短編集。あらすじも何にも読まずに読み始めたので、最初「これはどういうこと…?」と不思議に思ったけど、一話目の『ノックス・マシン』を読みおわって納得、これはミステリを絡めたSFなんだ! 『バベルの牢獄』あたりは混乱しながらも『怪盗グリフィン対ラトウィッジ機関』を読んでいたときみたいだ…と不思議と懐かしい気持ちになったり。 法月綸太郎のSFはこうなんだ!みたいなのが全面に出ていて楽しかった。 『引き立て者倶楽部の陰謀』とかも面白い。 出てくるミステリは大体読んでたんだけど、『チャイナ橙の謎』は未読。読みたい!ってなった。 私『シャム双子の謎』もかなり好きなので…。

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2023/07/22

 まさに「奇想」という言葉が相応しい、傑作ぞろいの中編集。SFとミステリの境界的な作品だが、所謂SFミステリではなく、本作に関しては寧ろ「ミステリSF」というべきだろう。(ブクログでの評価が低くて驚いたが、「このミステリーがすごい! 2014年版」国内編1位を獲得しているらしいの...

 まさに「奇想」という言葉が相応しい、傑作ぞろいの中編集。SFとミステリの境界的な作品だが、所謂SFミステリではなく、本作に関しては寧ろ「ミステリSF」というべきだろう。(ブクログでの評価が低くて驚いたが、「このミステリーがすごい! 2014年版」国内編1位を獲得しているらしいので、それでミステリを期待して手に取ったのに中身がSFでガッカリという人が多いのだろうか。)ただ、SFとは言え大風呂敷を広げた後そのままでは終わらずきちんと畳んでいる、いや、広げすぎて若干畳み切れていないので(笑)「畳もうと試みている」と言うべきかもしれないが、作者自身があとがきで書いているように、そこはやはりミステリ作家らしいと言えるか。  本作はネタバレを読んでしまうと大幅に興を削ぐので詳しい内容については触れないけれど、よくもまぁこんな荒唐無稽な法螺話を捻りだしたな、と感心する。かなり人を選ぶ作品集なのだろうなとは思うが、その分ハマる人にはドツボにハマるはず。普通のミステリやSFから目先を変えて、一風変わった話が読みたいという人には一読の価値ありとお薦めできる。ただし、『論理蒸発-ノックス・マシン2』を読むに当たっては、一般相対論と量子力学を学びブラックホールの情報問題について熟知している必要がある(嘘です)。『引き立て役倶楽部の陰謀』は、古典ミステリに慣れ親しんでいる方が楽しめるだろう(これは本当)。僕も特段古典ミステリの有名どころを網羅し尽しているというわけではないので、実のところ登場してきた「引き立て役」の半分も知らなかったが、分からないところは雰囲気だけ楽しんで、フムフムと言っておけばいいんじゃなかろうか。

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2021/11/04

SFにミステリを絡めたのか、ミステリにSFを絡めたのか?(どちらかというと後者か) とにかく分かるような分からないような、理解したとはとても言えない感じで読み進め、そこはかとなく真実の匂いを感じた、程度の理解で終わった気がします。文系には物理とか量子とか言葉だけで抵抗感があってダ...

SFにミステリを絡めたのか、ミステリにSFを絡めたのか?(どちらかというと後者か) とにかく分かるような分からないような、理解したとはとても言えない感じで読み進め、そこはかとなく真実の匂いを感じた、程度の理解で終わった気がします。文系には物理とか量子とか言葉だけで抵抗感があってダメですね。それでも微かな匂い分の面白さはちゃんとあるところがすごいと思いました。

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2019/06/14

このミス一位ですが、ミステリを題材にしているだけで分野的にはSFですね。しかもある程度の海外古典ミステリを知らないと純粋に楽しむのは難しいと思うのでかなり読者を選ぶのではないかと思います。表題作は星新一のショートを読んだ後のような読後感で、それまでに積み重ねられるデタラメな論理の...

このミス一位ですが、ミステリを題材にしているだけで分野的にはSFですね。しかもある程度の海外古典ミステリを知らないと純粋に楽しむのは難しいと思うのでかなり読者を選ぶのではないかと思います。表題作は星新一のショートを読んだ後のような読後感で、それまでに積み重ねられるデタラメな論理の薀蓄がなんともおかしく楽しく読めましたがこれも好みがあるかもしれません。凄いと思ったのが「バベルの牢獄」でもあとがきを読んで苦労したのが必然性だったと知って笑ってしまいました。作者自身が楽しんで書いているのがよく伝わってきました。

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2019/05/26

SF的なギミックを使ってミステリを外側からメタ的に捉えた中編集。本作には古典ミステリが色々と出てくるが、真相には触れないようにしているため、ミステリ初心者でも安心して読める。さらに古典ミステリを読んでいるマニアからしたらニヤリと笑うようなシーンも。表題作の『ノックス・マシン』は小...

SF的なギミックを使ってミステリを外側からメタ的に捉えた中編集。本作には古典ミステリが色々と出てくるが、真相には触れないようにしているため、ミステリ初心者でも安心して読める。さらに古典ミステリを読んでいるマニアからしたらニヤリと笑うようなシーンも。表題作の『ノックス・マシン』は小説の自動生成を巡る議論が記憶に新しいこともあり、非常に興味深く読めた。SF的観点から見て、オチのパラドックスは予想がついたものの、そこに至るまでの世界観の構築は素晴らしい。個人的にお気に入りなのはメタの極地である『バベルの牢獄』だ。かなりの異色作ではあるが、非常に実験的で類を見ない傑作。

Posted byブクログ